電波が届けばどこでもインターネットが使えるポケット型Wi-Fi。
都市部から離れた田舎の場合、あまり電波が届かないのでは?と不安に感じる方はいませんか?
不安に感じる必要は、ありません。
日々技術が進歩しているのでさまざまなポケット型Wi-Fiが登場し、余程のことが無い限りどのポケット型Wi-Fiも使えない地域は年々減ってますよ。
本記事では、田舎で使う場合におすすめできるポケット型Wi-Fiの紹介を中心に、選び方、繋がらない場合の対処法などをまとめました。
田舎住みの場合でも、ポケット型Wi-Fiは快適に使えるので安心してくださいね。
※本記事で記載している金額は、特記が無い限り全て税込みです。
・田舎で使う場合におすすめのポケット型Wi-Fi
・ポケット型Wi-Fiの選び方
・おすすめポケット型Wi-Fi
・電波が届きにくい場所
・繋がらなかった時の対処法
・よくある質問と答え
ポケット型Wi-Fi名 | ゼロ縛りWiFi | ZEUS WiFi | Chat WiFi |
月額料金 | ≪縛りなし契約プラン≫ 30GB:3,300円 50GB:3,850円 70GB:4,180円 | ≪フリープラン≫ ギガ並盛フリー(20GB):2,618円 ギガ大盛フリー(40GB):3,278円 ギガ特盛フリー(100GB):4,708円 | ≪縛りなしプラン≫ 20GB:2,600円 50GB:2,980円 200GB:4,928円 |
≪1年契約プラン≫ 30GB:2,805円 50GB:3,355円 70GB:3,685円 | ≪スタンダードプラン≫ ギガ並盛(20GB) 1~5ヶ月目:980円 6ヶ月目以降:2,178円 ギガ大盛(40GB) 1~5ヶ月目:1,480円 6ヶ月目以降:2,948円 ギガ特盛(100GB) 1~10ヶ月目:1,980円 11ヶ月目以降:3,828円 | ≪1年契約プラン≫ 20GB:2,280円 50GB:2,600円 200GB:4,690円 | |
月間データ容量 | 30GB/50GB/70GB | 20GB/40GB/100GB | 20GB/50GB/200GB |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 →キャンペーンで1,000円割引 | 3,300円 |
通信速度 (実測値) | 情報なし | 下り速度:19.28Mbps 上り速度:12.33Mbps | 下り速度:20.37Mbps 上り速度:10.61Mbps |
お試し期間の有無 | なし | なし ※あんしん解約サポートあり | なし |
※通信速度の実測値は『みんなのネット回線速度』から引用
田舎でもポケット型Wi-Fiは使える?「クラウドSIM」なら電波が繋がりやすい
田舎で使う時におすすめは「クラウドSIMタイプ」のポケット型Wi-Fiです。
クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiがおすすめの理由として、“幅広いエリアで繋がりやすい”ことが挙げられます。
なぜクラウドSIMは繋がりやすいと言われるのか、どのエリアが使えるのかなどを解説します。
クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiは、使えるエリアが広いと評判ですよ。
クラウドSIMの電波が繋がりやすい理由
クラウドSIMの電波は繋がりやすいと言われる理由は、“現地の最適なSIM情報を直接ダウンロードされる”からです。
通常の物理SIMカードの場合、挿入されているSIMカードのキャリアの回線が使えるエリアしか対応していません。
ドコモSIMならドコモのエリア。ソフトバンクSIMならソフトバンクのエリアのみに対応しています。
そのため、SIMカードのキャリアが対応していないエリアは、電波が届きません。
一方でクラウドSIMは、物理SIMカードを使わず“直接クラウドサーバーから直接最適なSIM(回線)情報をダウンロード”されます。
そのため、どこかの回線が対応していれば、通信はできるのです。
日本国内の場合、ドコモ・au・ソフトバンクのLTE回線に対応しています。
LTE回線は、携帯電話(スマホ)と同じ回線です。建物や障害物に強いプラチナバンドと言われる周波数帯のことですね。
携帯電話が使えるエリアであれば、使えると言っても過言ではありません。
3キャリアの回線が使えるということは、例えば、ソフトバンクが対応していないエリアでも、auなら対応しているケースも出てきますね。
1つのキャリアだけではなく、3キャリアのどこかの電波が使えるので、クラウドSIMは繋がりやすいと言われています。
WiMAXよりもクラウドSIMの方が提供エリアは広い
クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiと比較されがちなのがWiMAX。WiMAXよりクラウドSIMの方がエリアは広いです。
