ポケット型Wi-Fiって何？光回線との違いやメリット・デメリットをまとめて解説

家の中だけでなく、外出先でも利用できることで人気のポケット型Wi-Fi。各社データ通信容量や料金に特徴があります。

今までポケット型Wi-Fiを使ったことがない方の中には「ポケット型Wi-Fiって光回線と何が違うの？」「ポケット型Wi-Fiのメリットやデメリットは何？」このような疑問がある方も多いですよね。

そこで本記事では、次のことを解説していきます。

ポケット型Wi-Fiのメリットデメリットを中心にお伝えしていくので、これからポケット型Wi-Fiを契約しようと考えている方などは、是非参考にしてください。

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ポケット型Wi-Fiとは？光回線とは違うの？

ポケット型Wi-Fiは、Wi-Fiを利用するための小型端末のことで、有名なポケット型Wi-Fiの例を挙げると、『WiMAX』などがあります。

光回線もWi-Fiが利用できるという点では同じなのですが、ポケット型Wi-Fiは持ち運べる・電源なしでも使えるなどの特徴があり、全く異なるサービスです。

本記事では、ポケット型Wi-Fiのメリットやデメリットなどを詳しくお伝えしているので、自分に最適な回線なのか確認してみてください。

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ポケット型Wi-Fiを使うメリット6つ

ここでは、ポケット型Wi-Fiを使うメリットを6つ紹介します。ポケット型Wi-Fiの契約を考えている方が把握していないメリットを発見できる可能性もあるので、一度目を通してみてください。

回線工事不要ですぐに使える

ポケット型Wi-Fiは、光回線のような回線工事が不要なのですぐ使い始められます。

光回線の場合は、マンション内の設備や住居近くの電柱から光ケーブルを引き込んだりする回線工事が必要です。

しかし、ポケット型Wi-Fiの場合は、端末の電源を入れるだけでWi-Fiが利用できるので工事の必要がありません。

引越し先などですぐに使い始めたい方にとっては、大きなメリットですよね。

持ち運びできるので外出先でも使える

ポケット型Wi-Fiは、持ち運びが可能です。

端末の充電さえあれば、電源を入れるだけでWi-Fiが利用できるので、家の中だけでなく外出先でも利用できます。

例えば、光回線は光ケーブルがないと使えなかったり、ホームルーターは登録した住所以外の場所で利用できなかったりするので、ポケット型Wi-Fiだけのメリットです。

カフェなどの外出先でパソコン作業する機会が多い方や、外出先でもゲームアプリや動画視聴を楽しみたい方などにとっては大きなメリットですね。

海外で使えるポケット型Wi-Fiもある

端末によっては、海外で使えるポケット型Wi-Fiもあります。

例えば、『ZEUS WiFi』は国内・海外で利用可能です。『ZEUS WiFi』を海外で利用した場合の料金は、次のとおりです。

表のとおり、使用する国やデータ通信量によって料金が異なります。『ZEUS WiFi』だけでなくどのポケット型Wi-Fiも同じように、海外用のプランに加入する必要があります。

光回線より月額利用料が安い

ポケット型Wi-Fiは光回線より月額料金が安いです。例として、ポケット型Wi-Fiと光回線の月額料金を数社比較すると次のとおりです。

	回線の種類	プラン	月額利用料
GMOとくとくBB WiMAX	ポケット型Wi-Fi	ギガ放題プラン	1ヶ月目〜2ヶ月目は3,969円・3ヶ月目以降：4,688円
UQ WiMAX	ポケット型Wi-Fi	ギガ放題プラス	1ヶ月目〜25ヶ月目は4,268円・26ヶ月目以降は5,005円
FUJI-WiFi	ポケット型Wi-Fi	ちょうどいいルータープラン100GB	4,895円
フレッツ光	光回線	・戸建て：フレッツ光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ ・マンション：フレッツ光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ ミニ	・フレッツ光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ：5,940円 ・フレッツ光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ ミニ：4,455円+プロバイダサービス利用料金
auひかり	光回線	・戸建て：ホーム1ギガ 標準プラン ・マンション：マンション ミニギガ	・ホーム1ギガ 標準プラン：6,930円 ・マンション ミニギガ：5,500円
NURO光	光回線	・戸建て：G2Tプラン ・マンション：M2Tプラン	・G2Tプラン：5,200円 ・M2Tプラン：2,090〜2,750円

