「WiMAXって評判が悪いの?」
「WiMAXがおすすめされない理由は?」
ポケット型Wi-Fiではおなじみとなっている『WiMAX』ですが、評判が悪いと言われていたりおすすめされない
のはなぜなのでしょうか。
この記事では、WiMAXの評判が悪い理由やデメリットになる原因、WiMAXの利用が合っている場合やWiMAX以外のポケット型Wi-Fiなどを解説していきます。
こちらを参考に、WiMAXを賢く選んでお得に使えるようにしましょう。
・WiMAXの評判が悪い5つの理由
・WiMAXがおすすめ・おすすめしない人の特徴
・料金が安いポケット型Wi-Fi
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サービス名
| GMOとくとくBB | Broad WiMAX | カシモWiMAX |
月額料金(税込) | ・初月~2ヶ月目:1,474円 ・3ヶ月目~35ヶ月目:3,784円 | ・初月:1,397円 ・2ヶ月目~:3,883円 | ・初月:1,408円 ・2ヶ月目~:4,378円 |
端末代金 | 550円/月(36回) | 一括払い:21,780円(税込) 分割払い:605円(税込)×36回 | 605円/月(36回) |
契約期間 | なし | なし | なし |
詳細 | GMOとくとくBBの詳細を見る | Broad WiMAXの詳細を見る | カシモWiMAXの詳細を見る |
【結論】WiMAXの評判が悪いのはなぜ?おすすめしないと言われる5つの理由
WiMAXの評判が悪いのはなぜなのでしょうか。ここでは、WiMAXがおすすめされない理由を紹介していきます。
ポイントは以下のとおりです。
理論値と実測値に大きな差がある
まずは、理論値と実測値に大きな差が見られるというWiMAXの通信速度に関する点です。
理論値とは、技術規格上の最大通信速度のことをいいます。端末の性能や、利用できる電波の種類などから理論値が公式情報として表記されていることが多いです。
実測値とは、実際のユーザーが通信速度を測定した数値です。
実際の通信速度は、その時の環境や時間帯などによって変動してしまいますが、多くの計測情報があればあるほど信ぴょう性の高いものとして参考にできます。
それでは、2022年2月時点でWiMAXの最新機種である『Speed Wi-Fi 5G X11』の理論値と実測値を比較してみましょう。
Speed Wi-Fi 5G X11の速度 | 下り(ダウンロード)速度 | 上り(アップロード)速度 |
理論値 | 2.7Gbps(2,700Mbps) | 183Mbps |
実測値(直近3ヶ月486件の平均値) | 44.76Mbps | 9.65Mbps |
参照サイト:みんなのネット回線速度
上記の表からわかるように、理論値と実測値で大きな差があることが確認できます。
公式情報を鵜呑みにしてしまうと、思っていた速度では使えないといったことになるので注意が必要ですね。
提供エリアに限りがある
WiMAXが提供している電波は、5G対応の『WiMAX+5G』と旧型5G未対応の『WiMAX2+』と2種類あります。
どちらもWiMAXが独自に展開している回線であり、『WiMAX2+』については人口カバー率99%となっていますが、5G対応の『WiMAX+5G』はまだまだ限定的です。
WiMAXの最新機種を購入し、最大速度2Gbps以上の電波が使いたいと思っても使えないといったことが起こり得ます。
下記サイトで提供エリアを確認することができるので、検討する際は確認するようにしましょう。
データ容量が無制限では使えない
WiMAX回線(ギガ放題プラス)は月間データ容量については無制限ですが、3日間で15GB以上使うと翌日から速度制限がかけられます。
こういったことから、実質無制限という表記で紹介されることが多いです。
ですがこの点については、2022年2月1日から規約が変更され3日間15GBの速度制限が撤廃されました。
『一定期間内に大量のデータ通信をすると制限される場合がある』といった内容に変わったため、月間データ容量については無制限になったと考えてもよいでしょう。
旧プランである『ギガ放題WiMAX2+』については、3日間10GBの速度制限が引き続き適用されています。
契約の縛り期間が長い
WiMAXの契約期間については利用するプロバイダによって違いますが、どのプロバイダについても2〜3年の契約期間が設定されたプランが多いです。
1〜2年以内の利用を考えている方にとっては、契約期間が長く途中解約してしまうと違約金が発生してしまうパターンが多いので向いていません。
純粋に料金が高い
WiMAXの基本月額料金は、他社モバイル回線と比較すると少し割高となっています。
ギガ放題とギガ放題プラスで選択できるプランが2種類しかなく、細かいニーズに合わせることが難しいので料金が高くなってしまいます。
WiMAXをおすすめしないのはこんな人|利用がデメリットになる人の特徴
ここではWiMAXをおすすめしないのはどういった人なのかを解説していきます。
紹介する主な内容は以下のとおりです。
WiMAXの対象エリアに住んでいない人
前の項目でも紹介した、最大速度2Gbps以上のWiMAX+5Gが使えるエリアはまだまだ限定的です。
4GLTEのエリアはかなり広いですが、通信速度についてはそこまで期待できないので注意しましょう。
同時接続端末数が多い人
同時接続端末数が多い人についても、WiMAXはおすすめできません。
回線の速度や端末の性能を考えると、複数同時接続するとさらに速度が低下することが考えられるためです。
