WiMAXといえば、ポケット型Wi-Fiルーターを選ぶ際の選択肢に必ず入るほどの知名度と機能性があります。
ただ、WiMAXを提供しているプロバイダが数多くあり、特徴もさまざまでどれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、WiMAXのおすすめや選び方を紹介します。他の通信手段と比較して何が優れているのかなども解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
あなたに合うWiMAX回線の選び方
WiMAXをおすすめできる人・できない人
\当サイトおすすめのプロバイダ 3選/
サービス名
| GMOとくとくBB | Broad WiMAX | カシモWiMAX |
月額料金(税込) | ・初月~2ヶ月目:1,474円 ・3ヶ月目~35ヶ月目:3,784円 | ・初月:1,397円 ・2ヶ月目~:3,883円 | ・初月:1,408円 ・2ヶ月目~:4,378円 |
端末代金 | 550円/月(36回) | 一括払い:21,780円(税込) 分割払い:605円(税込)×36回 | 605円/月(36回) |
契約期間 | なし | なし | なし |
詳細 | GMOとくとくBBの詳細を見る | Broad WiMAXの詳細を見る | カシモWiMAXの詳細を見る |
- 【2022年最新版】比較してわかった本当におすすめできるWiMAX回線Top5
- カシモWiMAX:基本料金が安く、WiMAXを長く利用するのであればおすすめしたいWiMAXプロバイダ
- Broad WiMAX:他の通信会社から乗換する場合は一番おすすめするWiMAXプロバイダ
- GMOとくとくBB:キャッシュバックの金額は非常に魅力的なWiMAXプロバイダ
- BIGLOBE WiMAX:キャッシュバックの受け取りが早いWiMAXプロバイダ
- UQ WiMAX:公式ならではの安心感や実店舗でのサポートを受けたい場合はおすすめのWiMAXプロバイダ
- Vision WiMAX:キャンペーン盛りだくさん、初期費用を抑えたい方向けのプロバイダ
- BIC WiMAX:大手家電量販店の運営ならではのリアル店舗での相談をしながら決められるプロバイダ
- KT-WiMAX:長期間の割引が嬉しいランニングコストを抑えられるプロバイダ
- 5G connect:縛り一切なし、短期間使用にも向くプロバイダ
- ワイヤレスゲートWiMAX:WiMAX2+回線ならではの価格の安さがウリ
- WiMAXの失敗せずに選ぶには?|選ぶ時におすすめの3つの基準
- WiMAXをおすすめしないと言われるのはなぜ?|WiMAXがデメリットになる人
- WiMAXはこんな人におすすめできる|WiMAXがメリットになる人
- WiMAXを契約するときはここに注意|契約前におすすめするチェック項目
- WiMAXのおすすめに関するよくある質問は?
- まとめ:WiMAXは用途を契約前に確認するのがおすすめ、合わない場合は別で選ぼう
【2022年最新版】比較してわかった本当におすすめできるWiMAX回線Top5
最初に、おすすめしたいWiMAXプロバイダを紹介します。
運営会社 | 初期費用 | 通信速度 | 月額料金 | 通信制限 | 対応エリア | キャンペーン |
カシモWiMAX | 事務手数料:3,300円 | 下り最大2.7Gbps※Speed Wi-Fi 5G X11の場合 | 4,455円(税込)※WiMAX+5Gプラン 3年プラン | 一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | LTEオプション(プラスエリアモード)無料※WiMAX+5Gプラン 3年プラン |
Broad WiMAX | 事務手数料:20,743円※Web申し込み・クレジットカード払いであれば0円 | 下り最大2.7Gbps※Speed Wi-Fi 5G X11の場合 | 4,708円(税込)※ギガ放題プラスDX(3年)プランの場合 | 一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | 契約解除料還元のお乗換えキャンペーン |
GMOとくとくBB | 事務手数料:3,300円 | 下り最大2.7Gbps※Speed Wi-Fi 5G X11の場合 | 4,708円(税込)※WiMAX+5Gプランの場合 | 一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | 最大20,000円キャッシュバック |
