大手キャリアで5Gの提供が始まったことをうけ、格安SIMでも5G回線の利用が始まりました。しかし、5G回線に対応しているかどうかは、格安SIMによって異なります。
そこで、本記事では、5G対応した格安SIMのおすすめと、5G回線のメリットやデメリット、あなたに合った5G対応格安SIMの選び方を紹介します。
■ 5G対応のおすすめ格安SIMが分かる
■ 5G対応格安SIMのメリット・デメリットが分かる
■ 5G対応格安SIMの選び方が分かる
\当サイトおすすめの格安SIM 3選/
5G対応の格安SIM9選|料金プランや速度の速さまで徹底比較
5Gとは、スマートフォンや携帯電話などで利用される第5世代移動通信システムのことです。2022年8月時点で主流となっているシステムは「4G LTE」で、4G LTEと比べた場合、「高速」「大容量」「低遅延」「同時接続」という特徴があります。
5G回線をを簡単に言うと、より速く、より大容量に、より低遅延、よりたくさんの端末が接続できる新しい通信システムです。
今回紹介する格安SIMはどの会社もおすすめです!
楽天モバイル:第4のキャリアとしてデータ無制限で利用可能
楽天モバイルは、2020年4月より、ドコモ、au、ソフトバンクに次ぐ第4のキャリアとして提供しています。楽天モバイルのポイントは「シンプル」です。
利用プランは「Rakuten UN-LIMIT」1種類、利用料金はデータ利用量に応じて変化するものの、20GB以上利用した場合はどれだけデータ利用しても、月額3,278円です。
ほかの3キャリアと比較した場合、料金面で言えば楽天モバイルが圧倒的に安いです。しかし、楽天回線がカバーしているエリアは、ほかの3キャリアと比べると狭く、これからが勝負です。
もしもあなたが住んでいるエリアが楽天回線に対応しているのであれば、おすすめしたい格安SIMです。
NUROモバイル:トリプルキャリア対応の格安SIM
NUROモバイルは、格安SIMの中でもトリプルキャリアに対応している格安SIMです。今回紹介したNEOプラン、NEOプランLiteを契約したい場合はドコモ回線、NEOプラン(Lite含む)以外のプランを契約したい場合は、ドコモ、au、ソフトバンクから回線が選択可能です。
NUROモバイルをメインで利用したい場合は、NEOプラン(Lite含む)がおすすめです。その中でも1ヶ月のデータ容量が20GB以上使う可能性がある場合は、NEOプランがおすすめで、20GB以上利用することがほとんどない場合はLiteがおすすめです。
Y!mobile:店舗で契約できるソフトバンクのサブブランド
Y!mobileは、ソフトバンクのサブブランドとして運用している格安SIMです。そのため、ソフトバンクユーザーが格安SIMへの乗り換えを検討している場合は、候補に入れてほしい格安SIMです。
なぜソフトバンクからの乗り換えにY!mobileをおすすめするかというと、実店舗が多く、Webサイト経由での申し込みが苦手な方でも契約しやすいからです。
ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアを利用する場合、Webサイトなどで契約することはほとんどなく、ドコモショップや家電量販店などで契約することが一般的です。しかし、格安SIMは、Webサイト経由で申し込みすることが一般的です。
Y!mobileの場合は、店舗が多く、場合によってはソフトバンクショップと併設している場合があるため、店舗に行けば申し込みができるという安心感があります。Y!mobileであれば、キャリア利用と同じような感覚で利用可能です。
UQモバイル:au回線と同水準の品質で料金がお得
UQモバイルは、au回線のサブブランドとして展開しています。そのため、UQモバイルの特徴はY!mobileと似ています。その中でも、UQモバイルの回線品質は他の格安SIMと比べても品質が高いという特徴があります。
格安SIMで利用している回線は、キャリアの回線を間借りして運用しているため、お昼や夕方などの混雑する時間帯では通信速度が遅くなる場合があります。とくにお昼時間は非常に遅くなるケースが多く、使い物にならない場合も珍しくありません。
