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WiMAXの新機種を完全解説-旧機種との差はどこにある?

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WiMAXの新機種、どこが変わったんだろう?

WiMAXの新機種に興味がありますね。

毎年のように新機種が発表されるWiMAXにおいて、旧機種との違いは結構わかりづらいものです。

2021年の年末にかけて、ホームルーター:HOME 5G L12とモバイルルーター:5G X11が発表されました。

旧機種と比べて良くなった点、悪くなった点を細かく紹介していきます。

WiMAXを検討している方の参考になれば幸いです。

【この記事でわかること】
2021年のWiMAX新機種が旧機種と変わったところ。良くなった点・悪くなった点。
5G対応端末のメリット・デメリットについて

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サービス名

 

GMOとくとくBB

Broad WiMAX

Broad WiMAX ロゴ

カシモWiMAX

月額料金(税込)・初月~2ヶ月目:1,474円
・3ヶ月目~35ヶ月目:3,784円
・初月:1,397円
・2ヶ月目~:3,883円
・初月:1,408円
・2ヶ月目~:4,378円
端末代金550円/月(36回)一括払い:21,780円(税込)
分割払い:605円(税込)×36回
605円/月(36回)
契約期間なしなしなし
詳細GMOとくとくBBの詳細を見るBroad WiMAXの詳細を見るカシモWiMAXの詳細を見る

WiMAX端末の最新機種を詳細分析、概要と特徴は?

ホームルーター:HOME 5G L12


製品名Speed Wi-Fi HOME 5G L12
製造元NECプラットフォーム株式会社
対応ネットワーク5G、4GLTE、WiMAX2+
SIMロック解除不要(SIMフリー端末)
対応周波数5G:n28、n41、n77、n78、n79、n257

4G:Band1、3、18、41

重量約446g
同梱物ACアダプタ、つなぎかたガイド
寸法W101×H179×D99㎜
UIMカードバージョンau Nano IC Card 04 LE U
OSWindows 11/10/8.1
有線LAN規格1000BASE-T/1000BASE-TX2ポート
無線LAN規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)
最大同時接続数5GHz:20台

2.4GHz:20台

かんたん接続WPS、QRコード
本体色ホワイト

コンセントにつなぐだけで家用のWi-Fiルーターになる便利な製品です。

5Gに対応して、下り最大2.7Gbpsの高速通信を実現します。

LANポートもあるので、HOME 5G L12とパソコンなどの端末機器はLANケーブルで有線接続し、より安定した通信することが可能です。

モバイルルーター:5G X11


製品名Speed Wi-Fi 5G X11
製造元NECプラットフォーム株式会社
対応ネットワーク5G、4GLTE、WiMAX2+
SIMロック解除不要(SIMフリー端末)
対応周波数5G:n28、n41、n77、n78

4G:Band1、3、18、41、

重量約174g
ディスプレイ約2.4インチ
同梱物ご利用にあたっての注意事項、つなぎかたガイド
寸法W136×H68×D14.8㎜
UIMカードバージョンau Nano IC Card 04 LE U
バッテリー容量4,000mAh
バッテリー使用時間連続通信時間:約490分

連続待ち受け時間:約400分

OSWindows 11/10/8.1  macOS 12~10.9
無線LAN規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz)
Body-SAR値1.175W/㎏
本体色チタニウムグレー/スノーホワイト

4,000mAhの大容量バッテリーで、家でも外でも持ち運び出来て利用する場所を選ばない便利なポケット型Wi-Fiです。

Wi-Fi6という規格に対応していて、Wi-Fi5の最大速度867Mbpsより1,38倍高速化し最大1.2Gbpsの超高速通信を実現しています。

別売りのアンテナ内蔵クレードルを装着すると、クレードルがアンテナとなりより安定した5G通信が可能です。

WiMAX端末の最新機種は旧モデルと比べて何が違う?ひと目でわかる比較表

Speed Wi-Fi 5G X11と旧機種の比較

Speed Wi-Fi 5G X11WX06W06WX05
運営会社UQコミュニケーションズ
端末代金0円~21,912円(税込み)0円~16,500円(税込み)0円~16,500円(税込み)0円~4,180円(税込み)
実質速度下り最大1,2Gbps下り最大440Mbps下り最大1,2Gbps下り最大440Mbps
月額料金プロバイダ各社の料金プランによる
利用可能プロバイダ各種WiMAX代理店で利用可能