BIGLOBE WiMAX | 事務手数料:3,300円 | 下り最大2.7Gbps※Speed Wi-Fi 5G X11の場合 | 4,928円(税込)※WiMAX+5Gプランの場合 | 一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | データ端末申し込みで15,000円キャッシュバック |
UQ WiMAX | 事務手数料:3,300円 | 下り最大2.7Gbps※Speed Wi-Fi 5G X11の場合 | 4,818円(税込) | 一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | プラスエリアモード無料 |
Vision WiMAX | 事務手数料:3,300円 | 下り最大2.7Gbps※Speed Wi-Fi 5G X11の場合 | 1年契約:5,973円(税込) 3年契約:5,038円(税込) | 一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | ・5,000円キャッシュバック ・端末代金無料 ・プラスエリアオプション無料 ・指定回線へ乗り換えで違約金無料 |
BIC WiMAX | 事務手数料:3,300円 | 下り最大2.7Gbps※Speed Wi-Fi 5G X11の場合 | 4,950円(税込) | 一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | WiMAX5Gはじめる割:25ヶ月間620円割引 |
KT WiMAX | 事務手数料:3,300円 | 下り最大2.7Gbps※Speed Wi-Fi 5G X11の場合 | 4,950円(税込) | 一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | KT-WiMAX +5Gはじめる割:25ヵ月間682円割引 |
5G connect | 事務手数料:3,300円 | 下り最大2.2Gbps※の場合 | 4,950円(税込) | 一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | ・30日間お試しモニター ・契約期間縛りなし |
ワイヤレスゲート WiMAX | 事務手数料:3,300円 | 下り最大1.2Gbps※Speed Wi-Fi NEXT W06の場合 | 4,268円(税込) | ・前日までの直近3日間で「WiMAX2+」方式および「LTE」方式の通信量の合計が10GB以上 となった場合・一定期間に大量のデータ通信を行った場合 | 全国のWiMAX利用エリア | – |
WiMAXは、どのプロバイダで契約したとしても、対応エリアなど通信回線品質に違いはありません。また、通信速度に関しては、プロバイダごとに扱っている端末の性能で決まります。
現在は5G回線を提供しているプロバイダが主流になりつつありますが、一部まだWiMAX2+を提供しているプロバイダもあります。
Broad WiMAX:他の通信会社から乗換する場合は一番おすすめするWiMAXプロバイダ
GMOとくとくBB:キャッシュバックの金額は非常に魅力的なWiMAXプロバイダ
BIGLOBE WiMAX:キャッシュバックの受け取りが早いWiMAXプロバイダ
UQ WiMAX:公式ならではの安心感や実店舗でのサポートを受けたい場合はおすすめのWiMAXプロバイダ
Vision WiMAX:キャンペーン盛りだくさん、初期費用を抑えたい方向けのプロバイダ
BIC WiMAX:大手家電量販店の運営ならではのリアル店舗での相談をしながら決められるプロバイダ
KT-WiMAX:長期間の割引が嬉しいランニングコストを抑えられるプロバイダ
5G connect:縛り一切なし、短期間使用にも向くプロバイダ
ワイヤレスゲートWiMAX:WiMAX2+回線ならではの価格の安さがウリ
カシモWiMAX:基本料金が安く、WiMAXを長く利用するのであればおすすめしたいWiMAXプロバイダ
カシモWiMAXでは、キャッシュバックやキャンペーンなどがない代わりに、基本料金などが安いという特徴があります。1~2年程度の利用を想定している場合はキャッシュバックやキャンペーンがあるWiMAXプロバイダと契約した方が、支払い料金総額は抑えられます。
しかし、長期で利用するのであれば、基本料金など月々の支払い料金が抑えられたプロバイダで契約した方が支払い総額は抑えられます。
カシモWiMAXは、基本料金が安いので、WiMAXを長期で利用するのであればおすすめです。
・キャンペーン:70/100点
