BICモバイルONEってどんなサービス?概要と特徴
BICモバイルONEは、家電量販店のビックカメラが手掛ける格安SIMのサービスです。
ビックカメラ独自のサービスやサポートが充実しています。
提供元は、ドコモの関連会社であるOCNモバイルで、格安SIMの中では速度が速いという評判が多いです。
しかし、現在は新規の受付を終了しており、現在契約できるBIC SIMとは異なります。
ビックカメラが販売|OCNモバイルが運営を行う格安SIM
BICモバイルONEは、ビックカメラが販売しOCNモバイルが運営を行う格安SIMです。
110MB/日や3GB/月などの全8プランが用意されています。
ドコモ系列の子会社ということもあり、Y!mobile・UQmobileと並んで速度が速いです。
また、Y!mobile・UQmobileと比べて料金が安いため、とてもおすすめの格安SIMです。
1日単位の定額プランで使いやすい
BICモバイルONEでは、1日単位のプランが用意されています。
毎日LINEやTwitterなどを利用するだけで、あまり大きな通信をしない方にはおすすめです。
1日速度制限になっても次の日には制限が解除されるという安心感もあります。
しかし、1日定額プランは110MBと170MBしか用意されていないため、200MB以上利用する方にはおすすめできません。
毎月3GBや10GBなどのプランも用意されているため、こちらで検討しましょう。
カウントフリーサービスで上限を超えても速度制限にならない
OCNモバイル独自のキャンペーンとして、MUSICカウントフリーというサービスがあります。
SpotifyやLINE MUSICなどの人気ミュージックサービスは通信容量にカウントされず、速度制限にもなりません。
追加料金無しで特別な設定も必要なく全員が利用できます。
しかし、Youtube musicやApple musicなどの対象外のサービスもあることには注意しましょう。
バースト転送機能で快適に利用可能
OCN独自のサービスである「バースト転送機能」を利用することで快適な通信を可能にしています。
バースト機能とは、速度制限後でも高速通信と低速通信を併用することで、ある程度快適な通信を実現するための機能です。
通信の最初の数秒だけ高速通信をして、その後低速通信にすることで容量の少ないページをストレスなく利用できます。
LINE程度であっても速度制限中は読み込みに時間がかかりますが、バースト転送機能であればすぐに読み込みます。
OCNはSNSや音楽サービスを多く利用する方へのサービスが特に手厚く、連絡手段として多様する方におすすめです。
ひかりTVのエントリープランが無料で利用可能
BICモバイルONEの利用者は、アニメやバラエティが視聴できるひかりTVのエントリープランが無料で利用できます。
通常では月額350円かかるため、ひかりTVののエントリープランに興味のある方にはとてもおすすめです。
鬼滅の刃やスパイダーマンなどの人気作含め20,000本以上見放題になります。
BICモバイルONEは他社と何が違う?評判のいい格安SIMとの比較表
BICモバイルONEは他社と比較して何が違うのかを紹介します。
比較する格安SIMは、Softbank系の「Y!mobile」とau系の「UQmobile」です。
料金の安い格安SIMを探しているのであれば、mineoやIIJmioもおすすめですが、性能の高い2社を今回は比較相手として選定しました。
今回紹介する3社は、大手3社の子会社なのでライバル関係にあります。
※みんなのネット回線速度 調べ