しかし、UQモバイルの場合は、お昼や夕方などの回線が混雑する時間帯でも通信速度が落ちづらく、auユーザーと近い水準で回線速度を維持しています。
そのため、auユーザーが料金を安くしたいのであれば、まずはUQモバイルを検討しましょう。
J:comモバイル:J:com利用ユーザーにおすすめ
J:comモバイルは、ケーブルテレビやインターネットプロバイダのJ:comが手掛けている格安SIMです。そのため、他のJ:comサービスを利用しているユーザーがJ:comモバイルを利用することで、お得な利用が可能です。
表で紹介した「Aプラン ST10GB」は、月額料金:2,178円でデータ容量が10GBです。しかし、他のJ:comサービスを利用している場合は、同じ料金でデータ利用量が倍の20GBまで使えます。
J:comユーザーがJ:comモバイルを利用する場合は、料金面でも他の格安SIMと比較しても引けを取らないため、J:comモバイルを利用するのであれば、インターネットプロバイダをJ:comにするなど、他のJ:comサービスとセットで契約することをおすすめします。
IIJmio:端末とセットがお得
IIJmioは、過去には「みおふぉん」など、昔から格安SIMを盛り上げてきた、老舗の会社です。そのため、他の格安SIMと比べた際に、サービスなどは業界の中でもスタンダードといえるようなサービスを提供しており、格安SIMの中では優等生というイメージです。
そんなIIJmioのおすすめポイントは、端末を豊富に取り扱っている点です。端末を取り扱っていた場合でも、スペックが低いが端末代も安いスマホしか取り扱っていない、もしくは端末を全く取り扱っていない会社が珍しくありません。
IIJmioの場合は、iPhone、アンドロイド端末それぞれバランスよく取り扱っているため、格安SIM乗り換えのタイミングで端末も新しくしたいのであれば、IIJmioがおすすめです。
mineo:他にはないサービスを提供している格安SIM
mineoは、NUROモバイルと同じく3キャリアに対応した格安SIMです。mineoの特徴は、ユーザー目線に立った、他の格安SIMにはあまりお目にかかれないサービスを提供しています。
たとえば「ゆずるね。」という無料のオプションサービスは、格安SIMが混雑しやすいお昼の時間に「スマホを利用しない」(通信を他の人にゆずる)ことで、様々な特典が受けられるサービスです。
また「フリータンク」という無料のオプションサービスは、mineoの全ユーザーでデータ容量をシェアするサービスです。データが余りがちな方はフリータンクに余ったデータを入れて、データが足りない人はフリータンクからデータを引き出すことが可能です。
他の格安SIMにないサービスに魅力を感じるのであれば、mineoがおすすめです。
LINEMO:ソフトバンクのオンライン専用プラン
LINEMOは、ソフトバンクブランドが提供しているオンライン専用の格安SIMです。店舗で契約可能なソフトバンクやY!Mobileに比べると、店舗でサポートが受けられないかわりに、オンライン専用にしていることで、低価格を実現しています。
回線はソフトバンク回線を利用しているため、通信速度は安定しています。また、コミュニケーションツールとして有名な「LINE」に関してはモバイルデータを消費しないという特徴があります。
LINEMOをおすすめしたいユーザーはソフトバンクユーザーで、店舗などの対面サポートをほとんど利用しない方であれば、ソフトバンクとほぼ同等の品質で料金が安いLINEMOに乗り換えを検討しましょう。
ahamo:ドコモのオンライン専用プラン
ahamoは、ドコモが提供しているオンライン専用の格安SIMです。特徴はLINEMOと同じく、店舗では契約できないかわりに、オンライン専用でシンプルな料金プランを設定することで、月額料金を抑えています。
当然ながら回線はドコモ回線を利用しているため、通信品質は他の格安SIMと比べた場合、圧倒的に高品質です。ドコモでは、サブブランドを展開していないため、ドコモと同品質の回線を低価格で利用するのであれば、ahamoしかありません。
ahamoはオンライン専用のため、ドコモショップや電話サポートは受けられません。そのため、トラブルなどがあった場合は、あなた自身で調べる必要があります。