WiMAXの提供エリアは“WiMAX 2+”、”au 4G LTE”、”au 5G”に対応している場所のみです。
都心部であれば大きな問題はありませんが、田舎の場合、場所によっては圏外になる可能性があります。
一方で、クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiだと、3キャリアのいずれかの電波を使えます。
WiMAXが圏外の場合でも、クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiだと電波が届く場合がありますよ。
上限なしプランや高速通信で魅力的なWiMAXですが、エリアの広さは圧倒的にクラウドSIMに軍配が上がりますね。
田舎住みなら「クラウドSIM」がおすすめ
エリア面の理由で、田舎住みならクラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiをおすすめします。
ポケット型Wi-Fiを契約しても、使いたい場所で圏外だと契約した意味がありませんよね。
使いたい場所で電波が届くかが気になるなら、各キャリアのエリアマップで調べられますよ。
1つ注意点があり、クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiは、2022年10月時点で“5G通信に非対応”です。
エリアマップ上で対応していたとしても、Wi-Fiルーターが対応していないため、5G通信は使えません。
とはいえ、技術はどんどん進歩しています。待っていれば対応する可能性があるので、クラウドSIMでも5Gに対応するのを待ちましょう。
田舎住みにおすすめのポケット型Wi-Fiの選び方-損しないために意識すべきコツ-
ポケット型Wi-Fiを契約するなら、満足できるものを契約したいですよね。エリアの対応状況はあくまで最低条件です。
失敗しないためには、“実質料金の安さ”、”使用通信データ量”、”キャンペーン有無”、”お試しの可否”、”利用期間”の5つのポイントを押さえましょう。
田舎で使うとはいえ、選び方のコツは都心部で使う時と大きな違いはありませんよ。
クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiは、エリア面や実測値にあまり差はありません。
料金やデータ通信量、利用期間を中心に比較すると失敗するリスクを減らせますよ。
実質料金が安い端末を選ぶ
1つ目の選び方は、“実質料金が安いポケット型Wi-Fiを選ぶ”ことです。
ここでいう実質料金は、“割引やキャッシュバックなどのキャンペーンを含めた料金”を表します。
例えば、月額料金が4,000円のA社と月額料金が3,600円のB社という2社のポケット型Wi-Fiがあるとします。
A社は半年間月額料金が1,000円引きのキャンペーンを実施中、B社は特にキャンペーンは実施していないと仮定しましょう。
一見すると月額料金の安さはA社が上回っていますよね。ここで、B社のキャンペーンの割引を含めた料金を計算してみます。
B社:3,600円×12ヶ月=43,200円
※1年間利用する場合で計算
こうして比べると、B社よりA社の方が実質料金は安いことがわかりますね。
複数のポケット型Wi-Fiで悩んだ場合、実質料金で比べると最安がどこか調べられますよ。
毎月使うデータ容量に応じた端末を選ぶ
2つ目の選び方は、“使用データ容量に応じたポケット型Wi-Fiを選ぶ”ことです。
各社、さまざまなデータ容量のプランを展開していますよね。少ない場合は10GB、多い場合は200GBプランが提供されています。
あまり使わないのに100GB以上のプランを契約しても、コスパが高いとは言えませんよね。
反対に、がっつり使うのに50GBのプランを契約しても月途中で上限に到達してしまい、速度が低下してしまう可能性が出てきます。
インターネットで何をするかによって、使用データ量は変わります。
契約する前にポケット型Wi-Fiを使って何をするかを考えて、最適なデータ容量があるポケット型Wi-Fiを選びましょう。
キャンペーン特典が充実している端末を選ぶ
3つ目の選び方は、“キャンペーンが充実しているポケット型Wi-Fiを選ぶ”ことです。
契約するならキャンペーンがあると、嬉しいですよね。
ポケット型Wi-Fiのキャンペーンとして、よくあるのは“キャッシュバック”、”月額料金割引”、”初期費用割引”です。
クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiで主流のキャンペーンは、月額料金割引が多い印象がありますね。
元の月額料金が安く設定されているポケット型Wi-Fiもあるので、キャンペーンを重視しすぎて逆に損をするのは本末転倒です。
キャンペーンの充実さで選ぶ場合は、実質料金も合わせてチェックしましょう。
利用期間を決めてから端末を選ぶ