WiMAXは取り扱いしているプロバイダの数が非常に多いので、料金や本体価格はプロバイダによります。

特に本体料金はキャンペーンによって無料になっている場合も多いので、しっかりとチェックしましょう。

月額料金もプロバイダによって違いが大きな項目です。

初月から数か月は無料のプランがあったり、2年~3年の契約期間は大幅に月額料金が割引されるプランもあります。

月単体で見ていると比較しづらいので、料金は契約期間の総支払金額で見ることが大事です。

比較表からもわかるようにWX06はW06より新しい機種ですが、最大速度はW06に劣ります。

新機種なら全ての性能で上回っていると思い込んでいると、WX06のように前機種を下回る場合もありますので、油断せずにひとつひとつチェックするようにしてください。

ホームルーター:HOME 5G L12と旧機種の比較

HOME 5G L12HOME 5GL11
運営会社UQコミュニケーションズ
端末代金0円~21,780円(税込み)
実質速度下り最大2.7Gbps
月額料金プロバイダ各社の料金プランによる
利用可能プロバイダ各種WiMAX代理店で利用可能
同時接続台数42台32台
重量446g599g
OFDMA対応非対応
バンドステアリングありなし

HOME 5G L12の前の機種であるL11と比較してみました。

基本的性能はほとんど変りません。

しかし通信における機能はL12の方が優れています。特に大事なのが「OFDMA」と「バンドステアリング機能」です。

「OFDMA」は、同じ帯域の無線信号を複数の通信機器で分け合える機能です。

これまではOFDMが主流で、一つの帯域を一つの機器が専用で使う方式でした。この場合同時に接続しようとすると通信が遅延したり速度が落ちてしまうデメリットがありました。

「バンドステアリング」は、2.4GHzと5GHzという二つの周波数を自動的に切り替える機能で、より安定してつながる周波数を自動で選んで接続してくれます。

この二つの機能のおかげで同時接続出来る機器も10台増加して、42台になっています。

これほどの台数を同時につなぐ機会はないかもしれませんが、機能面ではL12が優れている証明になりますね。

WiMAX最新機種の口コミは実際どうなっている?ユーザーからの率直な意見

ホームルーター:HOME 5G L12


利用する場所を選ばない

HOMEルーターは電源さえあればどこでも使えるのが最大のメリット。

旅行先などでも本格的なインターネット接続ができるのはうれしいですね。

ポケット型Wi-Fiはクレードルがないと有線接続ができませんが、HOMEルーターはLANケーブルが2台挿せるようになっているので、より安定した通信を外出先でも楽しめます。

工事不要で利用出来る

電源さえあれば使えるので、当然面倒な開通工事は必要ありません。

開通工事は休みの日に必ず立ち会わなければならなかったり、時間もかかったりでとにかく手間ですよね。

また、マンションによっては構造や契約の問題で、自分が希望するインターネット回線が選べない場合があります。

5G回線が安定して繋がれば最適な通信になりますので、一度試してみる価値はありますね。

通信途切れが発生している

5Gエリアはまだまだ限定的です。

5Gが安定してつながらないエリアでは、通信が途切れる現象が報告されています。

ファームアップで改善される場合もあるようですが5Gのアンテナが整備されていない場合は、無理して5Gにつなげようとしないで、4G LTEにつなげるようにしておいた方が安定感は増します。