同時接続台数が多い人は、光回線での利用であれば安定した通信が期待できます。
ゲーム用途での契約を考えている人
オンラインゲームでの利用をメインに考えている方についても、WiMAXは推奨できません。
WiMAXの最新機種でも平均速度約40Mbpsとなっており、オンラインゲームで重要とされるping値も高い傾向があるためラグが発生してしまう可能性が高いです。
オンラインゲームがメインの場合も、光回線での利用をおすすめします。
WiMAXはこんな人にはおすすめできる|利用がメリットになる人の特徴
それでは、WiMAXがおすすめできる人はどういった場合なのかを紹介していきます。
WiMAXをおすすめしたい人は以下のとおりです。
通信速度の速いポケット型Wi-Fiを契約したい人
まずは通信速度の速いポケット型Wi-Fiが利用したい人です。
最初の項目では、理論値と実測値で差があることを解説しましたが、実測値で平均下り速度40Mbps以上でるポケット型Wi-Fiはまだまだ少ないのが現状です。
料金が比較的安価なクラウドSIMタイプのポケット型Wi-Fiは、平均10Mbps前後のプロバイダが多く速度面は期待できないものとなっています。
通信速度ができるだけ速く、持ち運びができるポケット型Wi-Fiが使いたい人はWiMAXがおすすめです。
光回線の工事が自宅でできない人
光回線の工事ができない場合の人にもWiMAXはおすすめです。
光回線が利用できないパターンは、マンションなど集合住宅にお住まいで設備が光回線に対応していない場合や、提供エリア外で光回線の工事が不可である場合などが考えられます。
そういったときは、モバイル回線を導入するしかないので、なるべく通信速度が速いWiMAXがおすすめといえます。
WiMAXであれば、工事の必要もなく端末が届いたその日からWi-Fi接続が可能になるので導入も早く簡単です。
短期間で大量のデータ通信を行わない人
短期間で大量のデータ通信を行わない人ついても、WiMAXがおすすめです。
最新プラン『ギガ放題プラス』の規約が2022年2月1日から変更され速度制限の条件が『一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合』になりました。
大量のデータ通信とは一体どれくらいなのかが、具体的にはまだわかりませんが相当量の通信であることが考えられます。
一日中オンラインゲームや高画質動画を観る期間が数日以上あるなど、そういった場合以外はWiMAXの利用をおすすめできるといえるでしょう。
WiMAXはおすすめしないというのは半分嘘|失敗しない選び方は?
それでは、上記の内容をふまえて失敗しないWiMAXの選び方を紹介していきます。
選び方の概要は以下のとおりです。
料金体系は明確になっているか
どのプロバイダで契約しても、WiMAX自体は同じ内容のため通信速度などに差はありません。
違う点は、料金体系となっています。プロバイダがそれぞれの月額料金や契約期間を設定しているので、ニーズに合ったプロバイダを選択するようにしましょう。
キャンペーンが充実しているか
WiMAXを販売しているプロバイダでは、それぞれが多種多様なキャンペーンを展開しています。
キャンペーン内容は、現金キャッシュバックや月額料金の割引、他社解約時の違約金負担など内容は様々あります。
月額料金とあわせて考えて、一番お得になるプロバイダで契約することをおすすめします。
店頭でも契約することが可能か
WiMAXプロバイダの一つである『ヨドバシWiMAX』は、ヨドバシカメラ店頭でも契約が可能です。
販売員から直接案内を受けることができるので、ネットだけは不安である場合などはこういった店頭での契約を検討してみましょう。
ちなみにスマホでおなじみの『auショップ』でも契約ができますが、キャンペーン内容に乏しいのであまりおすすめはできません。
安く使いたい場合はWiMAXはおすすめしない|安く使えるポケット型Wi-Fiは?
ここではなるべく月額料金を抑えて、ポケット型Wi-Fiを使いたい方に向けておすすめの回線を紹介していきます。
紹介するポケット型Wi-Fiは以下のとおりです。
下記はそれぞれの基本情報などをまとめた表になります。
回線名 | 縛りなしWi-Fi | THE Wi-Fi | ゼウスWi-Fi |
月額料金 | 2,926円〜 | 3,073円 | 980円〜 |
実質速度 | 下り:26.43Mbps | 下り:27.4Mbps | 下り:16.96Mbps |
データ容量 | 40〜60GB/月 | 100GB/月 | 20〜100GB/月 |
キャンペーン | 縛りなしギガプラン割引 | 4ヶ月0円キャンペーン | 3ヶ月割引 1年間ギガプレゼント |
縛りなしWi-Fi:選択できるプランが多い
縛りなしWi-Fiは、数多くのプランから選んでポケット型Wi-Fiを使うことができるサービスとなっています。
主なプラン内容は以下のとおりです。
契約期間 | スタンダード(40GB/月) | メガ(50GB/月) | ギガ(60GB/月) |
縛りなしプラン | 3,366円 | 3,575円 | 3,630円(通常4,200円) |
1年プラン | 3,190円 | 3,278円 | 3,300円 |
3年プラン | 2,926円 | 3,025円 | 3,080円 |
このような料金体系となっており、契約期間を伸ばせば伸ばすほど月額料金も安くなるといった特徴があります。
ですので、数ヶ月から1年間だけWi-Fiが欲しいといった細かいニーズにも対応することが可能です。
なるべく安くWi-Fiが使いたい、限られた期間だけ必要といった方には特におすすめのポケット型Wi-Fiです。