・契約のしやすさ:72/100点
・契約期間:71/100点
・解約しやすさ:70/100点
・総合:78/100点
Broad WiMAX:他の通信会社から乗換する場合は一番おすすめするWiMAXプロバイダ
Broad WiMAXは、他社インターネットサービスから乗り換えるときに発生する契約解除料を負担するキャンペーンを提供しています。
ほとんどのインターネットサービスでは契約期間が設定されており、契約途中で解約した場合は違約金が発生する場合があります。違約金の金額は会社ごとに様々ですが、契約1年以内に解約した場合、違約金が2万円以上になることもあります。
たまたま契約したインターネットサービスが合わなかったなど、何らかの理由ですぐに解約したい場合はおすすめです。
・キャンペーン:79/100点
・契約のしやすさ:71/100点
・契約期間:72/100点
・解約しやすさ:70/100点
・総合:75/100点
GMOとくとくBB:キャッシュバックの金額は非常に魅力的なWiMAXプロバイダ
GMOとくとくBBをおすすめする一番のポイントは、キャッシュバック額が現金で最大20,000円と、キャッシュバックの中でも他のプロバイダと比べてもトップクラスに高い点です。
GMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンを受ける条件は、他社から乗り換えるときが20,000円、それ以外の方でも13,000円です。キャッシュバック額を重視するのであればおすすめです。
・キャンペーン:83/100点
・契約のしやすさ:71/100点
・契約期間:72/100点
・解約しやすさ:70/100点
・総合:79/100点
BIGLOBE WiMAX:キャッシュバックの受け取りが早いWiMAXプロバイダ
BIGLOBE WiMAXは、キャッシュバックの申し込みが翌月と他のWiMAXプロバイダと比べて早く受け取れるプロバイダです。条件としてはWi-Fiルーター(データ端末)も同時に申し込むという条件のみです。
他社のWiMAX契約していない場合、回線契約時にWi-Fiルーターも同時に購入するのが一般的です。そのため、WiMAXを新規契約する方であれば、ほとんどの方が条件にあてはまると言えます。
キャッシュバックを受け取るまでの期間が早いメリットは、受け取り漏れが少ない点です。キャッシュバックを受けるまでの期間が長い場合は、うっかり忘れてしまう可能性があります。キャッシュバックを確実に受け取りたいのであれば、おすすめです。
・キャンペーン:78/100点
・契約のしやすさ:74/100点
・契約期間:72/100点
・解約しやすさ:70/100点
・総合:71/100点
UQ WiMAX:公式ならではの安心感や実店舗でのサポートを受けたい場合はおすすめのWiMAXプロバイダ
UQ WiMAXは、公式のWiMAXプロバイダです。キャンペーンやキャッシュバックなどは他社に劣るものの、WiMAX公式という安心感があります。
WiMAX公式ならではとしては、UQ WiMAXの公式店舗があります。例えばなにかトラブルがあったときに実店舗に駆け込むことができるので、サポートを対面で受けたいという方におすすめです。
また、技術サポートや購入相談なども、他社と比べて手厚いサポートが期待できます。実店舗でサポートできるのはもちろんのこと、電話やメールなどでの問い合わせを利用した場合でも、他社よりも品質の高いサポートを受けられます。
他のWiMAXプロバイダはインターネット契約が中心なので、実店舗や公式サポートという安心感を受けたいのであれば、UQ WiMAXがおすすめです。
・キャンペーン:61/100点
・契約のしやすさ:84/100点
・契約期間:75/100点
・解約しやすさ:67/100点
・総合:69/100点
Vision WiMAX:キャンペーン盛りだくさん、初期費用を抑えたい方向けのプロバイダ
Vision WiMAXは株式会社ビジョンが経営する大手プロバイダです。とくにキャンペーン施策が強く、端末代金無料やキャッシュバック、指定回線へ乗り換えで違約金無料など、オトクな特典が多いのが特徴。
リアル店舗はありませんが、チャットやサポートダイヤルなど、問い合わせ先は複数用意されています。また、1年契約か3年契約かを選ぶことができ、3年の場合はすべてのキャンペーン施策が適用される上でずっと月額が5,038円で使用できるのは魅力と言えるでしょう。
とくに長期間にわたって使用する予定がある方にとくにおすすめのプロバイダです。
・キャンペーン:89/100点
・契約のしやすさ:74/100点
・契約期間:77/100点
