インターネット接続をどこでも利用できると話題のWiMAX。WiMAX対応の機器があれば、工事不要でいつでもどこでもインターネット接続ができるようになります。
主に個人で使うことが想定されていますが、実は、法人でも契約することが可能です。
法人でWiMAX対応のポケット型Wi-Fiがあれば、出先などでもインターネット接続ができるようになるので、業務の効率化にも寄与します。
今回ですが、WiMAXの法人契約におすすめのプロバイダ5つを紹介します。
この記事でわかることは以下の通りとなります。
・WiMAXの法人契約について
・法人契約するWiMAXのおすすめプロバイダについて
・WiMAXの法人契約の選び方と注意点について
・WiMAXの法人契約でのよくある質問について
\当サイトおすすめのプロバイダ 3選/
サービス名
| GMOとくとくBB | Broad WiMAX | カシモWiMAX |
月額料金(税込) | ・初月~2ヶ月目:1,474円 ・3ヶ月目~35ヶ月目:3,784円 | ・初月:1,397円 ・2ヶ月目~:3,883円 | ・初月:1,408円 ・2ヶ月目~:4,378円 |
端末代金 | 550円/月(36回) | 一括払い:21,780円(税込) 分割払い:605円(税込)×36回 | 605円/月(36回) |
契約期間 | なし | なし | なし |
詳細 | GMOとくとくBBの詳細を見る | Broad WiMAXの詳細を見る | カシモWiMAXの詳細を見る |
法人契約可能なおすすめWiMAX5選、一目でわかる比較表
ここでは、法人契約可能なおすすめWiMAXを5つ紹介したいと思います。
今回比較するWiMAXは、「Broad WiMAX」、「カシモWiMAX」、「BIGLOBE WiMAX」、「UQ WiMAX」、「GMOとくとくBB」となります。
回線事業者名 | Broad WiMAX | カシモWiMAX | BIGLOBE WiMAX | UQ WiMAX | GMOとくとくBB |
月額料金(法人料金) | 月額3,663円 | 月額4,455円 | 月額3,610円 | 問い合わせ | 月額4,158円 |
実質速度 | 46.86Mbps | 31.78Mbps | 24.14Mbps | 47.52Mbps | 32.88Mbps |
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 問い合わせ | 3,300円 |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
契約台数 | 1台〜 | 1台〜(100台以上もOK) | 1台〜 | 問い合わせ | 1台〜 |
キャンペーン | 初期費用無料キャンペーン | なし | なし | なし | なし |
キャッシュバック | なし | なし | なし | なし | なし |
全体的に比較してみると、どのWiMAXプロバイダもキャンペーンには積極的ではありません。この調査は2022年4月のもので、携帯電話もしくはインターネット回線の繁忙期ではないので、キャンペーンが渋い印象と言えます。
Broad WiMAXは個人向けにもキャンペーンが豊富な印象ですが、法人向けでも初期費用無料キャンペーンを実施しているのはナイスと言えます。
一方、カシモWiMAX、GMOとくとくBBでは、端末代金が0円となります。そのため、他社のWiMAXプロバイダと比較して料金が高めなイメージですが、中途解約時の違約金も高めに設定されています。契約の際には、しっかりと把握して下さい。
UQコミュニケーションズが直接エンドユーザーに提供するUQ WiMAXでは、料金は別途問い合わせとのことです。大口契約の場合、通常の料金と比較して値引きが入る可能性もありますので、法人担当の営業の方に相談してみて下さい。
また、BIGLOBE WiMAXでは、業界では唯一の1年契約が可能なプロバイダです。なお、機種は別途購入が必要となります。
カシモWiMAX:100台以上の契約にも対応可能
BIGLOBE WiMAX:1年契約が可能の貴重なプロバイダ
UQ WiMAX:『法人様専用窓口限定キャンペーン』を展開
GMOとくとくBB:すべての機種代が0円
Broad WiMAX:法人向けにもキャンペーンが充実
個人向けでキャンペーンが充実していると評判が高いBroad WiMAXですが、法人向けにもWiMAX端末の提供が行われており、さらにはキャンペーンも展開されています。
法人向けのキャンペーンでは具体的に、月額料金が最大2ヶ月無料になる施策、3年契約を締結することで、さらに、税込20,743円の初期費用が無料になる施策が展開されています。
なかなか、法人向けにキャンペーンが充実しているWiMAXプロバイダはありませんが、1円でも安くWiMAXを契約したいという場合には、Broad WiMAXが非常にお得と言えます。