料金やデータ量プラン、実測速度の面に関してはBICモバイルONEが他2社を圧倒する形となりました。
しかし、BICモバイルONEは低容量のデータ通信専用SIMの料金がとても安いです。
通話対応SIMの3GBは1,980円でUQmobileより高く、20GBプランになると5,335円で最も高くなります。
データ通信SIMで低容量のものがほしい方にはおすすめですが、通信量の多い方にはおすすめできません。
速度に関しては3大キャリアの中でも最も安定しているdocomo回線を利用しているため、最も良い値となりました。
BICモバイルONEだけが、支払い方法で口座振替が選べずクレジットカードのみの点も注意が必要です。
BICモバイルONEの評判は実際どうなってる?ユーザーからの口コミ一覧
BICモバイルONEの良い評判と悪い評判を紹介します。
BICモバイルONEの評判自体はあまり多くありませんが、全体的に良い評判が多いです。
良い評判:速度が速い
良い評判としては、速度が速いという内容のものが多かったです。
速度が速いという評判は全体的にかなり多い印象です。
特に他の格安SIMを使ったことのある方からの評価が高くなっています。
3大キャリアと比べたら速度は遅くなりますが、格安SIMの中では速いものを探している方にはおすすめです。
良い評判:料金が安い
良い評判としては、料金が安いという内容のものも多く見受けられました。
OCNモバイルONEをそのまま契約しても安く、特にBICモバイルONEで契約すると店舗特典もついてくるようです。
OCNモバイルONEは、どこで契約してもサービス内容と月額料金が同じですので、追加の店舗特典でお得になります。
また、低容量のプランはとても安く、大容量のプランは少し高めなようです。
悪い評判:一部の方にとっては通信速度が遅い
悪い評判としては、一部の方にとっては通信速度が遅いようです。
良い評判と反対ことを言っていますが、これには理由があります。
通信速度が遅いという評判がいくつかあり、その原因の多くは節約モードを利用しているというものでした。
節約モードとは、通信速度を2.0Mbpsに制限して通信量をノーカウントにできる機能です。
速度制限と同じ速度となってしまい、かなりストレスがかかる程度の速さのため、使う機会は考えて有効に活用しましょう。
また、大手キャリアしか使ったことがない方からは、混雑時などに遅くなるという評判がありました。
大手キャリアの回線の一部を借りているため、格安SIMでは大手キャリアより遅くなることがると覚えてきましょう。
新規契受付業務が終了
口コミとして多く見受けられたものは、やはり新規受付業務が終了したことです。
2021年12月に新規受付が終了したため、今は契約できません。
BICモバイルONEはすでにサービスが終了しているため、契約したい方は他の格安SIMを検討する必要があります。
BICモバイルONEはOCNモバイルONEを利用していたため、OCNモバイルONEでの契約を検討しましょう。
Webとドコモショップで契約でき、BICモバイルONEの頃より、料金改定でお得になっています。
また、OCNモバイルONEはビックカメラを含む多くの家電量販店のドコモ窓口で契約できます。
評判まとめ:安さについては評価が高め
評判をまとめると、全体的に安さや速度についての評価が高めです。
悪い評判がほとんどなかったため、契約者も満足して利用しているのでしょう。
料金面も速度面もサポート面も全てが良いため、おすすめできる格安SIMです。
BICモバイルONEの評判からわかったメリット|おすすめポイントは何?