4つ目の選び方は、“利用期間を決めてからポケット型Wi-Fiを選ぶ”ことです。
ポケット型Wi-Fiには、契約期間が定められているプランと、契約期間なしプランの2つがあります。
契約期間があるプランは、解約金がかからない月(更新月)以外に解約すると解約金が発生します。
縛りがある分、月額料金が安めに設定されていたり、キャンペーンで割引があったりしますよ。
一方で契約期間なしのプランは、最低利用期間(1ヶ月なことがほとんど)以降はいつ辞めても解約金がかかりません。
気軽に辞められる反面、契約期間ありのプランに比べると、月額料金は高めに設定されている傾向があります。
長期的に使う場合は、契約期間ありプランが安く使えますし、1年も使う予定が無ければ、契約期間なしプランが気軽に契約できますよ。
どのくらい使うかを事前に決めてから、契約するようにしましょう。
無料お試しできる会社を選ぶ
5つ目の選び方は、“無料でお試しができるポケット型Wi-Fiを選ぶ”ことです。
一部、一定期間お試しができるポケット型Wi-Fiが存在します。
クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiを始めて使う場合、本当に使えるエリアは多いのか、満足できる速度が出るのかなど、気になりますよね。
そんな不安を払拭するために、お試し制度が導入されているポケット型Wi-Fiがあります。
およそ30日間(1ヶ月)の期間が設けられていることがほとんどですが、30日間もあればある程度の使い勝手はわかりそうですよね。
確実性を求めている場合は、お試しが無料でできるポケット型Wi-Fiを選ぶと安心できますね。
田舎住みにはコレが最適!おすすめのポケット型Wi-Fi(クラウドSIM)5選
田舎住みにおすすめのポケット型Wi-Fiを5つ紹介します。
今回は、都心部以外でも使えるエリアが広い、クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiから選定しました。
ポケット型Wi-Fi名 | ゼロ縛りWiFi | ZEUS WiFi | Chat WiFi | hi-ho Let’s Wi-Fi | THE WiFi |
月額料金 | ≪縛りなし契約プラン≫ 30GB:3,300円 50GB:3,850円 70GB:4,180円 | ≪フリープラン≫ ギガ並盛フリー(20GB):2,618円 ギガ大盛フリー(40GB):3,278円 ギガ特盛フリー(100GB):4,708円 | ≪縛りなしプラン≫ 20GB:2,600円 50GB:2,980円 200GB:4,928円 | ≪ライトプラン≫ 1日4GB:3,828円 ※120GB相当 | ≪THE WiFi 100GB≫ 100GB:3,828円 |
≪1年契約プラン≫ 30GB:2,805円 50GB:3,355円 70GB:3,685円 | ≪スタンダードプラン≫ ギガ並盛(20GB) 1~5ヶ月目:980円 6ヶ月目以降:2,178円 ギガ大盛(40GB) 1~5ヶ月目:1,480円 6ヶ月目以降:2,948円 ギガ特盛(100GB) 1~10ヶ月目:1,980円 11ヶ月目以降:3,828円 | ≪1年契約プラン≫ 20GB:2,280円 50GB:2,600円 200GB:4,690円 | ≪通常プラン≫ 1日7GB:4,730円 ※210GB相当 | ≪THE WiFi FiT≫ 1GBまで:1,298円 5GBまで:1,628円 20GBまで:2,068円 40GBまで:2,596円 100GBまで:3,960円 | |
月間データ容量 | 30GB/50GB/70GB | 20GB/40GB/100GB | 20GB/50GB/200GB | 1日4GB/1日7GB | 100GB 従量制 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 →キャンペーンで1,000円割引 | 3,300円 →キャンペーンで0円 | 3,300円 |
通信速度 (実測値) | 情報なし | 下り速度:19.28Mbps 上り速度:12.33Mbps | 下り速度:20.37Mbps 上り速度:10.61Mbps | 下り速度:29.74Mbps 上り速度:7.99Mbps | 下り速度:17.97Mbps 上り速度:9.33Mbps |
お試し期間の有無 | なし | なし ※あんしん解約サポートあり | なし | なし | あり (30日間) |
キャンペーン | なし | 月額料金割引 ※スタンダードプランのみ | 事務手数料1,000円割引 | 事務手数料無料 月額料金割引 | 4ヶ月間の利用料金0円 THE WiFiポイント付与※2 ※100GBプランのみ |
契約期間 | 縛りなしプラン:契約期間なし 1年契約プラン:1年間 | スタンダードプラン:2年契約 フリープラン:契約期間なし | 縛りなしプラン:契約期間なし 1年契約プラン:1年間 | 2年間 | 2年間※3 |