プラスエリアモードに通信制限がある

2022年2月から、月間の通信量は縛りがなくなり無制限になっています。

しかし、通信の公平性を保つために、短期間で大量のデータ消費がある場合は通信が制限されます。

制限は3日で15GBです。かなり緩めの制限ではありますが、この容量を超えて通信する方は契約を避けた方が無難です。

もう一点注意すべきは「プラスエリアモード」の通信制限です。

WiMAXにはオプション契約によって、通信エリアを拡張する「プラスエリアモード」があります。

より安定して通信出来ますが、こちらには月間15GBの制限があります。

この容量を超えると128Kbpsに速度制限されてしまいます。

128Kbpsはほとんど使い物にならないレベルの通信制限なので、この制限には十分に注意しましょう。

モバイルルーター:5G X11


WiFi6対応で速度が速い

Speed Wi-Fi 5G X11は最新の無線規格「WiFi6」に対応していて、従来のWiFi5と比べて約1.4倍通信速度が速くなっています。

また、利用する周波数も電波干渉を起こしにくい5GHz帯と、障害物に強く遠くまで届きやすい2.4GHzの両方に対応しているので、より安定した通信を実現しています。

見た目より軽い

Speed Wi-Fi 5G X11の大きさは今までの機種と比較して、かなり大きい印象を受けます。

WX06は111(幅)×62(高さ)×13.3(奥行)mm。重量は約127gでした。

対してX11は136(幅)×68(高さ)×14.8(奥行)mm。重量は174gです。大きさ、重さ共に増えていますね。

大きさの割に軽いという評判もあるようですが、手に持ってみた感覚を気にいるかどうかはかなり個人差がありますので、好みがわかれるところではありますね。

バッテリーの持ちが悪い

WX06のバッテリー容量が3,200mAhだったのに対し、X11は4,000mAhに改善されています。

連続通信時間も490分と改善されてはいるのですが、人によっては物足りなく感じるでしょう。

ツイート文にもありますが、バッテリー容量に不安がある場合はGalaxy 5G Mobile Wi-Fiをおすすめします。

5,000mAhで連続通信時間も約1,000分で、X11の約2倍です。

これだけの性能があれば安心して使えますね。

本体が大きくて使いづらい

前機種のWX06が軽くてコンパクトな印象だった為に、X11の大きさと重さはより際立ってしまいます。

バッテリー性能を重視すれば、その分重量や大きさが上がってしまいますので、メーカーとしても頭の痛いところです。

持ち運んで使うものなので大きくて重いものはストレスになります。

コンパクト性と軽さを求める人は今回の新機種は見送った方が無難ですね。

WiMAX最新機種を選ぶ時の注意点、新しいだけで選んではダメ?

5G機種の利用はおすすめできない

2022年5月現在でも、主流の通信は4Gです。

4Gと5Gが混ざっているエリアでは、切り替わるタイミングでもう一方の電波を掴みにいって電波が途切れる現象が多数報告されています。

アップデートによって改善されることもあるようですが、より通信の安定を求める場合は4Gに固定するしかありません。

5Gの高速通信に魅力を感じているなら、もう少し5Gエリア拡大を待ってから契約しましょう。

プラン/端末料金が高い

WiMAXはポケット型Wi-Fiとしては、月額料金が高額です。

期間WiMAX 5GWiMAX 2+
~2か月目2,090円2,999円
3か月~36ヶ月目3,894円3,753円
37ヶ月目以降4,708円4,413円

最初の3か月は新プランの方が安く設定されていますが、それ以降は5Gプランの方が高くなっています。

料金で選ぶなら、クラウドWi-Fiの方が安く利用出来ます。

例えば、「ZEUS WiFi」というクラウドWi-Fiなら無制限プランはありませんが、格安プランがあります。

ギガ並盛20GBギガ大盛40GBギガ特盛100GB
1~6ヶ月目(特盛は10ヶ月目)980円1,680円1,980円
7ヶ月目以降(特盛は11ヶ月目)2,178円2,948円3,828円

100GBの大容量プランでも価格はかなり安くすみますので、とにかく安いポケット型Wi-Fiを探しているならクラウドWi-Fiがおすすめです。

5G対応エリアが限定的

各キャリア5Gエリアの整備を進めてはいますが、まだまだ5Gエリアは限定的です。

エリアマップを見れば、5Gエリアは都市部周辺に限られているのが良く分かります。

4Gがメインのエリアでは、通信の途切れも多く報告されています。

超高速通信には期待ですが、安定感を求めるのであればもう少し待った方が良いですね。

4Gエリアでは4G機種と速度がほぼ同じ

最大速度では5G端末が2.7Gpbs、4G端末は867Mbpsとなっています。

3倍以上の速度で超高速通信出来ます。

しかし、その恩恵を受けられる5Gエリアは整備中なので、ほとんどの場合まだ4Gに接続されるでしょう。

その場合の通信速度は、4G対応でも5G対応機種でも大体同じ50Mbps~60Mbpsになります。

まだまだ5G対応機種が、本領発揮できる場所は少ないのが現実なんですね。

4G機種は在庫限りで販売が終了する

旧WiMAXが進化して2013年ごろからWiMAX2+になり、2020年3月には旧WiMAXのサービス停止が発表されました。

その間およそ7年です。5G通信も普及するにはそれなりの時間がかかるでしょうが、2020年くらいからサービス開始しているので2020年半ばくらいには、WiMAX2+のサービス停止が発表されるのではと予想しています。