BICモバイルONEの評判からわかったメリットとおすすめポイントを紹介します。
メリットを最大限に活かすことで、とてもお得に利用できる格安SIMです。
しかし、メリットを活かせない方にとってはあまりおすすめではありません。
自分の利用用途にあっているのか、メリットとおすすめポイントをもとに検討しましょう。
小〜中容量なら最安水準
BICモバイルONEは、小〜中容量であればとても安く、最安に近い水準です。
1GBまで無料の楽天モバイルや、3GB792円のNUROモバイルなどさらに安いSIMはあります。
しかし、これらは回線がとても弱く特に昼などの混雑時には速度制限に近い速度になります。
BICモバイルONEは、混雑時や速度制限時の快適さや普段の通信速度が段違いです。
一方で、10GBを超える大容量の場合にはあまりお得感はなく、音声対応SIMの場合も容量が大きい場合は他のSIMを検討しましょう。
主にWiFi接続で利用している人はお得に使える
BICモバイルONEは、低容量では最安級で契約できるため、Wi-Fi接続メインの方はとてもお得です。
光回線やモバイルルーターなどのWi-Fiがあり、外出先では連絡を取る程度でほとんど通信量を消費しない方にはとてもおすすめです。
通信容量のプランを、3GB/月や110MB/日などの低容量にすることで1,000円前後に抑えることができます。
スマホの利用が多い方でも、通信の多くを自宅のWi-Fiはモバイルルーターでまかなえる場合はスマホを低容量にして契約しましょう。
OCN光とのセット割引がある
BICモバイルONEは、OCNモバイルのサービスを利用しているため、OCN光とのセット割を適用できます。
月額220円という小さな割引ではありますが、格安SIMで割引が適用できることは多くありません。
元から安い料金を、さらに少しでも割引できることは大きなメリットでしょう。
OCN光ではキャンペーンも多く開催しており、特に1月〜5月開催の新生活応援キャンペーンでは6ヶ月無料です。
長く使う場合は他の光回線のほうが安い場合もありますが、光回線をお探しの方には、検討の余地のある光回線でしょう。
BICモバイルONEはここがイマイチ|評判から見えたデメリット
BICモバイルONEの評判からわかったデメリットとイマイチなポイントを紹介します。
まずは格安SIM全てに共通することですが、大手キャリアより速度が出ないことが挙げられます。
格安SIMの中では速いですが、大手キャリアよりは遅くなることを理解しておきましょう。
また、大容量での契約は割高になります。
そして最も大きいデメリットが、すでに新規の受け付けを終了しているため、契約するのであればOCNモバイルONEになります。
大手キャリアに比べると速度は出ない
BICモバイルONEに限らず、格安SIM全てに言えることですが、大手キャリアより速度は出ません。
大手キャリアでは実測速度160Mbps程度ですが、BICモバイルONEでは71Mbps程度です。
70Mbpsの速度が出ていれば動画やゲームなども全く問題なく利用できますが、混雑時にはその差が顕著になります。
これまで大手キャリアしか利用したことがなく、格安SIMに変えた方は混雑時に驚くかと思いますが、これが料金の差となっています。
混雑するような時間帯に、通信速度が落ちると困ると思う方は大手キャリアでの契約を検討しましょう。
また、現在は大手キャリアでも、ahamo・LINEMO・povoといった格安プランが用意されています。
大容量利用をしようと思うと高額になる
BICモバイルONEは、大容量のプランで契約するとあまり安くありません。
容量ごとの料金を、ライバルである「Y!mobile」と「UQmobile」と比較します。
自分が利用したい容量が安い水準なのかを把握するためにご利用ください。
また、BICモバイルONEでのみデータ通信専用SIMと通話対応SIM両方扱っていますが、他2社は通話対応SIMのみです。
表で比較した通り、大容量のプランではBICモバイルONEはあまりお得ではありません。
また、光回線とのセット割を利用することを前提条件とすると低容量プランでも料金に差がないことがわかります。
自分の利用条件(ネット回線)に合わせて契約するプランを決めましょう。
光回線が全く別のもの、もしくは導入しないのであればBICモバイルONEが最もお得です。
※現在のOCNモバイルONEでは料金改定があり、データ通信専用SIMでは3GB858円で契約できます。
補足:BICモバイルONEは2021年12月に受け付け終了
何度か触れてきましたが、BICモバイルONEは2021年12月に新規の受け付けを終了しました。
現在は、ビックカメラではBIC SIMが契約可能ですが、BICモバイルONEとは別のものです。
BICモバイルONEは、ビックカメラでの取り扱いを辞めて現在ではネットとドコモショップのカウンターで取り扱ってます。
また、家電量販店のドコモ窓口でも契約することが可能です。
ビックカメラでの受け付け終了後の新料金プランではさらにお得になっており、一層おすすめの格安SIMになっています。
BICモバイルONEはOCNモバイルONEに移行済み|OCNモバイルONEとは?