※ 通信速度の実測値は『みんなのネット回線速度』から引用
※ キャンペーンは2022年10月時点の情報です。
※1 2022年10月4日以降の新規申込の場合、選択不可
※2 SAISON CARD Digitalに入会必須
※3 レンタルサービス契約は最低利用期間が24ヶ月間、THE WiFiサービスは契約期間なし
契約期間の設定があるプラン、ないプランの2パターンが提供されているポケット型Wi-Fiが多くありますね。
・ZEUS WiFi:2年契約プランだと割引適用で神コスパに
・Chat WiFi:超大容量の200GBプランあり
・hi-ho Let’s WiFi:初期費用0円&割引適用でお得
・THE WiFi:クラウドSIMには珍しく従量制プランあり
ゼロ縛りWiFi:土日祝対応のカスタマーサポートあり
ゼロ縛りWiFiは、“土日祝も電話サポートを受けられるポケット型Wi-Fi”です。
ゼロ縛りWiFiは、1年契約と契約期間なしの2つのプランから選べるポケット型Wi-Fiです。
1年契約のプランだと2,805円から、契約期間なしプランでも3,300円(ともに30GB)と、リーズナブルな料金で使えます。
また、何かあった時の電話サポートですが、“土日祝も対応”しています。
トラブルがあった時に、平日・休日問わず電話窓口に問い合わせできるのは、心強いですよね。
不測の事態に備えたサポート体制を重視している方に、ゼロ縛りWiFiはおすすめです。
ZEUS WiFi:2年契約プランだと割引適用で神コスパに
ZEUS WiFiは、“長く利用する予定があるなら、キャンペーンでお得に使えるポケット型Wi-Fi”です。
ZEUS WiFiは、スタンダードプラン(2年契約)とフリープラン(契約期間なし)の2つがあります。
スタンダードプランは2年の縛りがありますが、契約後最大10ヶ月間、大幅に月額料金が割引されます。
最安で20GBが980円(5ヶ月間)で使えます。非常にコスパが良いと言えますね。
一方、フリープランは他社に比べると月額料金が高めです。そのため、契約期間なしを希望する場合は他社を選ぶ方が安く使えますよ。
2年間使い続ける予定で、安く使えるポケット型Wi-Fiを探しているなら、THE WiFiはおすすめです。
Chat WiFi:超大容量の200GBプランあり
Chat WiFiは、“100GB以上使えるクラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fi”です。
Chat WiFiは、1年契約プランと契約期間なしプランの2つがあります。
また、他社であまり見かけない“200GBプラン”を扱っているのが特徴です。
できれば上限なしのポケット型Wi-Fiが欲しいけど、WiMAXは電波が届かないかもしれないと不安の方でも安心ですね。
また、SIMのみ契約も受付中なので、既に端末を持っている場合は、SIMカードのみを契約するのありですよ。
100GBじゃ足りなさそうと不安な方に、Chat WiFiはおすすめです。
hi-ho Let’s WiFi:初期費用0円&割引適用でお得
hi-ho Let’s Wi-Fiは、“2年間使うならお得に使えるポケット型Wi-Fi”です。
hi-ho Let’s Wi-Fiは、1日4GB使えるライトプランと、1日7GB使える通常プランの2つがあります。
2022年10月時点で実施しているキャンペーン『もっと!鬼コスパキャンペーン』では、“月額料金割引”と”事務手数料無料”を実施しています。
ライトプランは24ヶ月間、通常プランは12ヶ月間3,278円で使えるので、非常に安く使えますね。
契約期間が2年かつ、本体代が発生するため、短期利用には向いていませんが、2年間きっちり使うのであればお得ですよ。
長期利用を前提に考えており、1日のデータ通信量が極端に多くないのであれば、hi-ho Let’s Wi-Fiはおすすめです。
THE WiFi:クラウドSIMには珍しく従量制プランあり
THE WiFiは、“従量制プランが提供されており、使う容量が月によってばらばらな場合でも対応できるポケット型Wi-Fi”です。
THE WiFiは100GBプランと、1GBから100GBまでの5段階に分かれたTHE WiFi FiT(従量制プラン)の2つがあります。
毎月100GB程度使うなら、割引キャンペーンがあるので100GBプランがおすすめです。
一方で、月によって使う、使わないが違うのであれば、使わない月は安くすむTHE WiFi FiTがおすすめですよ。
また、30日間お試し制度が設けられているので、使用感が確かめられるのは安心できますね。
毎月の利用量がバラバラで、支払いの無駄を無くしたい方にTHE WiFiはおすすめです。
田舎でポケット型Wi-Fiの電波が繋がりにくい場所はどこ?