また、契約台数が多い場合、Broad WiMAXに見積もりを依頼することで、さらに割引を受けられる可能性もあります。
カシモWiMAX:100台以上の契約にも対応可能
Broad WiMAXと並んで安いWiMAXが展開されているとして人気のカシモWiMAX。カシモWiMAXでも、法人契約が受け付けられています。
カシモWiMAXの法人契約では、100台以上の契約にも対応可能で、Broad WiMAXと並び、大口での割引も受けられる可能性もあります。
見積書の発行も可能なので、他社との比較も容易と言えます。さらには、請求書払いもできるので、企業などでの利用もスムーズに行くと思います。
もちろん、KDDI系のUQコミュニケーションズのネットワークを再販する形で使っているため、安いからと言って、繋がりづらいということは一切ありません。
まず、法人契約でWiMAXを検討される際には、カシモWiMAXも検討してみて下さい。
BIGLOBE WiMAX:1年契約が可能の貴重なプロバイダ
大手インターネットプロバイダ・BIGLOBEが提供するBIGLOBE WiMAX。
BIGLOBE WiMAXの大きな特徴として、1年契約が可能となっています。さらには、こちらの1年契約は、法人での契約もできるので、比較的短期間しか使わない場合には、BIGLOBE WiMAXがおすすめと言えます。
また、1台の購入からも毎月請求書を発行してくれるので、請求書払いをしたい場合も嬉しい特徴となります。
さらには、端末をすでに持っている場合などに嬉しいSIMカードだけの契約にも対応しています。他社プロバイダなどからの乗り換えもこちらで容易と言えるので、なるべく新規のWiMAX端末を購入したくない場合にもおすすめです。
UQ WiMAX:『法人様専用窓口限定キャンペーン』を展開
UQコミュニケーションズが、WiMAX回線を直接エンドユーザーに提供しているUQ WiMAX。
やはり、UQ WiMAXは、UQコミュニケーションズが直接提供しているという安心感がありますが、法人ユーザー向けにも、『法人様専用窓口限定キャンペーン』が展開されており、法人向けの施策も充実しています。
UQコミュニケーションズでは、営業・出張、テレワークといったメジャーな利用方法だけでなく、建設現場での利用や、休憩室のフリーWi-Fiでの利用、非常時のバックアップ回線としての利用も促進しています。
なお、UQコミュニケーションズでは、法人専用窓口も用意されているので、法人の方は、そちらにまずは問合せてみて下さい。
GMOとくとくBB:すべての機種代が0円
Broad WiMAXと並んで個人向けのWiMAXとして人気のGMOとくとくBB。GMOとくとくBBでも、法人向けの契約が受け付けられており、月額4,158円からと、お得な料金で使えます。
GMOとくとくBBでは、WiMAXサービスを利用して何かトラブルに巻き込まれたりしたときなどのサポートが充実しており、「安心サポート」などの補償サービスも利用できます。
また、3年契約の締結で、WiMAXサービスを利用する際に必要な端末代も0円となります。
さらには、GMOとくとくBBのWiMAXでも、WiMAX+5G契約でスタンダードモードの利用は無制限になるため、データ通信を頻繁かつ大容量のファイルなどのやり取りが多いユーザーでも問題ありません。
WiMAXを法人契約するメリットは?法人ならこの点がおすすめ
WiMAXを法人契約するメリットとして、安い料金で無制限に使用できる点、出張先のWiFi環境に困らない点、利用までの手続きが簡単に済む点、支払いによる経費管理が簡単になる点が挙げられます。
やはり、光回線のように固定式のインターネット回線ではないので、どこでも使えるというのはWiMAXの強みであると言えます。
安い料金で無制限に使用できる
WiMAXは、5G契約ならば、月額4,000円弱で無制限のデータ通信が可能となります。
最近では、WiMAX以外にも、様々なポケット型Wi-Fiのサービスが展開されていますが、月額4,000円弱で無制限のデータ通信を利用できるのは、WiMAXのみです。
安価で無制限のデータ通信を利用できるWiMAXがあれば、仕事で必要なファイルのダウンロード・アップロードも問題ないと言えます。
さらには、VPN接続で会社のネットワークにアクセスしたり、リモートデスクトップで仕事をしたりすることも、快適にできます。
やはり、NTTドコモやクラウドSIM系のポケット型Wi-Fiなどの他社と比較しても、WiMAXのコストパフォーマンスは抜群と言えるでしょう。
出張先のWiFi環境に困らない
WiMAXは、無線を利用したインターネット接続サービスです。WiMAXの基地局は日本全国に設置されているため、WiMAXの電波さえ届けば、どこでもインターネット接続ができます。
