月々の料金が安く、どんどん普及している格安SIMですが、一体どのようなプランがあるのでしょうか。
格安SIMのプランは、大手キャリアに比べてとても豊富です。
そのため、自分に合ったプランが契約でき、無駄なく月額料金が抑えられます。
ただ、自分に合った格安SIMのプランを見つけることが難しいので、プラン別でおすすめの人、格安SIMの失敗しない選び方を詳しく解説します。
- この記事で分かること
- 格安SIMのプランについて
- おすすめの格安SIM
- プラン別!格安SIMがおすすめの人
- 格安SIMの失敗しない選び方
格安SIMを契約するときの参考にしてみてください。
\当サイトおすすめの格安SIM 3選/
格安SIMにはどのようなプランがある?今更聞けない基礎情報
格安SIMとは、大手キャリアよりも比較的に安くスマホを利用できるサービスです。
低価格で利用できる格安SIMですが、一体どのようなプランがあるのでしょうか。
格安SIMは、以下のようにデータ容量が細かく設定されることが多いです。
それぞれのプランについて、詳しく解説します。
1~3GBの小容量プラン
まずは、1~3GBの小容量プランがあります。
以下の表が月1GBでできることになりますので、参考にしてみてください。
YouTube(高画質) | 約1.3時間 |
約1.3時間 | |
LINE | トーク:約50万回 音声通話:約55時間 ビデオ通話:約3.25時間 |
WEBサイト閲覧 | 約4,654回 |
Google Maps | 約1,398回 |
表を見て分かるとおり、1GB~3GBの小容量プランは、できることが限られてきます。
YouTubeやInstagramは、たったの1時間弱で1GBを使いきってしまいます。
4~10GBの中容量プラン
つづいて、4~10GBの中容量プランがあります。
以下の表が月6GB・8GBでできることになります。
6GB | 8GB | |
YouTube(高画質) | 9時間 | 12時間 |
LINE | トーク:約300万回 音声通話:約333時間 ビデオ通話:約19時間30分 | トーク:約400万回 音声通話:444時間 ビデオ通話:約26時間 |
1万2000回 | 1万6000回 | |
Google Maps | 7,980回 | 10,640回 |
音楽ダウンロード | 1,500曲 | 2,000曲 |
アプリダウンロード | 150回 | 200回 |
中容量プランの場合、LINEやSNSの閲覧に関しては、特に心配する必要がありません。
また、YouTubeなどの動画閲覧も通勤や通学の間にちょっこと見るくらいなら、十分に楽しめます。
20GB以上の大容量プラン
最後に20GB以上の大容量プランです。
以下の表が月20GBで、できることになります。
YouTube(高画質) | 約20時間 |
約20時間 | |
LINE | トーク:約100万回 音声通話:約1,100時間 ビデオ通話:約65時間 |
WEBサイト閲覧 | 約69,800ページ |
Google Maps | 約110時間 |
月20GBになると、速度制限を気にすることなく使えます。
さらに格安SIMの大容量プランは、大手キャリアより安く契約できるので、とてもお得に利用できます。
【2022年3月】プラン別でおすすめの格安SIMランキング|おすすめなのはどこ?