エリアが広いポケット型Wi-Fiでも、電波が届きにくい場所はあります。
特に、田舎だと繋がりにくいと言われる場所が多く存在します。
山間部や通信提供エリアラインの境目付近などが、該当しますね。
事前に繋がりにくい場所を把握しておきましょう。
山間部
ポケット型Wi-Fiに限らず、電波を受信して通信する機器は山間部に弱いです。
電波を発する基地局(アンテナ)が、離れれば離れるほど電波は弱くなりますよね。
そのため、繋がりにくい状態になってしまうのです。
通信機器は、電波が届かなければ繋がらないので、電波が弱くなる山間部は繋がりにくいと言われています。
金属類で密閉された空間
金属類で密閉された空間もポケット型Wi-Fiの電波は届きにくいと言われています。
これは、金属類が持っている性質が原因です。
金属類は電波を通しにくい性質があるので、密閉された空間だと電波が届きにくくなる可能性がありますよ。
例を挙げると、エレベーターの中が該当します。エレベーターの中で通信の調子が悪いと感じた経験はありませんか?
エレベーターを囲むカゴは、金属で覆われています。
また、密閉もされているので電波を通しにくい作りになっているのです。
ちなみに、コンクリートも電波を通しにくい素材ですが、密閉されていなければ窓などから屋外の電波を拾える可能性がありますよ。
通信提供エリアラインの境目付近の場所
提供エリアが圏外になるかならないかの境目付近も、電波が届きにくい場所と言われています。
提供エリアギリギリのラインの境目は、電波が不安定になりがちです。
アンテナバーが立っていて、圏外ではないのに通信速度が安定しない現象を”パケ詰まり”と言われます。
パケ詰まりを起こしてしまうと、電波は繋がっている状態なのに、インターネットが遅くて使い物にならなくなってしまいます。
電波が不安定なことからエリアの境目は、パケ詰まりが起こりやすい場所なので注意が必要ですね。
田舎住みでポケット型Wi-Fiの電波が繋がらない?今すぐできる対処法
ポケット型Wi-Fiが調子悪いと感じた時、すぐにできる対処法をまとめました。
田舎であろうが、都会であろうが対処法は変わりません。
対処法は、“端末を再起動する”、”設置場所を変えてみる”、”有線接続を試す”が挙げられます。
自分でも簡単にできる方法ばかりなので、繋がらない場合、試してみてください。
まずは落ち着いて対処しましょう。
端末を再起動してみる
電波の調子が悪くなった時は、まずはWi-Fiルーターの端末を再起動してみましょう。
再起動方法は、機種によって違いますが、基本的に電源ボタンを長押しすると電源が切れるので、電源が切れて数秒待ってから再度電源を入れましょう。
タッチパネル搭載の機種であれば、”電源オフ”のような表示が出るので、タップしてください。
端末の不具合が原因であれば、再起動することで内部がリフレッシュされます。
リフレッシュされたら不具合が解消されて、電波の受信感度が良くなる可能性がありますよ。
端末再起動であっさりと改善する場合もあるので、繋がらなくなったと感じたらまずは再起動を試してみてくださいね。
端末の設置場所を変えてみる
再起動しても状況が変わらなければ、端末の設置場所を変えてみましょう。
電波を拾いやすい場所は“窓際”、”部屋の中央”、”棚の上など高い場所”などですね。
一方、電波を拾いにくい場所は“金属ラックの中”、”締め切った棚の中”、”水槽の横や裏”、”テレビの裏”、”物と物の間”などが挙げられます。
基本的に、周りに何もない状態がベストです。何か近くに物があると、電波がデバイスに届く前に物に邪魔されてしまう可能性があるのです。
ポケット型Wi-FiはACアダプタから電源供給しなくても、バッテリー稼働ができることが強みの1つです。
いろいろな場所で試してみると最適な設置場所が見つかりそうですよね。
周辺を見渡してみて、心当たりがあれば設置場所を変えてみてください。
有線接続してみる
無線で上手く接続できない場合、有線接続を試してみてください。
パソコンであればLANケーブル、スマホであれば通信用のUSBケーブルがあれば有線接続ができますよ。
スマホの場合も、有線LANアダプタがあればLANケーブルでの接続も可能です。
無線接続は便利な反面、電波が宙に浮いている状態なので、何らかの原因で邪魔されてしまうと接続に失敗する可能性があります。
有線接続だとケーブル内で通信されるので、外部からの影響を受けることはほとんどありません。
手元になければ別途ケーブル類を用意する必要はありますが、試してみる価値はありますよ。
ポケット型Wi-Fiの田舎に関するよくある質問は?