『NURO光』のマンションタイプの料金は安いですが、マンションにNURO設備導入済みの必要があるので、そもそも契約できる方は多くありません。

それ以外を比較すると、ポケット型Wi-Fiの料金の方が安いとわかります。さらに、光回線を契約する場合は初期費用として回線工事費もかかりますが、ポケット型Wi-Fiはかかりません。

その点を考えると、ポケット型Wi-Fiの方が導入時にかかる費用も抑えられます。お得な料金でWi-Fiを利用したい方は、ポケット型Wi-Fiがおすすめです。

セット割りを使えばスマホの月額利用料も抑えられる

対象のポケット型Wi-Fiとスマホを契約するとセット割が適用され、スマホ料金の割引が受けられます。

例えば、『UQモバイル』と『WiMAX』のポケット型Wi-Fiを一緒に契約すると、638円〜858円/月の割引が受けられるので、かなりお得です。

現在大手キャリアでスマホを契約している方などは、ポケット型Wi-Fiを契約する機会にUQモバイルへ乗り換えてセット割を適用させると、スマホの料金をかなり抑えられます。

スマホの料金を抑えたい方は、セット割の適用を検討してみてください。

複数のデバイスに同時接続できる

ポケット型Wi-Fiは、スマホやパソコン、タブレットなど複数のデバイスを同時に接続できます。

最大同時接続数は端末によって異なるので、いくつか例を挙げえると次のとおりです。

表のとおり、比較的新しい端末であれば最低でも10台ほど同時に接続できます。10台同時に接続することは多くないかもしれませんが、多くて困ることはないですよね。

スマホだけでなくパソコンやタブレット、ゲーム機などを同時に接続させる方も安心ですね。

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ポケット型Wi-Fiを使うデメリット6つ

ここまでポケット型Wi-Fiのメリットをお伝えしてきましたが、反対にデメリットもあります。メリットだけでなくデメリットも把握し、自分が快適に利用できるか検討してみましょう。

外出先で利用するには端末を持ち運ぶ必要がある

ポケット型Wi-Fiを外出先で利用する際は、端末を持ち運ぶ必要があります。外出先でWi-Fiを使うために荷物が増えるのはデメリットですよね。

しかし、ポケット型Wi-Fiの端末は片手で持てるくらいの大きさなので、そこまで邪魔にならずデメリットに感じない方も多いです。

極力荷物を増やしたくない方は、注意してください。

通信状況が不安定な場所もある

ポケット型Wi-Fiを利用する場所によっては、通信状況が不安定な場所もあるので注意が必要です。

例えば、次のような場所で利用すると通信状態が不安定になる可能性があります。

家の中でも、壁を何枚も隔てた先で通信したり、電子レンジなどの電波を発する機器類があったりする場所などで通信すると、通信状況が不安定になりやすいです。

地下鉄などの電波が入りづらい場所では、完全に圏外になるポケット型Wi-Fiもあります。どこでも快適な通信が可能というわけではないと理解しておきましょう。

ポケット型Wi-Fiにはテータ通信量の完全無制限プランはない

ポケット型Wi-Fiには、データ通信量が完全無制限のプランはありません。

光回線であればデータ通信量無制限なので気にせずに使えるのですが、ポケット型Wi-Fiはプランによって上限が決まっています。

使用できるデータ通信料の上限を超えると速度制限がかかり、快適な通信ができなくなるので、どのくらいデータ容量を使っているのかなどを確認しながら使わなくてはならないのはデメリットですよね。

データ通信量を無制限で使いたい方は、光回線を契約しましょう。

規定のデータ通信量を超えると速度制限がかかる

ポケット型Wi-Fiのプランで決まっているデータ通信量の上限を超えると、速度制限がかかります。

データ通信料の上限はどのポケット型Wi-Fiと契約するかによって異なりますが、『WiMAX』を例に挙げると、直近3日間で10GBが上限です。

速度制限がかかると、通常の通信速度と比較して大幅に遅くなるので、快適な通信ができません。速度制限後の通信速度もポケット型Wi-Fiごとに異なるので、数社ほど例を挙げてお伝えします。