2022年の現時点でも、4G対応端末はプロバイダの在庫次第で終了になります。

5Gが全国に行きわたっていない状況では、4Gの方がつながりやすいので4G端末が人気になる可能性もあります。

まだ4G回線の速度で十分という人は、取り扱いしている代理店に早目に問い合わせてみましょう。

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WiMAX最新機種を選ぶメリットは?こんな場合は最新機種を選ぼう

旧機種の不満点を改善している

X11は重くなり大きくもなりました。

コンパクトさを求めるなら、今回の新機種はデメリットでしかありません。

また、大きくはなりましたがタッチパネルも採用していません。

操作性も悪くなっている印象ですね。

操作性や持ち運びの便利さを求める方は、次回以降の新機種のスペックを判断した方が良いでしょう。

接続安定性が高まる

2022年現在、5Gエリアの整備は思ったようには進んでいないのが現実です。

コロナ禍による工事の遅れ、通信端末が高くて普及しない。

そもそも4G通信でほとんどの人が満足する通信が出来ている…。様々な理由が挙げられるでしょうが、WiMAXにおいてもエリアが整備されないと5G対応端末を選ぶメリットが無いといえます。

しかも、4Gと5Gが混在している場合、切り替わる時に通信が途切れる事象が多く発生しているので安定した利用にはまだ時間がかかるでしょう。

生活圏が5Gメインエリアになってくるようなら、検討の余地ありですね。

速度が旧モデルより向上している

基本的に新機種が発表されると、通信速度もより速くなっているのが普通です。

しかし、W06の後に発表されたWX06は通信速度がわずかですが遅くなっていました。

新しい機種なので当然速くなっているだろうではなく、しっかりと確認することが大事です。

WiMAX最新機種に関するよくある質問は?

これから発売予定のWiMAX新機種の噂はある?

Wi-Fi 5G X11の発売は2021年10月でした。Speed Wi-Fi HOME 5G L12 は2021年11月です。

WiMAXは毎年年末にかけて新機種を発表するのが通例なので、時期が近づいてきたら情報をよりチェックしましょう。

現時点で新機種の情報はありませんが、(2022年5月現在)今後必ず新機種が発表されますので、スペックと生活圏の5Gエリアの状況を総合的に判断することをおすすめします。

5G回線対応のWiMAX新機種はある?

今回紹介している「Speed Wi-Fi 5G X11」はNECの製品です。

2021年発表の新機種なら、サムソン製の「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」もあります。

Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの基本スペック
発売日2021年4月
メーカーサムソン
通信速度下り最大:2.2Gbps 上り最大:183Mbps
サイズW147×H76×D10.9㎜
重量203g
バッテリー容量5,000mAh
連続通信時間約1000分

X11よりもさらに大きくて、重いのが分かります。

反面バッテリー容量は大幅に改善されていて、一日中使っていてもバッテリー切れを起こす心配がありません。

バッテリー性能で選ぶなら「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」ですね。

speed wi-fi 5g x11はどこで手に入れられる?

X11はau・UQ WiMAXなどの販売元のほか、代理店経由でも取り扱いがあります。

キャンペーンを利用したいなら代理店経由の契約をおすすめします。

なるべく運営実績が長くて信用のあるプロバイダを選びましょう。

例えば、この4社のプロバイダは老舗と呼ばれるような実績のある会社です。

キャンペーンも豊富に展開しているので、しっかりとチェックして契約に進んでくださいね。

まとめ:WiMAXは新規契約なら新機種から選ぶのがおすすめ

WiMAXはかなり早いペースで新機種を発表してくるキャリアなので、契約はしっかり新機種の性能・スペックを見極めたうえで進める必要があります。

新しいから大丈夫だろうではなく、必ず詳細にチェックしましょう。

今後、新機種は全て5G対応になります。

新機種の性能だけではなく、5Gエリアの整備も重要なポイントです。

WiMAXの月額料金は、決して安くはないのでエリアと新機種の性能、どちらも考慮しないと満足度が下がってしまいます。

年末恒例の新機種発表に向けて、こまめなチェックが必要ですね。