この記事ではWiMAXのギガ放題プランについて、解説しています。
「WiMAXを契約しようと考えているけど、どんな機種があるの?」
「WiMAXはギガ放題とギガ放題プラスにプランが分かれてるけど、どんな違いがあるの?」
今回はそんな疑問にお答えしていきます。
確かにWiMAXはギガ放題とギガ放題プラスにプランが分かれていますが、両者の間にはかなりの差があります。
この記事ではギガ放題の基礎知識、WiMAX主要5社の比較、ギガ放題(プラス)のメリット・デメリットなどについて、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、ギガ放題かギガ放題プラスのどちらを選べばよいか分かります。
これからギガ放題またはギガ放題プラスを契約しようと考えている方にも、またはすでにどちらかを利用している方にも役に立つ情報を載せていますのでぜひ最後までお読みください。
● ギガ放題の基礎知識
● WiMAX主要5社の比較
● ギガ放題(プラス)のメリット・デメリット
\当サイトおすすめのWi-Fi 3選/
サービス名
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月額料金(税込) | 2,805円~ | 1,298円~ (4ヵ月まで0円) | 2,178円~ (6ヶ月まで 980円~) |
通信容量 | 30GB/50GB/70GB | 1GB/5GB/20GB/40GB/100GB (利用容量で料金が変動) | 20GB/40GB/100GB |
通信速度(下り最大) | 150Mbps | 150Mbps | 150Mbps |
詳細 | ゼロ縛りWiFiの詳細を見る | THE WiFiの詳細を見る | ZEUS WiFiの詳細を見る |
ギガ放題ってそもそも何?知らないと損する基礎知識
ここではギガ放題の知らないと損する基礎知識について、以下の順に解説していきます。
WiMAXの契約プランの1つ
ギガ放題とはWiMAXの契約プランの1つです。
最近は「ギガ放題プラス」というプランが主流になりつつあるので、それと比較すると下の表のようになります。
参考サイト:https://wacaru-net.co.jp/wimax/giga-houdai/
1ヶ月あたりの通信利用制限がない
ギガ放題は1ヶ月あたりの通信利用制限がありません。
1か月に使用できるデータ容量の上限が設けられていないのです。そのためデータ容量を気にせず利用できます。
ただし直近3日間に利用したデータ容量が15GBを超えると速度制限がかかります。だいたい翌日の18:00~2:00まで通信速度が1Mbpsに落とされます。
会社ごとに呼び方が違う場合がある
ギガ放題は会社ごとに呼び方が違う場合があります。
2年プラン、3年プランなどと呼び方はいくつかありますが、基本的には「通常プラン」・「ギガ放題プラン」・「ギガ放題プラスプラン」の3つのプランがあります。
現在の主流は「ギガ放題プラス」
現在の主流は「ギガ放題プラス」です。
一番の特徴は、5Gエリアに対応していることです。直近3日間のデータ使用容量の制限が撤廃され、ほぼ完全無制限になりました。
プラスエリアモードも5G回線と4G回線に対応しています。ただしこちらは月間15GBまでの制限があります。
また通信速度も向上し、規格値は下り最大2.7Gbpsになりました。ギガ放題の下り最大1.2Gbpsの倍以上の通信速度が出ます。
ギガ放題をお得に利用出来るのはどこ?主要WiMAXプロバイダを比較解説
ギガ放題をお得に利用出来るのはどこでしょうか? ここでは主要WiMAXプロバイダを比較してみました。下の表のとおりです。ここから先は、ギガ放題=ギガ放題プラスとして解説していきます。
UQ WiMAX | Broad WiMAX | カシモWiMAX | Vision WiMAX | GMOとくとくBB WiMAX | |
月額料金 | 1~25か月目:4,268円、26か月目~4,950円 | 1~2か月目:2,090円~、3か月目~:3,894円、37か月目~:4,708円 | 初月:1,408円、1か月目~4,455円 | 初月:0円、1~12か月目:4,400円、12か月目~:4,950円 | 1~2か月目:2079円、3~36か月目:4,389円、37か月目~4,444円 |