ドコモユーザーで、ドコモショップや電話サポートが不要であれば、ahamoに乗り換える価値ありです。
5G対応の格安SIMを利用するメリット3選
4G LTEではなく、5G対応の格安SIMを利用するメリットを紹介します。5G対応している格安SIMであれば、5Gを利用した方がお得なことが多いです。
大容量、品質向上、複数端末に同時接続が5G回線のメリットです
大容量のデータを通信できる
5G対応の格安SIMを利用するメリットの1番目は大容量のデータが通信できることです。 実際には4G通信の倍以上のスピードでデータ処理ができることで、大容量のデータでも速く通信できるというのがポイントになります。
特に、2時間以上で画質の良い映画など、ファイル容量が非常に大きくなるような場合や、仕事などで大容量のファイルの受け渡しを頻繁にやっている場合は、4G回線に比べてかなり短い時間でファイルやり取りができるようになります。
通信品質が向上する
5Gは4人よりも通信時の遅延が少ないという特徴があります。無線環境の場合、有線環境に比べた場合、どうしても通信時の遅延が発生します。しかし技術の進歩により5G回線は、4Gに比べて遅延がかなり低減されます。
通信品質が向上する最大のメリットは、リアルタイムでのやりとりです。例えば相手の画像や資料などが表示されるオンライン会議の場合、通信環境によっては会話にラグが発生する、もしくは固まってしまう場合がありました。
しかし、5Gの場合は、通信速度の向上とともに通信の遅延が軽減されているため、リアルタイムでやりとりをするオンライン会議であっても、ラグが少なく利用可能です。
また、オンラインゲームなどでも力を発揮します。オンラインゲームは、相手の状況と自分の状況がネットを通じてやりとりされるため、短い時間でたくさんの通信が発生しています。
オンラインゲームでは、通信遅延が発生する無線は、有線環境に比べて不利とされてきました。しかし、5Gの登場により、有線環境とほぼ変わらない環境でゲームができるかもしれません。
複数のデバイスに同時接続できる
5G通信は、4G通信と比べて通信速度が速く、遅延が少ないため、4Gよりも複数のデバイスに同時接続できます。今後、インターネットを利用する端末が増えていくことが予測されるため、通信品質が高い5G回線がおすすめです。
5G対応の格安SIMを利用する3つのデメリット
5G対応格安SIMのデメリットを紹介します。今回紹介するデメリットは、すぐに解決できないケースが多いため、時間が経過することで改善される可能性があります。
5G回線は新しい技術のため、通信エリアが狭いことが一番の弱点です!
通信対応エリアが限られている
2022年8月時点では、5G回線に対応している通信エリアは限られています。今後広くなっていく予定ではありますが、今すぐにエリアが急拡大することは残念ながらありません。
そのため、通信エリアが利用できない場所に住んでいる方にとっては、5G回線が使いたくても使えないという状況が発生します。
また、5G回線が使える場所に住んでいるといっても、移動先では5G回線が使えないなど、場所に左右されるという欠点があるため、あなたの生活圏内全て使えるかどうかは、キャリア毎に用意されている5Gエリア対応状況を確認しましょう。
ドコモ回線の場合:https://www.docomo.ne.jp/area/
au回線の場合:https://www.au.com/mobile/area/
ソフトバンク回線の場合:https://www.softbank.jp/biz/mobile/network/map/
楽天回線の場合:https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/
5G通信は対応機種でないと使えない
5G通信というのは、5G通信に対応したスマートフォンでないと利用できません。そのためあなたが利用しているスマートフォンが5G通信に対応していない場合は、5G対応スマートフォンを購入する必要があります。
5G通信に対応しているスマートフォンは、当然ながら4G対応スマートフォンよりも価格設定が高くなりがちです。そこまで高いお金を払ってまで5Gに対応すべきなのかというのは、あなた次第です。