さらには、特急・新幹線といった列車内でも利用できるように、WiMAX回線の提供会社・UQコミュニケーションズが積極的にエリア対策を行っています。
そのため、出張先でもWi-Fi環境に困らないと言えます。
もちろん、最近は、カフェなどでフリーWi-Fiが提供されていますが、セキュリティに難があるため、会社のネットワークなどに安全に接続するためには、ポケット型Wi-Fiの携帯が必須と言えます。
また、電波さえ届けば、Wi-Fi環境がない自宅での使用も可能なので、テレワークでの利用も問題ないでしょう。
利用までの手続きが簡単に済む
利用にあたっては、契約手続きを行い、WiMAXの対応ポケット型Wi-Fiの受領後、SIMカードを挿入し、電源を入れるとすぐに使えます。なお、光回線のように、オフィス内に回線を引き込むような面倒な工事は必要ないので、スムーズにWiMAXを導入することが可能です。
こちらも、複数台で導入した場合も、WiMAXプロバイダ側で面倒な設定を行ってくれるので、対応SIMカードを受け取った後、SIMカードを挿れるとすぐに使えます。
複数台でWiMAX対応ポケット型Wi-Fiを契約した場合は、SIMカードを挿れる端末は間違えないようにして下さい。補償サービスが正しく使えない場合もあります。
支払いによる経費管理が簡単
WiMAXのポケット型Wi-Fi導入にあたっては、利用料金の支払いによる経費管理が非常に楽と言えます。
社員が個人名義でポケット型Wi-Fiの料金を立て替える形と違って、法人契約だと、直接法人に請求が来るので、経費管理が楽になると言えます。
さらに、請求書での請求も可能なプロバイダもあるので、法人ではなかなか難しいビジネス向けのクレジットカードを使う必要もありません。
また、請求書での請求にあたっては、複数台契約の場合、一括して料金が請求され、1枚の請求書で収まります。100台以上のポケット型Wi-Fi導入の場合にも、スムーズに対応できます。
どちらにしても、法人向けのWiMAXを取り扱うプロバイダでは、支払い方法について柔軟に対応してくれます。
法人契約できるWiMAXの失敗しない選び方
法人契約できるWiMAXの選び方について、月額利用料、通信エリア、利用端末、解約違約金、利用開始までの日数、契約台数という視点から見ていきます。
これらの特徴について、強みを持つWiMAXのプロバイダは異なってきます。ポケット型Wi-Fiもしくはホームルーターの正解は、法人によって異なりますので、事前に下調べをするようにして下さい。
通信エリア:どこのプロバイダでも変わらず
利用端末:端末代0円のGMOとくとくBBがおすすめ
解約違約金:BIGLOBE WiMAXは1年契約も可能で、違約金は1,100円
利用開始までの日数:Broad WiMAXでは、宅配便受け取りで翌日には可能
契約台数:カシモWiMAXでは100台以上のオーダーにも対応
月額利用料:Broad WiMAXが一番おすすめ
月額利用料を一番気にする場合、Broad WiMAXがおすすめです。
Broad WiMAXでは、リアル店舗を極力持たない形で経費削減に努めており、その分、月額料金の安さを実現しています。
具体的には、Broad WiMAXの利用料金は、3年縛りで実質月額3,663円となります。
これは様々なキャンペーンが適用された後の価格となりますが、ここまで安くなるので、1円での安いWiMAXを使いたい法人の方には非常におすすめです。
なお、こちらの料金は、5G対応プランでの価格なので、au 4G LTEもしくはau 5Gのプラチナバンドを使うプラスエリアモードを使わない限り、料金が変わらず、無制限のデータ通信が可能となります。
通信エリア:どこのプロバイダでも変わらず
WiMAXのプロバイダには、Broad WiMAXやGMOとくとくBBといった様々なところがありますが、どのプロバイダも、UQコミュニケーションズのWiMAX回線を再販する形ですので、利用できるエリア・繋がりやすさには変わりがありません。
なお、WiMAXにおいて、電波が届きやすいプラチナバンドを利用できるプラスエリアモードを使った場合の料金加算については、プロバイダによっては、対応が異なります。
具体的には、GMOとくとくBBにて3年契約を締結した場合、プラスエリアモード利用は無料となる一方、BIGLOBE WiMAXでは、1,100円の料金が加算されます。
やはり、地方に出かけた際には、スタンダードモードでの利用はちょっと厳しいところもありますので、プラスエリアモードの利用も検討してみて下さい。
利用端末:端末代0円のGMOとくとくBBがおすすめ
WiMAXの端末を提供するプロバイダでは、どのプロバイダでも、WiMAXのポケット型Wi-Fiもしくはホームルーターにおいても、同じ機種が提供されています。しかし、3年契約を締結することで、端末代が0円となるプロバイダとして、GMOとくとくBBをおすすめします。