	速度制限後の通信速度
WiMAX 2+	1Mbps
楽天モバイル	1Mbps
どんなときもWi-Fi	128kbps
THE WiFi	128kbps

ほとんどのポケット型Wi-Fiは、通信制限後の通信速度が1Mbpsか128kbpsになります。

1MbpsはYouTubeの360pがやっと視聴できる程度の速度で、128kbpsはインターネットの閲覧も思うようにできない速度です。

速度制限がかかると思うように通信できないのは、大きなデメリットですね。

端末の充電を忘れたら使えない

ポケット型Wi-Fiの端末は持ち運べば外出先でも使えますが、端末の充電がないと使えません。

ただ、家の中で利用する場合はいちいちバッテリーがなくなってから充電するのは面倒なため、家の中では充電器に繋いだまま利用する方がほとんどです。

なので、充電がない状態で持ち運ぶという場面が少なく、デメリットに感じない方も多いでしょう。

複数デバイスを同時接続すると通信速度は落ちる

ポケット型Wi-Fiに複数デバイスを同時接続すると、通信速度が落ちます。

同時に多くのデバイスを接続すると、回線が混雑するのでそれぞれのデバイスの通信速度が落ちるという原理です。

しかし、複数デバイスと言っても、2〜3台であれば1台だけ接続した場合と比較しても通信速度は大きく落ちません。

なので、端末の最大同時接続数近くまで同時に接続しない方は、デメリットに感じないでしょう。

スマホ以外にも、パソコン・タブレット・ゲーム機・その他Wi-Fi機器などを同時に接続する方は注意してください。

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ポケット型Wi-Fiについてよくある質問

ここでは、ポケット型Wi-Fiについてよくある質問と回答をお伝えします。ここまで読んでも解決しなかった疑問などがある方は、1度目を通してみましょう。

ポケット型Wi-Fiとポケット型Wi-Fiルーターは違うもの？

同じものです。

人によってポケット型Wi-Fiやポケット型Wi-Fiルーターと呼ぶ方が変わるだけで、どちらもWi-Fiに接続するために使用する小型の端末を指しています。

呼び方は異なりますが、同じものだと覚えておきましょう。

ポケット型Wi-Fiはどんな人におすすめ？

ポケット型Wi-Fiがおすすめな人は、次のような人です。

単身赴任や転勤先で光回線を契約するたびに、高額な回線工事費や違約金を支払うのはかなり損ですよね。

ポケット型Wi-Fiは充電さえあれば外出先でも利用できるので、外出先でWi-Fiを使う人にもおすすめです。端末によっては海外で利用できる端末があるので、海外旅行に行く人も快適に利用できます。

逆にポケット型Wi-Fiをおすすめできない人はどんな人？

ポケット型Wi-Fiをおすすめできない人は、次のような人です。

家の中でWi-Fiが使えればいいという方は、外出先でも利用できるというポケット型Wi-Fiのメリットを十分活かせないので、ポケット型Wi-Fiに向いていません。

さらに、通信速度にこだわりがあり、できるだけ速い速度で通信したい方にもおすすめできません。ポケット型Wi-Fiは、持ち運び外出先などで利用できるメリットはありますが、光回線ほどの通信速度は出ないからです。

できるだけ速い速度で通信したい方は、光回線の契約をおすすめします。

おすすめのポケット型Wi-Fiは？

おすすめのポケット型Wi-Fiは『バウエモ』です。

『バウエモ』は、36ヶ月目まで4,378円、37ヶ月目以降は3,718円で利用できます。端末は『FS030W』が利用でき、APNを自動で設定してくれるので、パスワードを入力するなどの手間のかかる設定が必要ありません。

もちろん届いたその日にすぐ利用できたり、持ち運んで外出先でも利用できたりするので、引越し先や転勤先、単身赴先でWi-Fiを利用したい方は契約を検討してみてください。

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まとめ：ポケット型Wi-Fiは場所を選ばずWi-Fiを使いたい人におすすめ

今回は、ポケット型Wi-Fiと光回線の違いやメリット・デメリットなどをお伝えしてきました。

メリットやデメリットを考慮すると、ポケット型Wi-Fiは場所を選ばずWi-Fiを使いたい人におすすめです。

ポケット型Wi-Fiは、端末の充電さえあれば場所を選ばず利用できるので、外出先でパソコンやスマホを利用して仕事する方や、動画視聴などを楽しみたい方などにメリットが大きいと言えます。

上記に当てはまる方は、ポケット型Wi-Fiを契約して快適な通信環境を手に入れましょう。

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