田舎でポケット型Wi-Fiを使う時に関する、よくある質問と答えをまとめました。
“電波強度の向上方法”、”圏外の時にできること”、”WiMAXとクラウドSIMの違い”に回答しています。
気になる質問があれば、参考にしてみてくださいね。
ポケット型Wi-Fiの電波強度、できることなら上げたいですよね。
ポケット型Wi-Fiの電波強度を上げる方法はある?
ポケット型Wi-Fiの電波強度を上げる方法はいくつかありますよ。
・窓際や棚の上などの高い場所へ設置してみる
・他の電子機器から離す
・ケーブルを使って有線で接続する
・無線LANの中継機を使ってみる
・パラボラアンテナを作ってみる(アルミボウルで作れます)
・端末を再起動してみる
すぐにできる方法は、再起動や設置場所を変える、後は他の電子機器から離すことですね。
対処法は1つではありませんので、電波強度を上げたい場合はいろいろと試してみてください。
ポケット型Wi-Fiの電波が入らないときにできることは?
ポケット型Wi-Fiの電波が入らず、圏外になってしまった時は次の内容を確認してみましょう。
些細なことが原因で、電波が入らないケースもありますよ。
・ポケット型Wi-Fiの端末、接続デバイスを再起動する
・周辺に電子機器や金属類、水槽などの障害物が無いか確認し、あれば離す
・ポケット型Wi-Fi事業者の公式サイトで、障害情報が公表されていないかチェックする
・利用料金は問題なく支払えているか支払い状況を調べる(利用停止になっていないか)
すべて確かめても改善されない場合は、端末が故障している可能性があるので、カスタマーサポートへ問い合わせてくださいね。
クラウドSIMとWiMAXの違いは?
クラウドSIMとWiMAXは、使っている回線と速度が違います。
クラウドSIMはエリアが広く使えますが、キャリア系ポケット型Wi-Fiに比べると、速度の安定さは劣る傾向があります。
WiMAXは対応エリアのみしか通信できませんが、通信速度は速く、通信制限も緩和されています。
田舎の場合は、WiMAXだとエリア外になってしまう可能性があるので、エリアの広さから考えるとクラウドSIMのポケット型Wi-Fiがおすすめですね。
まとめ:田舎住みに最適なポケット型Wi-Fiは「クラウドSIM」
田舎住みに最適なポケット型Wi-Fiは、クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiです。
最後にクラウドSIMのポケット型Wi-Fiのポイントをおさらいしましょう。
・データ容量の幅が豊富(小容量~大容量)
・契約期間の設定がないプランもある
・1日の利用制限(1日〇GBなど)がないポケット型Wi-Fiが多い
・最短即日発送のポケット型Wi-Fiもあり
やはり、エリアの広さなどが理由で、クラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiは最強と言えますね。
そのため、都心から離れた田舎で使う場合は、クラウドSIMタイプから選びましょう。
選ぶ時は、使うデータ通信量、利用期間を自分の中でしっかりと決めてから、料金やキャンペーン情報なども含めて検討するのがおすすめです。
最適なポケット型Wi-Fiが見つけてくださいね。