GMOとくとくBBでは、3年契約となりますが、24ヶ月目まで月額4,158円で利用可能です。端末代が0円になる他、プラスエリアモードの利用も0円です。
法人ユーザーは、あまり機種変更をすることがないと思うので、3年契約でもベターかもしれません。
端末は一度購入してしまえば、BIGLOBE WiMAXなどSIMカードのみの提供を行うプロバイダでも利用できるので、3年経過後でも安心して利用できると言えます。
解約違約金:BIGLOBE WiMAXは1年契約も可能で、違約金は1,100円
比較的短期間の利用を考えている場合、BIGLOBE WiMAXをおすすめします。
BIGLOBE WiMAXでは、1年契約も可能で、1年未満の解約なら、違約金は1,100円で済みます。
しかし、実際には、WiMAXサービスの利用料金の他に、端末代金が別途かかってきてしまう点には気をつけて下さい。
裏技的な使い方となりますが、イオシスなどの秋葉原にあるような中古携帯電話ショップで、WiMAX端末を大口で安価に購入後、SIMカードのみの契約でBIGLOBE WiMAXを使うことも可能です。
SIMカードのみの契約も可能なBIGLOBE WiMAXですが、法人専用の窓口もあり、大口でのSIMカード契約の相談もできるので、ぜひとも聞いてみて下さい。
利用開始までの日数:Broad WiMAXでは、宅配便受け取りで翌日には可能
WiMAXを契約するにあたって、なるべく早く端末を受け取りたいもの。そのようなニーズに対してしっかりと応えているのが、Broad WiMAXです。
Broad WiMAXでは、最短で申し込みが完了した翌日に宅配便で受け取ることができる上、東京・秋葉原、埼玉・大宮、名古屋では、リアル店舗での最短即日での受け取りも可能です。
ただし、法人の申し込みにあたっては、契約の審査の都合上、時間がかかる場合がある点には注意して下さい。また、大口での申込みも、端末の準備の都合上、時間がかかる可能性もあります。
注意すべき点としては、翌日に宅配便で受け取れるのは、平日13時までの受付分となる他、日曜日・祝日は発送を行っていない点です。
契約台数:カシモWiMAXでは100台以上のオーダーにも対応
大企業などでWiMAXを導入したい場合、100台以上のポケット型Wi-Fiの契約になる恐れがあります。
100台以上の導入となると、なかなか「難しい」とされるプロバイダもあるかもしれませんが、カシモWiMAXでは、事前に相談することを前提で100台以上のオーダーが可能です。
やはり、カシモWiMAX側でも事前の用意が必要なため、すぐには納品という形にはならないと思いますが、公式で「100台以上をご検討のお客様」というように記載されているので、実際には問題ないようです。
100台以上となると大口契約となるので、個人向けのポケット型Wi-Fiの料金より、値引きがなされる可能性もあるので、法人担当の営業の方と一度相談してみて下さい。
WiMAXを法人契約する時はここに注意、契約前の注意点
WiMAXを法人契約するにあたって、注意しておきたい点として、適用できるキャンペーンがあるかどうか、受け取れるキャッシバックがあるかどうか、キャッシュバックの税制面についての点となります。
法人向けのキャンペーンは、一般的に個人向けのキャンペーンと比較して渋い印象がありますが、最近では、個人向けのキャンペーンと遜色のないキャンペーンを実施するプロバイダも存在します。
適用できるキャンペーンに注意
法人向けのWiMAXを取り扱うプロバイダにおいては、適用できるキャンペーンに気をつけて下さい。
プロバイダによっては、個人向けと法人向けのWiMAXとは、キャンペーンが異なることもありますし、場合によっては、キャンペーン自体ないことも考えられます。
なお、Broad WiMAXやGMOとくとくBBといったプロバイダでは、法人向けに別途キャンペーンが設けられていることもあります。
法人向けにキャッシュバックが展開されていると税制面で問題があるので、その代わりに月額料金を割引するという形のプロバイダも存在します。
キャンペーンなどは、WiMAXを提供するプロバイダによって異なりますので、事前に複数のプロバイダを比較して契約するようにして下さい。
受け取れるキャッシュバックに注意
プロバイダによって異なりますが、企業などの名義で複数台契約した場合、契約のキャッシュバックは1台しかもらえないこともあります。さらには、キャッシュバックの受け取りは、ユーザーからの申請が必要なプロバイダもあり、受け取り手続きが煩雑なため、複数台契約時にはかなりの手間がかかってしまうことも想定されます。
また、キャッシュバックの進呈時期について、契約から1年後に設定されているプロバイダもあるため、キャッシュバックを受け取りたいと考えている場合、要注意です。