つづいて、プラン別でおすすめの格安SIMを紹介します。
▼1~3GBの小容量プランのランキング
- 楽天モバイル
- NUROモバイル
- Povo
楽天モバイル | NUROモバイル | Povo | |
運営会社 | 楽天モバイル株式会社 | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 | KDDI株式会社 |
月額料金 | 1GB:0円 3GB:1,078円 20GB:2,178円 20GB以上:3,278円 | 3GB:627円 | 1GB:390円 3GB:990円 |
通信速度 | 24.6Mbps | 19.79Mbps | 最大128kbps |
キャンペーン | 最大35,000ポイント還元 | 新規・乗り換えで最大20,000円キャッシュバック | DAZN使い放題パックキャッシュバック |
▼4~10GBの中容量プランのランキング
- OCNモバイルONE
- BIGLOBEモバイル
- II Jmio
OCNモバイルONE | BIGLOBEモバイル | II Jmio | |
運営会社 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | ビッグローブ株式会社 | 株式会社インターネットイニシアティブ |
月額料金 | 500MB:550円 1GB:770円 3GB:990円 6GB:1,320円 10GB:1,760円 | 1GB:1,078円 3GB:1,320円 6GB:1,870円 | 2GB:858円 4GB:1,078円 8GB:1,518円 15GB:1,848円 |
通信速度 | 19.1 Mbps | au:958Mbps NTTドコモ:1,288Mbps | 131.3Mbps |
キャンペーン | 最大15,000円引きクーポンプレゼント | エンタメフリー・オプション最大2ヶ月無料 | 初期費用半額&1GB 増量キャンペーン |
▼20GB以上の大容量プランのランキング
- UQモバイル
- ワイモバイル
- maineo(マイネオ)
UQモバイル | ワイモバイル | maineo | |
運営会社 | KDDI株式会社 | ソフトバンク株式会社 | KDDI株式会社 |
月額料金 | 3GB:1,628円 15GB:2,728円 25GB:3,828円 | 3GB:2,178円 15GB:3,278円 25GB:4,158円 | 1GB:1,298円 3GB:1,518円 6GB:1,958円 10GB:2,178円 |
通信速度 | 62.19Mbps | 60Mbps | 3Mbps |
キャンペーン | 最大15,000円相当au PAYチャージ | 乗り換えで機種代金割引 | 新規契約で3ヶ月間1,188円割引 |
毎月使用するのデータ容量によっておすすめが変わるので、ぜひ参考にしてみてください。
1~3GBの小容量プランなら「楽天モバイル」がおすすめ
1~3GBの小容量プランなら、「楽天モバイル」がおすすめです。
楽天モバイルは、毎月使ったデータの使用量によって、月額料金が変わります。
毎月使ったデータ容量が少なければ少ないほど、月額料金が安くなります。
データ容量 | 月額料金 |
1GB | 0円 |
3GB | 1,078円 |
20GB | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
さらに楽天モバイルでは、毎月のデータ使用量が1GB未満であれば、月額料金0円で抑えられます。
毎月のデータ容量を1GBで抑えられば、かなりお得にスマホを利用できます。
4~10GBの中容量プランなら「OCNモバイルONE」がおすすめ
4~10GBの中容量プランなら、「OCNモバイルONE」がおすすめです。
OCNモバイルONEは、中容量である4~10GBの料金設定が圧倒的に安くなっています。
ドコモの回線を利用しているので、通信速度の心配もありません。
データ容量 | 月額料金 |
1GB | 770円 |
3GB | 990円 |
6GB | 1,320円 |
10GB | 1,760円 |
さらに、LINE MUSICやAmazon Music、Google Play Musicなどの音楽アプリは、データ容量を消費しない「MUSICカウントフリー」も付いています。
動画やネットより、音楽をよく聞く人にもとてもおすすめの格安SIMです。
20GB以上の大容量プランなら「UQモバイル」
20GB以上の大容量プランなら、「UQモバイル」がおすすめです。
UQモバイルのくりこしプランLであれば、毎月25GBまで利用できます。
データ容量 | 月額料金 |
3GB | 1,628円 |
15GB | 2,728円 |
25GB | 3,828円 |
UQモバイルの最大のメリットは、「節約モード」があることです。
節約モードならどれだけ使ってもデータ消費がゼロで抑えられます。
さらに、1ヶ月で使いきれなかった余ったデータ容量は翌月に繰り越せるので、無駄なく使用できます。