しかし、5G通信に関係なく、スマートフォンの買い替えを検討しているのであれば、5G通信対応したスマートフォンを購入することをお勧めします。
5G回線は、今後エリアが拡大されることは間違いないですし、あなたが住んでいるエリアで5G通信が利用可能になったにもかかわらず、5G通信対応端末を持っていない場合、また買い換える必要があります。
5G対応スマホもたくさん出ているため、これから購入する、もしくは乗り換えを検討しているのであれば、5G通信対応スマホを購入しましょう。
5Gプランは料金が高くなる可能性がある
5G対応の料金プランは、これまでの料金プランよりも高くなる可能性があります。5G回線対応のオプションサービスの加入が必要、5G回線専用の料金プランが設定される場合があります。
月額料金が高くなる理由は、4G通信よりも5G通信の方が通信品質は高いからです。ただし、今回紹介した格安SIMは、5G通信が無料で利用可能です。
【絶対に失敗しない】5G対応の格安SIMを選ぶときのポイント
格安SIM会社は、日本国内で100社以上あります。その中であなたに合った5G対応の格安SIMを選ぶポイントを紹介します。
今回紹介した5つのポイントの中でも、通信エリア、月額料金、通信速度があなたに合っているか確認しましょう。
5G通信対応エリア内の格安SIMを選ぶ
5G対応格安SIMを選ぶ上で、最初に検討することは、あなたが生活している場所が5G通信エリアに該当するかどうかです。格安SIMに対応している回線(ドコモ、au、ソフトバンク)の5G通信エリアを確認しましょう。
例えば、ドコモは対応しているけどauは対応していない、auは対応しているけどソフトバンクは対応していないなど、キャリアによって対応エリアが異なります。
あなたが普段生活・行動する範囲内で、5G回線が一番広く利用可能なキャリアに対応した格安SIMを選びましょう。
月額料金の安い格安SIMを選ぶ
格安SIMのデメリットで紹介しましたが、5G対応プランは4G対応プランよりも料金が高くなる場合があります。また、5G対応が有償オプションサービスになる場合もあります。
せっかく格安SIMで5Gを利用するのであれば、格安SIMの一番の特徴でもある「料金が安い」というメリットを活かすするためにも、月額料金が安い格安SIMを選ぶことをおすすめします。
数十円程度であればあまり気にならないかもしれませんが、1ヶ月で数百円から千円以上開きがある場合は、高くなった金額分のメリットがあるかどうかを考えましょう。
通信速度の実測値が速い格安SIMを選ぶ
格安SIMは、大手キャリアの回線を間借りして運用しているため、大手キャリアに比べて通信速度が遅くなりがちです。4G回線に比べて速いと言われている5G回線であっても、大手キャリアの5G回線の方が格安SIMの5G回線よりも高速です。
また、格安SIMの中でも、通信速度は会社によって異なります。通信速度が異なる理由は、UQモバイルのようなサブブランド展開している場合や、間借りしている回線以外の部分で通信品質を上げるための投資を行っているなどです。
格安SIMに限らず、携帯電話の通信速度は最大値と実測値の2種類が存在します。通信速度の最大値はメーカーが公表している速度です。しかし、通信速度の最大値が出ることは、大手キャリアであってもありません。
通信速度の最大値が出ない理由は、実際の通信ではほかの電波に邪魔される、壁などの障害物に邪魔をされるなど、何かしら通信の邪魔になる要素があるからです。
通信速度の実測値というのは、スマホを実際に利用し、通信速度を測定するアプリなどを使って計測した値です。実測値は、格安SIM会社で公表する場合もあれば、有志の方がSNSやホームページなどで公開するなどがあります。
格安SIM会社で公表する場合は、通信速度が遅くなりやすいお昼や夕方などで毎日または定期的に計測した値を公表していることが多く、参考になります。
有志の方がSNSやホームページなどで計測した値は、時間帯などが考慮されていない場合があるものの、格安SIMM同士の通信速度を比較するための参考値としては優秀です。
評判や口コミが良い格安SIMを選ぶ
格安SIMは、大手キャリアよりも料金が安いかわりに、サービス面では、例えば「大手キャリアよりもできることが限られている」「ユーザーサポートが弱い」など、サービスが大手キャリアより弱いという特徴があります。