・解約しやすさ:76/100点
・総合:78/100点
BIC WiMAX:大手家電量販店の運営ならではのリアル店舗での相談をしながら決められるプロバイダ
BICWiMAXは大手家電量販店であるビックカメラが運営しているWiMAXプロバイダです。一番の強みは店舗で相談をしながら自分に合っているかどうかを決められることで、詳しい人に話を聞きながらの契約は安心感があります。
店舗ならではのメリットとして、他の通信料金を安くしたり一緒に家電製品を購入することにより割引に繋がったりと、包括的なサービスが受けられるのが大きいといえます。例えばWiMAX以外にも光回線の提案を受けたり、一緒に冷蔵庫を購入することにより冷蔵庫に割引が入ったりなどの施策を店舗ごとに行っていることが多いというのがポイント。
メリット・デメリットを詳しい人に対面で聞きながら契約を進めたいという方におすすめのプロバイダといえます。
・キャンペーン:57/100点
・契約のしやすさ:85/100点
・契約期間:75/100点
・解約しやすさ:77/100点
・総合:69/100点
KT-WiMAX:長期間の割引が嬉しいランニングコストを抑えられるプロバイダ
WiMAXが認知され始めた頃から通信業界を支えてきたケーティーコミュニケーションズの運営するプロバイダです。こちらもケーズデンキをはじめとしたリアル店舗での相談を行いながら契約をすることができるのがメリット。
また、月額から682円を25ヶ月間割引するキャンペーンを実施しており、25ヶ月間4,268円とWiMAX5G内では最安級の価格で使用できるというのも強みと言えるでしょう。auとのスマートバリューも嬉しいですね。
月々のランニングコストを抑えたい方向けのプロバイダということが出来ます。
・キャンペーン:81/100点
・契約のしやすさ:86/100点
・契約期間:75/100点
・解約しやすさ:70/100点
・総合:76/100点
5G connect:縛り一切なし、短期間使用にも向くプロバイダ
ワイヤレスゲート株式会社が運営を行うプロバイダで、即日発送やいくつかの質問に答えるだけで契約が簡単に行えるのが特徴です。
他のプロバイダと異なり、X11が機種にラインナップされていないのがネックではあるものの、その分最低利用期間が3ヶ月ということ以外縛りが一切なく、短期間使用に適していたり5,000円を切る月額でランニングコストを抑えられるなど、自由な契約が行いやすいのがメリット。
長期にわたって使用するかどうかわからない、WiMAX5Gというのがどういうものなのかを試してみたいという方にうってつけのプロバイダです。
・キャンペーン:55/100点
・契約のしやすさ:73/100点
・契約期間:90/100点
・解約しやすさ:90/100点
・総合:83/100点
ワイヤレスゲートWiMAX:WiMAX2+回線ならではの価格の安さがウリ
現在WiMAXはWiMAX5Gが主流になりつつあるものの、やはり月額料金の高さや縛りなどのキツさ、まだまだ5Gが来そうにない地域にお住まいの方には少し使いづらいというのはネック。そんな時はこちらのワイヤレスゲート株式会社が運営するワイヤレスゲートWiMAXをおすすめします。
5G電波を使用していないためWiMAX2+電波での運用にはなるものの、月額が5G回線に比べて1,000円程度安く、ランニングコストを抑えられるのが最大のメリット。LTEオプション料金も無料になっているため、月額自体がとても安く使用できます。
5Gほど速度が出ない、ハイスピードプラスエリアモードの制限にかかってしまわないように注意する必要があるなどの制約はあるものの、とにかく手軽にモバイルルーターを持ちたいという方にはおすすめのプロバイダとなっています。
・キャンペーン:58/100点
・契約のしやすさ:68/100点
・契約期間:69/100点
・解約しやすさ:67/100点
・総合:63/100点
WiMAXの失敗せずに選ぶには?|選ぶ時におすすめの3つの基準
おすすめで紹介したWiMAXプロバイダ以外にも、プロバイダがたくさんあります。そこで、あなたがWiMAXを選ぶ際に、必ず抑えてほしい基準を紹介します。
最新機種が使えるかどうか
WiMAXはどのプロバイダで契約しても、利用できる回線は同じ回線を使います。しかし、プロバイダによって通信速度が変わる場合があります。その理由は、ポケット型Wi-Fiルーターにあります。
モバイルルーターは、利用している機種ごとに通信速度の上限が設定されています。例えばAというルーターは、最大2Gbpsの通信速度で利用できるが、数年前に発売されたBというルーターの場合は、通信速度が1Gbps程度しか出ない、などです。