さらには、キャッシュバックの受け取りは、銀行口座への振り込みを指定することが多いですが、振り込み先口座の名義人に関しても、気をつけるようにして下さい。
キャッシュバックの税制面に注意
法人としてWiMAXを契約してキャッシュバックを受け取る場合、キャッシュバックは帳簿上では雑収入として計上されるため、法人税の課税がなされます。
一般的に法人税率は20%〜30%となっており、残念ながらキャッシュバックを受け取っても、法人税が課税され、キャッシュバックの実質的な手取り額が減ってしまいます。
もちろん、個人名義でWiMAXを契約して、料金を法人から個人に建て替える形であるならば、キャッシュバックは個人名義となりますが、手続きが煩雑になるため、おすすめできません。
どちらにしても、キャッシュバックを受け取る際には、法人税のことを意識した上で、キャッシュバックを受け取って下さい。
また、Broad WiMAXのように、キャッシュバックではなく、月額利用料金や初期費用を割り引くプロバイダもあるので、そちらも検討してみて下さい。
WiMAXを法人契約するまでの流れ
WiMAXを法人契約するまでの流れとして、まず、利用可能なエリアを確認した上で、プロバイダに問合せ・申し込みを行います。そして、端末の発送を待ち、端末が到着したら、Wi-Fiの初期設定をすると、WiMAXの利用を開始できます。
基本的には、WiMAXの利用にあたっては、工事が不要なので、使いたい場所に業者が来て工事などをすることは一切ありません。
利用可能なエリアを確認する
WiMAXを利用するにあたって、利用可能なエリアをまず確認して下さい。
WiMAXは、携帯電話の電波を使ったインターネット接続サービスなため、日本全国、どこでも基本的に使えますが、地方や山奥などでは使えないこともあります。
そのため、UQコミュニケーションズのサイトに掲載されているエリアマップで事前に使えるかどうか確認して下さい。さらには、住所を入力することで、十分な電波が届くかどうか確認することもできますので、こちらもチェックして下さい。
法人の事務所などで、WiMAXの電波が圏外になる場合でも契約はできますが、その場合は、事務所で使えないことを認識した上で契約して下さい。
また、Try WiMAXというUQコミュニケーションズが提供する無料のお試しサービスもあるので、そちらを使って、事前に電波が届くかどうか確認することもベターです。
プロバイダに問い合せ・申し込み
WiMAXの契約が決定したら、プロバイダに問い合わせて申し込みを行います。
プロバイダでは、法人専用の窓口があることが多いので、法人の契約の場合、そちらへ問合せを行います。見積もりなどを出してもらえる上、大口契約の場合、値引き可能な場合もあります。そして、複数のプロバイダに同時に問合せを行うことで、一番条件の良いプロバイダを選択できます。
そして、申込みは、法人窓口などを通して行います。書類のやり取りをするプロバイダもあります。また、100台以上のオーダーの場合、法人営業の方の指示に従い、申し込むようにして下さい。
なお、端末の発送は、大口のオーダーでは時間がかかることもありますので、十分な余裕を持って申し込むようにして下さい。
端末の発送を待つ
WiMAXプロバイダで申し込みが完了したら、端末の到着まで待ちます。
一般的に、WiMAXのポケット型Wi-Fiもしくはホームルーターは、ヤマト運輸の宅急便か佐川急便で届くことが多いです。
WiMAXプロバイダから、端末が発送されたら、追跡番号をメールで通知されます。そちらを確認することで、法人の事務所などの到着時間帯の変更などを行えます。
また、Broad WiMAXでは、東京・秋葉原、埼玉・大宮、名古屋のリアル店舗で受け取りができるので、急ぎの場合はそちらを検討してみて下さい。
さらには、大口での契約の場合は、WiMAXプロバイダの法人の営業担当の方に詳細を聞くことも可能です。また、大口での契約は、端末の到着まで時間がかかることもありますので、注意して下さい。
初期設定をして利用開始
WiMAXプロバイダから、ポケット型Wi-Fiもしくはホームルーターが到着し、電源を入れればすぐに開通します。
端末の裏面に書かれていたり、ポケット型Wi-Fiのディスプレイなどに表示されていたりするWi-Fiのパスワードを、接続したいノートパソコン・iPadなどのタブレットに入力すれば、すぐにインターネット接続ができるようになります。
あくまでも初期設定は簡単に終了しますが、セキュリティ向上のため、特に法人ユーザーの場合は、セキュリティキーを変更するのをおすすめします。
また、ポケット型Wi-FiのWiMAX端末が届いた段階では、バッテリーがフル充電されていませんので、使い始める際には、しっかりと充電することを忘れないで下さい。
WiMAXの法人契約に関するよくある質問は?