BICモバイルONEはOCNモバイルONEに完全に移行しました。
では、OCNモバイルONEとは現在どのような概要になっているかを紹介します。
NTTコミュニケーションズが運営するドコモ系の格安SIMであることは変わらず、ドコモショップで契約できるようになりました。
また2022年4月から新料金プランが発表されており、20GB以上の大容量プランの取り扱いが廃止されます。
NTTコミュニケーションズが運営する格安SIM
NTTコミュニケーションズが運営する格安SIMで、通信性能の高さと料金の安さを両立しています。
大容量のプランの取り扱いは終了しており、最大でも10GBまでしか契約できません。
ドコモショップ扱っているプランとの兼ね合いで、大容量プランはドコモのギガホで契約してもらいたいという狙いでしょう。
また、大容量のプランで契約したいのであれば格安SIMは実はあまりおすすめできず、大手の方が安い場合があります。
大容量で検討している方は、格安SIMだけでなく大手キャリアの料金プランも確認してみましょう。
全国のドコモショップでサポート対応可能
OCNモバイルONEは、全国のドコモショップで契約でき、サポートもしてもらえます。
格安SIMは、無店舗でネットでのサポートのみというプロバイダが多い中、OCNモバイルはドコモでサポート対応してもらえます。
格安SIMを契約したいけど、ショップでの対応もしてほしいという方にもおすすめです。
2022年4月からの新料金プランは大幅値下げになると発表
OCNモバイルONEは、2022年4月から新料金プランが開始することが発表されています。
現在も新料金プランへの移行段階で、4月からは大容量プランと1日単位の契約がなくなります。
音声通話対応SIMが月間1GBで770円で契約できるようになり、OCN光セット割を適用すると、550円です。
毎月のデータ通信量が1GB以下で自宅の光回線がOCN光の方は、550円でスマホが持てるため、かなりおすすめです。
BICモバイルONEとOCNモバイルONEは何が違う?
BICモバイルONEとOCNモバイルONEの違いについて紹介します。
最も大きな違いとしては月額料金が下がったことで、BICモバイルONEのときよりも10%以上安くなっています。
ライバルの「Y!mobile」と「UQ mobile」だけでなく、他の有力な格安SIMを突き放すような料金設定となっています。
他社も追随してくるかと思いますが、現状最もおすすめできる格安SIMとなりました。
また、キャンペーンに関してはビックカメラ独自のものがなくなったため少なくなっています。
月額料金:全体的に10%以上の大幅値下げ
OCNモバイルONEの新料金プランでは、全体的に大幅な値下げが行われました。
初期費用等に関しては据え置きで、月額料金が安くなったため単純にお得になりました。
料金に関しては以下の通りです。
通話対応SIMが770円から契約できるようになっただけでなく、全てのプランで値下げが行われています。
最も大きい値下げとしては、音声通話対応SIMの10GBで、1,012円の割引となっています。
データ通信専用SIMの3GBは858円で契約でき、他の格安SIMと比較しても最安級でさらにお得になりました。
光セット割を利用すると、今は音声通話対応SIMが550円から利用できる時代です。
キャンペーン内容:ひかりTV無料キャンペーンは削除
BICモバイルONEでは用意されていた、ひかりTVのエントリープラン無料キャンペーンは廃止になりました。
月額385円相当のキャンペーンではありますが、6GB以上のプランであれば月額料金の差額で回収できます。
ひかりTVのエントリープランを利用していて、3GBプランを利用していた方は損になってしまいます。
サポート対応:ビックカメラからドコモショップに変更
BICモバイルONEではサポート対応がビックカメラでしたが、OCNモバイルONEではドコモショップです。
BICモバイルONEの際は、サポート対応は有料オプションでしたが、OCNモバイルONEではオプションは不要になりました。
近くのビックカメラで対応してもらっていた方にとっては、ドコモショップに行く手間が増えますが、今まで通り電話対応はしてもらえます。
かなりサポート対応の敷居が下がったと言えるでしょう。