しかし、格安SIMの中には、大手キャリアに近いサービスを提供しているなど、ユーザーからの評判が良い会社も当然ながらあります。比較している格安SIMの月額料金が同じ位であれば、評判の良い格安SIMを選びましょう。
特に、大手キャリアから格安SIMに乗り換えることを検討している場合、格安SIMは、サービス面では大手キャリアよりも劣ると分かっていても、いざ乗り換えた後には「大手キャリアと違う」と感じるケースがままあります。
評判や口コミが良い格安SIMとは、大手キャリアのサービスに近い、もしくはそれに変わるサービスを提供していることが多いため、多少料金が高くなったとしても口コミ評判の高い方が、満足して使えるにちがいありません。
キャンペーン特典がお得な格安SIMを選ぶ
格安SIMを選ぶ基準の最後に紹介する項目は、キャンペーン特典です。格安SIMは、色々な会社がサービス提供していることもあり、料金プランやサービス内容が似通ってしまう場合があります。
あなたに合った格安SIMを選ぶ際、5G対応エリア、値段、通信速度、口コミ評判などを検討した結果、1つに絞れないケースがよくあります。
利用したい格安SIMがどうしても1つに絞れない場合は、キャンペーン特典がお得な格安SIMを選びましょう。格安SIMで行われる主なキャンペーンは、基本料金を数カ月間割引、通話し放題などのオプションサービスを数カ月間割引、回線とセットで購入する端末の割引などがあります。
【3ステップ】5G対応の格安SIMに申し込むには?利用開始までの流れを解説
あなたに合った格安SIMが選べるようになったら、後は格安SIMに申し込みするだけです。そこで、5G対応の格安SIM申し込み方法を紹介します。
格安SIMの申し込みは、インターネット経由で申し込む方法が主流です!
STEP①:申し込み手続きに必要なものを準備する
5G対応の格安SIMを申し込むために必要な最初のステップは、申し込み手続きに必要なものを準備することです。申し込み手続きに必要なものは、「本人確認書類」「料金の支払い先」「スマートフォン(5G対応端末)」です。
「本人確認書類」は、運転免許証やパスポート、保険証などの身分を証明するものが一般的です。
次に「料金の支払い先」として、クレジットカードや銀行口座などが必要です。格安SIMの中には、口座引き落としに対応していない場合が多いため、可能であればクレジットカードを用意しておくことをおすすめします。
最後はスマートフォンです。スマートフォンで注意する点は2点です。1点目は、今利用している端末が5Gに対応しているかどうかです。もう1つが、格安SIMが利用している回線に対応しているかどうかです。
あなたが利用しているスマートフォンが5Gに対応しているかどうかは、購入元に確認する、もしくはキャリアのホームページなどで確認可能です。
あなたが利用しているスマートフォンが回線が対応しているかどうかは、例えばドコモ回線に対応している格安SIMを利用する場合は、ドコモ端末かSIMフリー端末が必要です。
対応していない回線のスマートフォンを利用している場合は、申し込み先の格安SIM会社で端末を購入する、回線が対応していない場合は、スマートフォンを「SIMロック解除」するかのいずれかの方法が必要です。SIMロック解除は、Webや電話、店舗などで対応可能です。
なお、別のキャリアから乗り換えで、電話番号を引き継ぎたい場合はMNP番号が必要です。MNP番号は、乗り換え元の会社で発行する必要があります。MNP番号発行はインターネットや電話、店舗などで発行可能です。
STEP②:Webサイトから申し込む
ほとんどの格安SIMは実店舗がないことが多いため、格安SIMを申し込む際は、Webサイトから申し込みを行います。実店舗がある格安SIM会社でもWebサイトから申し込みが可能なため、わざわざ店舗に行くことなく手続きを行うことが可能です。
格安SIMの申し込みが初めての場合、戸惑いを感じるかもしれません。しかし、インターネットショッピングなどを行ったことがある方や、Webサイトからなにかしらの申込みをした方であれば、同じような流れで格安SIMの申し込みが行えるため、不安に感じる必要はありません。