発売時期によって通信速度が違うのは、発売当初の技術的な制約が最も大きいのが原因です。また、ポケット型Wi-Fiルーターは、プロバイダごとに用意するため、ラインナップもプロバイダごとに異なります。
WiMAXプロバイダの中には、新しいポケット型Wi-Fiルーターと数年以上前に発売されたポケット型Wi-Fiルーターが用意されていて、ポケット型Wi-Fiルーターを指定できない、といったケースも存在します。
そのため、いくらWiMAXの通信速度が速いといっても、速い通信速度に対応したポケット型Wi-Fiルーターが手に入らなければ、通信速度が速いWiMAXの意味がありません。
そのため、最新のポケット型Wi-Fiルーターが手に入るかどうかを確認し、なるべく通信速度が速いルーターが入手できるプロバイダを利用しましょう。
通信料が自分に合ったものを選べるか
WiMAX回線品質はどのプロバイダを選んでも基本的には変わりません。ただ、月額の通信料金はプロバイダによって異なります。また、プランによって通信料金が変わるため、あなたにあった通信料金かどうか確認しましょう。
WiMAXの料金プランは、5G回線が利用可能なWiMAX+5Gと、4G回線が利用可能なWiMAX2+から選択します。WiMAX2+の方が料金的には安いものの、5G回線が利用できるWiMAX+5Gの方が通信速度やデータ利用量が多いという特徴があります。
WiMAX回線を長い期間利用するのであれば、今後時代遅れになるWiMAX2+ではなく、少々高くなっても良いのでWiMAX+5Gを契約した方が無難です。
キャッシュバックなどのキャンペーンは充実しているか
WiMAX回線を提供しているプロバイダの中には、キャッシュバックなどのキャンペーンが充実しているプロバイダがあります。キャッシュバックがあるプロバイダであれば、月額料金が多少高かったとしても支払総額が低くなる場合があります。
キャッシュバックではありませんが、Broad WiMAXのキャンペーンでは、乗り換え時の違約金を支払うキャンペーンを展開しています。
WiMAX回線に限らずモバイルルーターでは、契約期間によって違約金が発生する場合があり、結果的に初期費用が高くなってしまう場合があります。
しかし、そんなときでもキャンペーンを適用すれば気軽に乗り換えることが可能なので、キャンペーンのありなしもぜひ選択肢に加えてみると、あなたに最適なWiMAX回線が選択できるかもしれません。
ただし、キャンペーンの有無は、最新のポケット型Wi-Fiルーターが利用できるかという点や、通信料があなたに合っているかを確認するのが大前提で、キャンペーンの有無はプラスアルファとして捉えておきましょう。
WiMAXをおすすめしないと言われるのはなぜ?|WiMAXがデメリットになる人
WiMAXがおすすめできないと言われる場合があります。というのも、あなたの利用方法や利用環境によっては、WiMAX以外を利用した方が快適に使える場合があります。
そこで、WiMAXをおすすめしない、別の回線を利用した方が快適に利用できる可能性がある方を紹介します。
オンラインゲームなどの大容量通信をする時間が長い人
WiMAX以外の回線をおすすめしたいユーザー一人目は、大容量通信を定期的に行う方です。特にオンラインゲームなど、長い時間通信を行うのであればなおさらです。
WiMAX回線は、通信速度が最大1Gbpsを超えており、スペックだけを見た場合は光回線と同じ位の通信速度で利用できます。とはいえ、WiMAX自体は無線回線のため、場合によっては通信が切れる可能性があります。
次に、WiMAX回線の中で、WiMAX2+回線を利用している場合、使い放題プランを契約している場合でも、3日間で10GB以上利用した場合は、通信制限が発生する場合があります。WiMAX+5G回線を利用した場合も、あまりに大規模通信をした場合は、通信速度が制限される場合があります。
これらの理由により、オンラインゲームなどの大容量通信をする時間が長いのであれば、有線接続の光回線をおすすめします。
複数人世帯などで同時接続利用が多い人
同時使用が多い方も、WiMAX以外の選択をした方が良いかもしれません。WiMAX回線は、基本的にはポケット型Wi-Fiルーターを利用するので、同時接続台数が10~15台程度が基準です。
2~3人で利用するのであれば10~15台程度の接続台数で問題ありません。しかし、同時接続利用が5人以上いる場合は、10~15台では足りなくなる可能性があります。
最近はスマートフォンやパソコン、タブレットやゲーム機などに加えて、テレビやスマートスピーカー、エアコン、調理道具など、昔に比べたら比べ物にならないくらいインターネットにつないで利用する機器が増えました。