初期費用 | 事務手数料:3,300円、端末費:21,780円 | 事務手数料:3,300円、端末費0円 | 事務手数料:3,300円、端末費0円 | 事務手数料:3,300円、端末費0円 | 事務手数料:3,300円、端末費0円 |
契約期間 | 2年 | 2年 | 3年 | 3年 | 3年 |
解約金 | 1,100円 | 10,450円 | 0~12か月目:20,900円、13~24か月目:15,400円、25か月目~:10,450円 | 0~12か月目:28,050円、13~24か月目:2,145円、25か月目~:14,300円 | 1~24か月目~:27,280円、 25か月目~:10,450円(税込) |
キャンペーン | 15,000円キャッシュバック、 auスマートバリュー加入でLTEオプション料無料 | 端末費無料、 月額料金割引、乗り換えの際の違約金負担 | amazonギフト券20,000円プレゼント(他社から乗り換えの場合) | 端末費0円、 プラスエリアオプション0円、 他社からの乗り換えの際の違約金最大35,200円還元 | 端末費0円、 最大41,000円キャッシュバック、 他社からお乗換えの方最大41,000円還元、月額料金割引、プラスエリアモード利用料0円 |
次に主要WiMAXプロバイダについて、以下の順に比較解説していきます。
● Broad WiMAX:月額料金が割安のWiMAX
● カシモWiMAX:料金が分かりやすいWiMAX
● Vision WiMAX:1年プランが人気のWiMAX
● GMOとくとくBB WiMAX:キャンペーンがお得なWiMAX
UQ WiMAX:老舗のWiMAX
UQ WiMAXは老舗のWiMAXです。創業は2009年の2月です。他社のWiMAXはどこもUQ WiMAXのWiMAX回線を使用しています。老舗ならではの安心感があります。
UQ WiMAXのデメリットは、月額料金が割高なことです。さらに端末費21,780円が加わります。
キャンペーンは15,000円キャッシュバックとauスマートバリュー加入でプラスエリアモード利用料が無料になることです。
Broad WiMAX:月額料金が割安のWiMAX
Broad WiMAXは月額料金が割安なWiMAXです。キャンペーンにより端末費が0円ですし、月額料金も割り引きされていて今回比較した5社の中では2番目に安い額となっています。
またauスマートバリューも行っていて、auスマートフォンの利用者なら、永年毎月1,100円割り引きとなっています。
またBroad WiMAXには「いつでも解約サポート」というサービスがあります。Broad WiMAXを利用してみて満足できなかった場合は、Broad WiMAXが紹介する他のインターネット回線に違約金無料で乗り換えられます。
カシモWiMAX:料金が分かりやすいWiMAX
カシモWiMAXは、料金が分かりやすいWiMAXです。初月が1,408円、1か月目以降ずっと4,455円のままです。他のWiMAXのように月数で料金が変動するということがありません。支払う側としては引き落とされる料金が同じなので、安心できます。
難点はキャンペーンが他社から乗り換えの場合、amazonギフト券20,000円プレゼントと1種類しかないことです。
Vision WiMAX:1年プランが人気のWiMAX
Vision WiMAXは、1年プランが人気のWiMAXです。
Vision WiMAXの契約期間は3年となっていますが、それとは別に契約期間が1年のプランがあります。
月額料金が3年プランより割高になってしまうのですが、契約して1年経過すると解約しても契約解除料が発生しません。3年契約は不安だという方に人気のプランです。
キャンペーンも端末費0円、プラスエリアオプション0円、他社からの乗り換えの際の違約金最大35,200円還元と充実しています。
GMOとくとくBB WiMAX:キャンペーンがお得なWiMAX
GMOとくとくBB WiMAXは、キャンペーンがお得なWiMAXです。
GMOとくとくBB WiMAXのキャンペーンには、端末費0円、最大41,000円キャッシュバック、他社からお乗換えの方最大41,000円還元、月額料金割引、プラスエリアモード利用料0円と豊富にそろっています。
さらに月額料金が今回比較した5社の中では最安値です。
料金面でお得にWiMAXを契約したい方は、GMOとくとくBB WiMAXがおすすめと言えるでしょう。
WiMAXのギガ放題を契約するメリット、利用する上でのおすすめポイントは?