Webサイトで申し込むメリットとしては、オプションサービスなどが必要かどうかを冷静に考えられる点です。店舗で契約する場合、店舗スタッフが「おすすめ」するオプションサービスを、中身を理解しないまま契約する、なんてことが発生する場合があります。
しかし、Webサイトから申し込む場合はそんな心配は無用です。あなた自身でオプションサービスが必要かどうかを納得するまで考えることが可能です。
STEP③:端末を受け取ったら初期設定をする
格安SIMの申し込み後は、数日から数週間程度で端末もしくはSIMカードが届きます。Webサイトから申し込みした際に端末も一緒に購入した場合は、購入した端末にあらかじめSIMカードがセットされています。端末を一緒に購入しなかった場合は、SIMカードのみ届きます。
端末もしくはSIMカードが届いた後は、初期設定を行います。端末もしくはSIMカードと一緒に初期設定の説明書が同梱されている、もしくは格安SIMのWebサイトから手順を確認し、設定を行うことで晴れて格安SIMで利用可能になります。
なお、端末を購入した場合は、あらかじめ初期設定がされていることがあります。初期設定されている場合は、スマートフォンの電源を入れればすぐに利用可能です。
格安SIMの5Gに関するよくある質問は?
最後に、5G回線の格安SIMでよくある質問をまとめました。特に、キャリアから乗り換えを検討する場合は、勝手が異なるケースがあるため、必ず確認しましょう。
特に5G回線の対応エリアは忘れずに確認しましょう!
各格安SIMの5G対応エリアの確認方法は?
格安SIMの5G対応エリアの確認方法は、格安SIMで利用されているキャリア回線のホームページで確認可能です。例えば、NUROモバイルでドコモ回線を利用している場合は、ドコモ回線のホームページで確認します
ドコモ回線の場合:https://www.docomo.ne.jp/area/
au回線の場合:https://www.au.com/mobile/area/
ソフトバンク回線の場合:https://www.softbank.jp/biz/mobile/network/map/
楽天回線の場合:https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/
eSIMと5G通信に対応しているキャリアはある?
eSIMとは、物理的なSIMカードを利用せず、本体に内蔵されているSIMを使います。格安SIMと契約した後は、SIMカードの抜き挿しは発生せず、各社のホームページから手続きするだけで通信可能です。
eSIMのメリットは、物理的なSIMカードが不要なため、オンラインなどで契約した場合、すぐに利用できる点です。また、SIMカードの抜き挿しがないため、端末やSIMカードが故障するリスクが下がります。
今回紹介した格安SIMの中では、楽天モバイル、Y!mobile、UQモバイル、IIJmio、LINEMO、ahamoが対応しています。
5GのSIMカードのみ契約ってできる?
格安SIMで、5GのSIMカードのみの契約は可能です。さらに言えば、格安SIMでは、端末を取り扱っていない会社が多く、SIMカードのみの契約が基本です。
5GのSIMカードのみで契約する場合は、5Gに対応したスマートフォンをあらかじめ用意しておく必要があります。スマートフォン単体で購入する場合、Amazonや楽天といったオンラインショップやスマホ専門のネットショップ、新品・中古スマートフォンを取り扱っている店舗などで購入します。
まとめ:5G対応の格安SIMの種類は豊富|利用目的に合う端末を選ぼう
日本で提供しているすべてのキャリアで5Gに対応しているため、5G回線を利用可能な格安SIMが増えています。そのため、格安SIMの特徴とあなたの利用目的に合った格安SIMを選ぶことが求められます。
どの格安SIMが良いか迷うのであれば、本記事で紹介した格安SIMから、あなたが一番興味を持った会社を選ぶことをおすすめします。
5G提供エリアはこれからどんどん拡大されていくため、今から準備を行い、あなたの利用する場所が5G回線に対応した場合は、すぐに利用していきましょう。
eSIMと5G通信に対応しているキャリアはある?
5GのSIMカードのみ契約ってできる?