WiMAXの法人契約に関するよくある質問として、ヤマダ電機のような家電量販店でもWiMAXの法人契約はできる?という質問、WiMAXの法人契約に必要な書類は?という質問、ポケット型Wi-Fiは法人契約できる?といった質問に回答します。
どちらにしても、法人契約できるWiMAXの情報はインターネット上には少ないので、契約する際には、法人窓口でしっかりと確認することをおすすめします。
ヤマダ電機のような家電量販店でもWiMAXの法人契約はできる?
ヤマダ電機のような家電量販店でもWiMAXの法人契約が可能です。
100台以上の大口契約を店頭で行うのは難しいですが、数台程度の法人契約なら、スムーズに対応が可能なようです。
ビックカメラの「BIC WiMAX」では、ビックカメラ店頭での契約もできる上、契約後にその場でWiMAX端末の受け取りも可能です。
もちろん、インターネットで契約を受け付けているBroad WiMAXなどでは、わからないことがあれば、サポートセンターへメールもしくは電話で尋ねる形になる一方、家電量販店の店頭契約では、対面で契約できるため、わからないことがあればすぐに聞くことができ、インターネットに不慣れな方でも、安心して契約できると言えます。
wimaxの法人契約に必要な書類は?
WiMAXの法人契約に必要な書類は、印鑑証明書や登記簿謄本など、法人の存在が証明できるものが必要となります。さらには、契約する法人担当者の名刺もしくは社員証、法人担当者の運転免許証などの本人確認書類、法人印が必要です。
また、プロバイダによっては、必要な書類が異なる場合もありますので、WiMAXプロバイダの公式サイトもしくは、法人窓口で問い合わせるようにして下さい。
さらには、支払い方法として、個人もしくは法人名義クレジットカード・請求書での支払い・銀行口座からの口座振替を選べるWiMAXプロバイダもあります。支払いに必要なクレジットカードもしくは銀行口座に紐付いている銀行印も用意するようにして下さい。
ポケット型Wi-Fiは法人契約できる?
ポケット型Wi-Fiについては、昨今の新型コロナの情勢を踏まえ、社員のテレワークなどの利用にも対応します。さらには、営業や出張などの出先で使える他、短期間しか使わない建設現場などの事務所のインターネット回線の利用にも使えます。
やはり、ポケット型Wi-Fiは、工事不要かつどこでもインターネットを使えることから、法人でポケット型Wi-Fiを契約するのはベターと言えます。
プロバイダによっては、100台以上の大口契約も可能なので、大企業などで社員1人につき1台を持たせることも十分可能です。その場合、WiMAXプロバイダの法人担当の方に問い合わせをして下さい。
まとめ:WiMAXを法人契約するなら比較した上で最適なものを選ぼう
WiMAXを法人契約するなら、いろいろなプロバイダを比較した上で最適なものを選んで下さい。
やはり、WiMAXプロバイダによって、強みは異なりますし、利用ニーズに合わせて選ぶことをおすすめします。
さらには、最適なWiMAXは、法人によって異なるため、どれが正解なのかは、それぞれの法人次第です。
また、WiMAXを契約する際には、下調べや、WiMAXプロバイダの法人担当の営業の方に問合せをするなどして下さい。