WiMAXを利用する台数が増えた場合、1つ1つのデータ量は少なかったとしても、合計してしまうとデータ量が多くなり、結果的に大容量通信になってしまう可能性があります。WiMAX2+契約で利用している場合は特に注意が必要です。
また、同時接続利用が多い場合、1つ1つの端末の回線が安定しない場合があります。WiMAX回線を持ち運ぶのであれば仕方ありませんが、もしもWiMAX回線を固定回線と同じように利用するのであれば、大手キャリアのホームルーターや光回線を選んだ方が良いかもしれません。
対応エリアのギリギリに住んでいる人
WiMAX回線は、通信速度が他のポケット型Wi-Fiルーターよりも高速で、利用できるデータ利用量も無制限で利用可能です。しかし、WiMAX回線は、他の大手キャリア回線に比べると、残念ながら対応エリアが狭い傾向にあります。
例えば関東など人口が多い場所であればdocomoなどの大手キャリアとほとんど変わりありませんが、北海道や四国、九州などでは大手キャリアと比べて明らかに対応エリアが狭いと言えます。
ただし、WiMAXには、ハイスピードエリアモードというオプションがあり、このオプションを使うことで、au回線と同じ回線を利用することが可能です。ただし、ハイスピードエリアモードで利用できるデータ量には限りがあるので注意が必要です。
また、WiMAX回線には、通信品質に関してもビルや地下に弱いという特徴があります。大手キャリアが利用している回線はプラチナバンドやプラチナLTE回線と呼ばれることもあります。
例えばドコモのプラチナバンドは、800Mhz帯です。一方、WiMAX回線は2.4Ghzや5Ghzという周波数を利用しています。なお、1G=1000Mで計算されるため、プラチナバンドの周波数は、WiMAX回線よりも低いという特徴があります。
周波数が高い方が、直線的な通信速度が速いという特徴があります。しかし、周波数は低い方が電波やビル、壁などの障害物を通過しやすいので、大手キャリアのLTE回線はビルや地下などに強い傾向にあります。
これらの理由により、対応エリアのギリギリに住んでいる場合、ビルや壁などの状況によってはWiMAX回線の電波がつかめない可能性があります。いくら通信速度が速いWiMAXでも、電波をつかめなければ契約する意味がありません。
対応エリアギリギリに住んでいる、もしくは対応エリアギリギリの場所でポケット型Wi-Fiルーターを利用したいのであれば、大手キャリアのポケット型Wi-Fiルーターを利用した方が幸せになれるかもしれません。
WiMAXはこんな人におすすめできる|WiMAXがメリットになる人
先におすすめできないユーザーを紹介しましたが、もちろんWiMAXをおすすめできるユーザーも当然います。そこで、WiMAXがおすすめできるユーザーを紹介します。
固定回線の工事を行うことができない人
おすすめできないユーザーを紹介した際、インターネット回線を頻繁に利用するなどWiMAXをおすすめできないユーザーには、光回線をおすすめしました。
光回線は光ファイバーという有線でインターネット回線を利用するので、無線回線に比べて回線品質は安定しているという特徴があります。
しかし、光回線は、自宅やマンションに光ファイバーを引き込む必要があります。そのため、光ファイバーを自宅に引き込むための工事が必ず発生します。しかし、場所的な問題で回線工事自体ができない場合もあります。
また、借家や賃貸マンションなどに光ファイバーを引き込む場合は、大家などの承諾を得る必要があります。大家から承認を得られなければ、光ファイバーの工事を行うことができません。
何かしらの理由で光回線開通工事ができない場合は、通信速度が早く、光回線と近い利用が可能なWiMAX回線がおすすめです。
3日で10G以下程度の利用しかしない人
2022年2月現在のWiMAX回線には、4G回線を利用しているWiMAX2+と、5G回線が利用可能なWiMAX+5Gが選択できます。
5G回線の方がWiMAX2+回線よりも通信速度が速いものの、5G回線は新しい通信技術のため、WiMAXの5G回線が利用できる場所が狭く、使える範囲が限られています。
WiMAX+5Gであっても、5G回線が利用できない場所ではWiMAX2+回線を利用するため、2022年2月時点では料金面でお得なWiMAX2+を契約するという選択肢があります。
しかし、WiMAX2+回線を契約する場合、1つ弱点があります。WiMAX2+の使い放題プランでは、3日でデータ量が10GB以上使用してしまうと通信制限がかかります。通信制限がかかった時の速度はおおむね1Mbpsとなっており、必要最低限の通信しかできません。