ここではWiMAXのギガ放題を契約するメリット・利用する上でのおすすめポイントについて、以下の順に解説していきます。
5G回線に実質無制限で接続できる
WiMAXのギガ放題を契約するメリットは、まず5G回線に実質無制限で接続できることです。
5Gの提供エリアはこちらです。
以前は直近3日間の使用容量が15GBを超えると速度制限がかかりましたが、2022年2月1日からその制限が撤廃されました。そのため実質無制限で利用することが可能になりました。
通常のポケット型WiFiよりも速度が速い
WiMAXのギガ放題を契約するメリットは、次に通常のポケット型WiFiよりも速度が速いことです。
ポケット型Wi-Fiの最大速度(下り・規格値)はおおよそ150Mbpsの機種が多く見られます。それに比べWiMAXのギガ放題は5G回線で2.7Gbps(規格値)となっています。格段の差と言っていいでしょう。
au回線に月15GBまで接続可能
WiMAXのギガ放題を契約するメリットは、次にau回線に月15GBまで接続可能なことです。
これは端末が突然圏外になったりつながりにくくなったりしたとときに、プラスエリアモードに切り替えることによって使用可能になります。au回線のプラチナバンドにつながるので、通信の状態が復旧します。
auのプラチナバンドの電波は障害物に強いと言われ、そのため電波の届きにくい高い建物の陰や建物の奥まった場所にも届くと言われています。
WiMAXのギガ放題はこのプラスエリアモードが月間15GBまで利用できます。15GBの上限を超えると速度制限にかかり、プラスエリアモードの速度は128kbpsに落ちてしまうので注意しましょう(標準モードは通常速度)。
通常プラスエリアモードは有料オプションサービスで、1,100円かかります。しかし、プロバイダによってはキャンペーンによって無料になるところもあります。そのためWiMAXのギガ放題を契約するときは、この点にも着目してください。
WiMAXのギガ放題はここがイマイチ、利用する上でのデメリット
ここではWiMAXのギガ放題を利用する上でのデメリットについて、以下の順に解説していきます。
5G対応エリアはまだまだ狭い
WiMAXのギガ放題のデメリットは、まず5G対応エリアはまだまだ狭いことです。
現在のところ5G対応エリアは、主に大都市近辺に限られてしまいます。そのため利用できるのは一部の人たちだけと言えます。
5Gエリア外に住んでいる人は5Gエリアが拡大するのを待つか、5G対応でないWiMAXを購入するかのどちらかになるでしょう。
5Gの提供エリアはこちらです。
月額利用料はやや高め
WiMAXのギガ放題のデメリットは、次に月額利用料がやや高めであることです。
WiMAXのギガ放題の月額利用料はおよそ4,000円~5,000円くらいです。通常のポケット型Wi-Fiの3,000円~4,000円に比べるとやや高いと言えるでしょう。
完全に無制限で使える訳ではない
WiMAXのギガ放題のデメリットは、次に完全に無制限で使える訳ではないことです。
確かに直近3日間のデータ容量の上限は撤廃されました。しかし、完全無制限とは言い切れないのです。UQ WiMAXの注意書きには次のように記載されています。
より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
引用:UQ WiMAX公式ホームページ「速度制限について」
つまり通信速度の制限はまだ残っていると言っていいでしょう。大量のデータ通信を行うときは注意しなければいけません。
WiMAXのギガ放題はどんな人におすすめorおすすめじゃない?
ここではWiMAXのギガ放題がおすすめの人とおすすめじゃない人について、以下の順に解説していきます。
● 外でも高速通信を行いたい人にはおすすめ
● 5G対応外のエリアで使うことが多い人にはおすすめしない
● 料金の高さが気になる人にはおすすめしない
利用想定エリアが5G対応になっている人にはおすすめ
利用想定エリアが5G対応になっている人にはWiMAXのギガ放題がおすすめです。
WiMAXのギガ放題は5G対応のために作られているのですから、5Gエリアでその性能をいかんなく発揮するでしょう。通信状態が悪くなったら、プラスエリアモードを使うこともできます。
そのため5Gエリアでの利用が分かっている人には、WiMAXのギガ放題がおすすめです。
5Gの提供エリアはこちらです。
外でも高速通信を行いたい人にはおすすめ
外でも高速通信を行いたい人にはWiMAXのギガ放題がおすすめです。
WiMAXのギガ放題の通信最大速度(規格値)は下り2.7GBです。外出先でもそれは同じです。規格値は実際に出ないとしても、かなりの高速通信が期待できるでしょう。電波状態が悪くなったら、プラスエリアモードを試すこともできます。
5G対応外のエリアで使うことが多い人にはおすすめしない
5G対応外のエリアで使うことが多い人にはWiMAXのギガ放題はおすすめしません。
WiMAXのギガ放題は5G回線対応のために作られていますから、5Gエリア外で使うことが多いなら性能を十分に発揮できません。通信速度も5Gエリアで使うときより落ちるでしょう。
このような場合には、WiMAXのギガ放題の一つ前の機種(対応エリアがWiMAX2+・au4G LTE)で十分でしょう。
料金の高さが気になる人にはおすすめしない
料金の高さが気になる人にはWiMAXのギガ放題はおすすめしません。
上述したようにWiMAXのギガ放題の月額料金は4,000円~5,000円かかります。通常のポケット型Wi-Fiより1,000円~2,000円割高になります。
その割高の分が気になる方は、購入するのを控えた方がいいでしょう。
WiMAXのギガ放題に関するよくある質問は?