格安SIMの小容量プランはどのような人におすすめ?おすすめな人の特徴4つ
毎月1~3GBの小容量プランがおすすめの人の特徴をまとめてみました。
小容量プランは、あまりネットを使わない人におすすめです。
LINEやメールくらいしか使わない
小容量プランは、普段LINEやメールくらいしか使わない方におすすめです。
月1GBは、LINEであれば50万回、メールであれば約2090通の送受信ができます。
LINEやメールだけだと、1ヶ月1GBをなかなか使い切ることはありません。
子供や祖父母に持っていて欲しい
子供や祖父母に持っていてほしい方にもおすすめです。
基本的に電話でのやりとりになると思うので、データ容量はなかなか消費しません。
子供や祖父母にスマホを契約する場合は、「家族割」があるワイモバイルやIIJmioがおすすめです。
たまにネット検索をする
たまに調べ物などで、ネット検索をする方にもおすすめです。
ネット検索だけであれば、月1GBで約4,500ページが閲覧できます。
ネットを使うだけでは、なかなか1GBすら超えないので、安心して利用できます。
ネットショッピングなどを主に利用する
動画視聴やSNSは使わず、主にネットショップを利用している方にもおすすめです。
動画やSNSの閲覧は、すぐにデータ容量を消費してしまいます。
ネットショッピングやネット検索を主に利用している方は、小容量プランがおすすめです。
格安SIMの中容量プランはどのような人におすすめ?おすすめな人の特徴4つ
つづいて、毎月4~10GBの中容量プランがおすすめの人の特徴をまとめてみました。
Wi-Fi環境が無い方やSNSをよく使う方におすすめです。
たまにWi-Fiを使わずにYoutubeを見ることがある
中容量プランは、Wi-Fiを使わずたまにYouTubeを見ることがある方におすすめです。
画質によって異なりますが、YouTubeの消費するデータ容量はとても大きいです。
そのため、Wi-Fi環境のない通勤や通学時にちょこっと見るだけであれば、中容量でも心配はありません。
アプリなどをよくダウンロードすることがある
スマホのアプリをよくダウンロードすることがある方にもおすすめです。
アプリの容量によって、多少変わりますが、月に6GBだと150回、8GBだと200回アプリのダウンロードができます。
毎月ゲームやSNSなどのアプリをダウンロードする方でも、中容量であれば十分に楽しめます。
Wi-Fi環境が無いところで使うことが多い
自宅や職場にWi-Fi環境が無い方も、中容量プランがおすすめです。
ただ、Wi-Fiが無い環境で、YouTubeやSNSなどの閲覧はデータ消費が大きいのですぐに制限にかかってしまいます。
中容量プランは、Wi-Fiが無い環境かつ、ネット検索やネットショッピングを使う方におすすめです。
LINEなどのSNSの利用頻度が多い
LINEやInstagramなどのSNSの利用頻度が多い方にもおすすめです。
LINEだと、月6GBでトークが約300万回、音声通話が約333時間、ビデオ通話だと約19時間が利用できます。
月10GB以下のプランに申し込みをしても、データ容量は十分に足りるので、容量の心配はありません。
格安SIMの大容量プランはどのような人におすすめ?おすすめな人の特徴4つ
最後に、大容量プランがおすすめの人の特徴です。
リモートでお仕事をしている方やオンラインゲームをしている方におすすめです。
オンライン会議などを携帯ですることが多い
Wi-Fi環境がない中で、オンライン会議をスマホで利用する方が多いと、大容量プランがおすすめです。
オンライン会議はZOOMで利用する場合、1時間で約500MB消費してしまいます。
1日1時間ZOOMを利用したオンライン会議を行うすると、月15GB消費することになります。
ZOOMは、かなり大きなデータ容量を消費してしまうので、オンライン会議をする方は、大容量プランがおすすめです。
Youtubeで頻繫に動画を視聴する
YouTubeで頻繁に動画を視聴する方にもおすすめです。
画質によってデータ容量は異なりますが、高画質だと月20GBで約20時間しか視聴できません。
毎日見る方や休日などの長時間見る方は、YouTubeの画質を落としてみるか、格安SIMの大容量プランを契約するなどして、工夫をしましょう。
スマホのオンラインゲームをすることが多い
スマホのオンラインゲームをする方も、大容量プランがおすすめです。
一般的なひとりで遊ぶゲームより、オンラインゲームの方がデータ容量の消費が大きいです。
オンラインゲームは、1時間約150MB消費してしまいます。
毎日、続けて何時間もオンラインゲームをする方は、大容量プランがおすすめです。
SNSに画像を頻繫にアップロードする
SNSによく画像をアップロードする方にもおすすめです。
特にInstagramは、YouTubeと同じくらいのデータ容量を消費してしまうSNSアプリです。
InstagramやTwitterの画像や動画をアップロードする方はもちろん、画像や動画を閲覧する方も、大容量プランがおすすめです。
格安SIMのプランの失敗しない選び方|データ量以外の選ぶ基準は?