データ量を消費するコンテンツとしては、動画コンテンツがあります。Full HD画質とよばれる1080pで動画を利用する場合、約7時間で10GB程度消費します。1本2時間程度の映画であれば、3本程度のデータ容量です。
LINEやSNS、メールやネットサーフィンやネットショッピング程度であれば、3日間で10GB以上利用する可能性は少ないため、WiMAX2+回線の契約をする場合は、3日間で10GB以下程度の使い方で利用しましょう。
外でも高速通信を行う必要がある人
インターネット回線を外で利用する方法は、WiMAXなどのポケット型Wi-Fiルーターの他に、スマートフォンの「テザリング」という方法があります。
「テザリング」は、たまに利用するのであれば問題ありません。ただし、テザリングを日常的に利用する、すなわち外でも高速通信を行う場合はあまりおすすめできません。
テザリングがおすすめできない1つ目の理由は、スマートフォンにはテザリング以外にも電話、LINEなどのメッセージアプリやゲームなど本来の利用方法があるからです。
テザリングは常にスマートフォンから電波を発信していることもあり、バッテリーが消耗しやすい使い方です。テザリングにバッテリーをたくさん使い、本来の使い方ができなくなってしまっては本末転倒です。
テザリングがおすすめできない2つ目の理由は、テザリングで高速通信をしてしまうと、スマートフォンで契約しているデータ量を使い切ってしまう可能性があるからです。
パソコンを外に持ち出して使うなど、外でも高速通信をする機会が多いのであれば、WiMAXを使うことをおすすめします。
WiMAXを契約するときはここに注意|契約前におすすめするチェック項目
WiMAXを選ぶ基準、おすすめしない使い方、おすすめする使い方を踏まえて、WiMAXを契約するときに注意してほしいポイントを3点紹介します。
キャッシュバックの受け取り条件を満たすことは可能か
キャッシュバックやキャンペーンはWiMAXプロバイダを選ぶうえで大切なポイントです。しかし、受け取り条件を満たしていない場合は、当然ながらキャッシュバックを受け取る事ができません。
キャッシュバックの受け取り条件はプロバイダによって異なります。たとえば1人が複数回線契約しても1回線分しかキャッシュバックの受け取れない、○○というオプションに加入しないとキャッシュバックが受け取れないなどがあります。
また、キャッシュバックが受け取れるまでの期間についても注意が必要です。例えば、キャッシュバックを受け取れるタイミングが契約から2年後だった場合、WiMAXを1年だけ利用して解約した場合は当然ながらキャッシュバックが受け取れません。
キャッシュバック目当てで契約する場合は、キャッシュバックの受け取り条件を満たすかどうかを必ず確認しましょう。
利用想定エリアの電波状況はどうなっているか
WiMAXがデメリットになる人で紹介した条件に、「対応エリアのギリギリに住んでいる人」を紹介しました。デメリットになる理由は、WiMAXの電波が大手キャリア電波よりもビルや地下などの障害物に弱いからです。
そのため、あなたがWiMAXの利用を想定するエリアでの電波状況は必ず確認しましょう。電波が入らない場合は当然として、提供エリアギリギリの場合は注意が必要です。提供エリアギリギリの場合、ハイスピードプラスエリアモードに切り替わってしまいます。
ハイスピードエリアモードで利用できるデータ容量は限られています。WiMAX2+回線では7GB、WiMAX+5G回線の場合は15GB以上利用してしまうと通信速度制限が発生し、使い物にならなくなる可能性があります。
契約前に試すことができるかどうか
利用想定エリアの電波状況で紹介しましたが、WiMAXの電波は大手キャリアの電波よりもビルや地下などの障害物に弱いため、対応エリア内であっても環境的にWiMAX回線が利用できない場合があります。
WiMAX回線が本当に使えるかどうかを確認する一番の方法は、利用想定エリアで実際に試してみることです。試す方法として、知り合いなどでWiMAXを利用している方がいれば、知り合いにWiMAXを借りるなどをして実際に利用する場所で使ってみるという方法があります。
周りにWiMAXを利用している方がいない場合は、プロバイダで行っているキャンペーンを活用する方法があります。
WiMAXを提供しているプロバイダの中には、契約後○○週間以内に解約した場合は初期費用を全額返金するキャンペーンを行っているプロバイダがあります。このようなキャンペーンを活用し、契約前に試してみることをおすすめします。
WiMAXのおすすめに関するよくある質問は?