ここではWiMAXのギガ放題に関するよくある質問について、以下の順に回答していきます。
ここではギガ放題プラス=5G対応のWiMAX、ギガ放題=旧来のWiMAX(対応エリアがWiMAX2+・au4G LTE)の意味で用いています。
WiMAXのギガ放題プラスとギガ放題を比較するとどちらがおすすめ?
5Gエリアに住んでいたり、5Gエリアに持ち出して使ったりすることが多い人なら、WiMAXのギガ放題プラスをおすすめします。
また5Gエリア外に住んでいたり、5Gエリア外で使うことが多かったりする人にはギガ放題をおすすめします。
WiMAXのギガ放題プラスは5Gエリアで使うために作られており、5Gエリアで使われてこそその性能を十分発揮できるものです。
5Gエリア外でギガ放題プラスを使っても、通信速度もそれほど速くならないでしょうしギガ放題プラスの恩恵をあまり受けられません。
そのため5Gエリア外でWiMAXを使おうと思っている方には、ギガ放題をおすすめします。
ギガ放題とギガ放題プラスの大きな違いは何?
ギガ放題とギガ放題プラスの違いは、下の表のようになります。
大きな違いはギガ放題は5G回線に対応していませんが、ギガ放題プラスは対応しています。
もうひとつはギガ放題の通信最大速度(下り)は1.2Gbpsですが、ギガ放題プラスはその倍以上の2.7Gbpsであることです。
参考サイト:https://wacaru-net.co.jp/wimax/giga-houdai/
WiMAXは3日で10GBの制限なしになったって聞いたけど本当?
2,022年2月1日からギガ放題プラスの直近3日間で15GBを超えると、速度制限がかかるという制限は撤廃されました。しかし、ギガ放題には従来どおり3日で15GBの制限は残っています。
ギガ放題プラスはこれで完全無制限になったかというと、そうも言い切れなくてたとえばUQ WiMAXのギガ放題プラスの公式ホームページには下記のように記載されています。
より多くのお客さまにWiMAX +5Gを快適にご利用いただくために、一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。
引用:UQ WiMAX公式ホームページ「速度制限について」
つまり大量のデータ消費があった場合は、速度制限がかかると言っています。大量のデータ通信がどのくらいの容量になるのか明確にされていませんが、速度制限はまだあるということです。
大量のデータ通信をする際は、注意した方がいいでしょう。
まとめ:現在の主流はギガ放題プラス|5G回線で高速通信を行おう
いかがでしたでしょうか。
ここまでギガ放題の基礎知識、WiMAX主要5社の比較、ギガ放題(プラス)のメリット・デメリットなどについて、詳しく解説してきました。
ギガ放題の基本知識はひととおり得られたのではないかと思います。
結論を言うと「現在の主流はギガ放題プラス・5G回線で高速通信を行おう」ということになります。
しかし、ギガ放題プラスを使ってその性能を実感できるのは、5Gエリアで利用できる人に限られます。
5Gエリア外だとその性能をすべて体感するのはむずかしいからです。
5Gエリア外の人は旧来のギガ放題で十分対応できるでしょう。
ギガ放題を使いながら、5Gエリアが拡大するのを待つしかないと思います。
この記事がこれからギガ放題またはギガ放題プラスを契約しようと考えている方にも、またはすでにどちらかを利用している方にもお役に立てるならうれしいです。