格安SIMの種類はとても多く、なかなか選ぶのは難しいですよね。
つづいて、格安SIMプランの失敗しない選び方を紹介します。
データ容量ももちろん重視してほしいですが、データ容量以外の選ぶ基準も大切です。
月額料金を比較して選ぶ
格安SIMを契約するときは、やはりできるだけ安く抑えたいですよね。
まずは、自分が月間どのくらいのデータ容量を使っているかを確認しましょう。
データ容量を把握できたら、それぞれ格安SIMの月額料金を比較します。
同条件の格安SIMをいくつかピックアップし、コスパの良いプランを選びましょう。
実測値の口コミを参考に選ぶ
格安SIMを契約するときは、通信速度も確認しましょう。
ほとんどの格安SIMの通信速度は、公式サイトに記載されています。
ただ、公式サイトに記載されている通信速度は、あくまでも「最大」です。
そのため、実測値の口コミを参考に選びましょう。
実測値は、「みんなのネット回線速度」というサイトで簡単に調べられるので、ぜひ参考にしてみてください。
キャンペーンが充実している物を選ぶ
格安SIMはそれぞれ、キャンペーンを実施しています。
キャンペーンが充実している格安SIMを選べば、よりお得にスマホを利用できます。
格安SIM | キャンペーンの内容 |
楽天モバイル | プラン料金が3ヶ月間無料 |
UQモバイル | 「くりこしプラン+5G」へのプラン変更で、データ容量プレゼント |
BIGLOBEモバイル | 音声通話SIM+対象スマホで最大20,000円相当のポイントを還元 |
各格安SIMの会社では、このようなキャンペーンを行っているので、ぜひ参考にしてみてください。
使用したい端末が使えるかどうかで選ぶ
格安SIMによって、使える端末、使えない端末があります。
そのため、自分が使用したい端末が使えるかどうかで選びましょう。
格安SIMを使用するときは、SIMフリーの端末が必要です。
キャリアで販売しておらず「SIMロック」がかかっていない端末のこと
補足1:端末を購入したい場合は最新機種が買えるところから選ぶ
端末を新しく購入して、格安SIMを利用したい場合は、最新機種が変える格安SIMを選びましょう。
最新機種が購入できる格安SIMは主に以下です。
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- Ymobile など
在庫切れの場合もあるので、事前にお店に連絡して確認しましょう。
補足2:手持ちの最新機種を使いたい場合は対応しているかどうかを確認する
SIMロックを解除したSIMフリー端末でも、契約する格安SIMによって、使える使えないがあります。
格安SIMに乗り換えるときは、乗り換え先の格安SIMで手持ちの最新機種が対応しているかを確認しましょう。
各格安SIMの公式サイトで動作確認端末の確認ができます。
格安SIMのプランに関するよくある質問は?
最後に、格安SIMのプランに関するよくある質問をまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
格安SIMがやめとけと言われる理由は?
格安SIMは、月額料金が安い分、大手キャリアと比べて主に以下のデメリットがあります。
- 通信速度が遅くなりやすい
- 家族割や通話定額プランが少ない
- キャリアメールが有料オプションになる
- 乗り換えたあと自分で初期設定が必要
契約後に後悔しないよう、事前にデメリットも理解しておきましょう。
格安スマホはどこがいいの?
格安スマホは、メリットは主に以下が挙げられます。
- 月々の料金が安い
使用中の端末をそのまま使い続けられる
料金体系がシンプルでわかりやすい
契約期間に縛りがない場合がある
データ容量の変更やシェアができる
格安スマホは、なんといっても月額料金が安いです。
他にもたくさんのメリットがあるので、格安スマホが今もなお普及し続けています。
まとめ:格安SIMを選ぶ時は用途に合ったデータ量プランのものを使おう
今回は、格安SIMのプランについて詳しく解説しました。
格安SIMのプランはとても豊富で、自分の用途にあったプランが契約できます。
用途に合ったデータ量プランをしっかり見極められたら、よりお得に格安SIMを利用できます。
メリット・デメリットを理解して、後悔しない格安SIMを選びましょう。