WiMAXに関するよくある質問を紹介します。WiMAXの契約をしたい方はもちろんのこと、WiMAXに興味がある、WiMAX使えるかどうか気になっている方に一度見ていただきたいキャンペーンです。
WiMAX+5Gの対応エリアはどうなっている?
WiMAX+5Gの対応エリアは、簡単に言うと、WiMAX2+が利用できるWiMAX2対応エリアとau4Gエリアに加えて、au5Gエリアの一部が利用できます。
WiMAX+5Gで追加されたau5Gエリア自体は、大都市を中心に急速に広がっているものの、2022年2月時点では日本全国で使える回線ではありません。
au5Gエリアが使えない地域でWiMAX+5Gを利用する場合、WiMAX2+回線を利用している状況とほとんど変わりません。ただし、5G回線は今後の主流と言われているため、急ピッチで対応エリアが拡大しています。
WiMAX+5Gのエリアは拡大しないの?
WiMAX+5G回線の中でも、WiMAX2+エリアとau4Gエリアは日本のほとんどの場所で利用可能です。そのため、エリアが広がることはほぼありません。
au5Gエリアは、2022年2月時点では一部の大都市近郊を中心としたエリアでしか使えません。しかし、数年後には日本の多くのエリアで使えると予測されているので、WiMAX+5G回線のエリアは拡大すると言えます。
WiMAX+5Gのエリア検索方法が知りたい
WiMAX+5Gのエリアは、UQ WiMAXホームページ内にある、対応サービスエリア(UQ WiMAX)というサイトで検索可能です。
対応サービスエリア(UQ WiMAX):https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
対応サービスエリア(UQ WiMAX)の使い方は、対応サービスエリアであなたが利用する都道府県を選ぶだけです。住んでいる場所に色が塗られているか確認します。
■ 地図の見方
色がついていない場所:WiMAXの電波が届かない場所
黄色の場所:WiMAX2+(4G回線)の電波が届く場所
オレンジの場所:5G NR化した回線の電波が届く場所
赤い場所:5G sub6の回線の電波が届く場所
4G仕様の設備を5G仕様の設備にアップデートしたことを5G NR化と呼びます。5G設備を新設した場合は5G sub6です。
5G NR化と5G sub6の違いは、5G NR化した設備から飛ばされた電波よりも5G sub6用の設備から飛ばされた電波の方が通信速度は早いという特徴があります。ただいずれの電波も4Gよりは通信速度が早いため、神経質になる必要はないです。
WiMAX+5Gのスタンダードモードってなに?
WiMAX+5Gのスタンダードモードとは、WiMAX2+回線、au4G回線、au5G回線の一部が利用できるモードです。WiMAXが利用できるau5G回線は、周波数が高いため、ビルや地下などに弱いという特徴があります。
WiMAX+5Gには、スタンダードモードに加えてハイスピードモードがあります。ハイスピードモードは、スタンダードモードに加えて障害物に強いau5Gのプラチナバンドが利用できます。
ただし、ハイスピードモードでWiMAXを使いすぎた場合、速度制限がかかるので注意が必要です。
まとめ:WiMAXは用途を契約前に確認するのがおすすめ、合わない場合は別で選ぼう
WiMAXは料金面でも他のポケット型Wi-Fiルーターとほとんど変わらない値段であるにもかかわらず、無線回線としては大手キャリアのポケット型Wi-Fiルーターと比べて通信速度が速いという特徴があります。
そのため、ポケット型Wi-Fiルーターを選ぶのであれば、WiMAXはおすすめできます。
ただし、本記事で紹介した通り、WiMAXにも弱点があります。そのため、WiMAXを契約するのであれば、利用用途や利用環境から本当にWiMAXが適しているのかを確認しましょう。
その上で、WiMAXが適していない場合は、光回線やホームルーターなど別の回線を利用しましょう。