手軽で持ち運びやすく快適で、場所を選ばずに利用しやすいインターネット回線として、ポケット型Wi-Fiの利用を検討している方も多いと思われます。しかし、ポケット型Wi-Fiにはいくつもの種類があるため、どれを契約すればよいかわからないという方もいるでしょう。
ポケット型Wi-Fiの料金形態の仕組み|合計総額はどのようにして決まる?
おすすめのポケット型Wi-Fiについて触れる前に、ポケット型Wi-Fiの料金形態の仕組みについて解説していきます。
料金プラン
まずポケット型Wi-Fiの料金形態の大きなベースとなるのが料金プランです。 料金プランはどのポケット型Wi-Fiを契約するのかによって料金が大きく変わり、料金の仕組みそのものも異なります。 利用するギガ数に対して料金プランが割り振られている固定料金制を採用しているところが多い傾向にあります。 他にも、一定ラインのギガ数を利用すると料金が増えていく従量課金制を採用しているところも見られます。 また、契約期間によってプランが分けられている場合もあり、契約期間の縛りが長くなると料金が安くなる仕組みとなっています。 一般的にはポケット型Wi-Fiは4,000円程度のものが多いですが、自分に合った料金プランを選択すればお得に契約することが可能です。
端末代金
もう一つの大きなコストとしてかかってくるのが端末代金です。 ポケット型Wi-Fiの端末代金についてもお金がかかるところもあれば、端末を無料で提供してくれるところ、あるいは無料で端末をレンタルしてくれるところもあります。 一番理想的なのは端末を無料で提供してくれるところです。 端末を無料でレンタルしてくれるところでも構いませんが、レンタル品であるため、端末返却時に状態が悪いと端末損害金が発生するリスクがあります。 端末損害金も端末購入時とほぼ変わらないくらいの値段となっているため、レンタル品を利用する場合は端末の扱いに注意して利用してください。
キャンペーンによる割引
ポケット型Wi-Fiの料金は、キャンペーンなどによる割引を適用させることで料金を抑えることができます。 キャンペーンにはキャッシュバックや月額料金の割引などがあり、これらを適用させるかどうかでお得な契約先が変わってきます。また、乗り換えによる契約を検討している方にとっては、乗り換え違約金を負担してくれるキャンペーンを実施している契約先を選べば大きく負担を減らすことが可能です。 他にも形に囚われないさまざまなキャンペーンを実施しているため、自分に合うキャンペーンを実施している契約先をチェックしてみてください。
人気の高いポケット型Wi-Fiを徹底比較|料金の安い端末はこの5つ
早速ですが、人気の高いポケット型Wi-Fiサービスをいくつか紹介していきます。
これらのポケット型Wi-Fiサービスの料金などを以下の表にまとめました。
ゼロ縛りWiFi | ZEUS WiFi | THE WiFi | どこよりもWiFi | AiR WiFi | |
月額料金 | <縛りなし> ・30GB 1~12カ月目:2,475円、13カ月目以降:3,300円 ・50GB 1~12カ月目:2,888円、13カ月目以降:3,850円 ・70GB 1~12カ月目:3,135円、13カ月目以降:4,180円 <1年契約> ・30GB 1~12カ月目:2,104円、13カ月目以降:2,805円 ・50GB 1~12カ月目:2,516円、13カ月目以降:3,355円 ・70GB 1~12カ月目:2,764円、13カ月目以降:3,685円 (キャッシュバック適用時) | <スタンダードプラン> ギガ並盛(20GB) 1~6ヵ月目:980円 7ヶ月目以降:2,178円 ギガ大盛(40GB) 1~6ヶ月目:1,680円 7ヶ月目以降:2,948円 ギガ特盛(100GB) 1~10ヶ月目:1,980円 11ヶ月目以降:3,828円 <フリープラン> ギガ並盛(20GB) :2,618円 ギガ大盛(40GB) :3,278円 ギガ特盛(100GB) :4,708円 | <THE Wi-Fi 100GB> 3,828円 <THE Wi-Fi FiT> 0~1GB:1,298円 1~5GB:1,628円 5~20GB:2,068円 20~40GB:2,596円 40~100GB:3,960円 | 100GB:3,058円 (端末割賦代金込) | ・らくらくプラン(最大100GB):3,377円 ・サクッとプラン(最大100GB):3,278円 ・まるっとプラン(最大100GB):3,608円 |
端末代金 | 無料 | レンタル無料 | レンタル無料 | 19,800円 | 無料レンタル |
月額料金割引 キャンペーンの有無 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
キャッシュバックの有無 | 〇 | × | × | × | × |
2年間の合計総額 (100GBプランの場合) | 70,638円 (70GBプラン適用時) | 76,692円 | 79,860円 | 76,692円 | 78,672円 |
これらの比較表を基に、それぞれのポケット型Wi-Fiサービスの特徴について解説していきます。
ゼロ縛りWiFi:キャッシュバックがもらえて1年目の月額料金がお得になる
ゼロ縛りWi-Fiはキャッシュバックがもらえて1年目の月額料金がお得になるポケット型Wi-Fiです。 ゼロ縛りWiFiは契約プランごとにもらえるキャッシュバック金額が決まっており、どのプランで契約してもキャッシュバックはもらえます。 契約プラン別のキャッシュバック金額は以下の表の通りです。
契約プラン | キャッシュバック金額 |
30GB 契約期間なし | 9,000円 |
50GB 契約期間なし | 10,500円 |
70GB 契約期間なし | 11,400円 |
30GB 1年契約 | 7,650円 |
50GB 1年契約 | 9,150円 |
70GB 1年契約 | 10,050円 |
契約するギガ数が多くて契約期間の縛りがないとそれだけ月額料金が高くなりますが、キャッシュバック金額も増えるため、ギガ数が多くて契約期間の縛りがないプランの契約がおすすめです。 このキャッシュバックを適用させることで、1年目の月額料金がどの契約プランでも2年目よりも実質1,000円程度安くなります。1年間で10,000円以上安くなるため、かなりお得なサービスと言えるでしょう。 また、30GBと50GB、70GBの契約期間の縛りありと縛りなしとでプランが分けられています。一見複雑な料金プランに見えるかもしれませんが、案外分けられ方がシンプルになっているため、自分にとってお得な契約プランを探しやすいです。 手数料等もなく、高速なネットを楽しむことができます。
ZEUS WiFi:月額料金が半額以上お得になる
ZEUS WiFiは月額料金が半額以上お得になるポケット型Wi-Fiです。 基本的には100GBで4,000円程度といった安めの価格設定になっていますが、それに加えて月間料金の大幅割引が適用されます。特に20GBでは55%OFFが半年続き、100GBでは54%OFFが10カ月続きます。 少量のデータ容量があればよいあるいは大容量のデータ容量が欲しいという方の得られる効果はかなり大きいです。いずれかに該当する方は、ZEUS WiFiを視野に入れてみてください。 ただ、大幅な割引が適用されるのは契約期間に縛りのあるプランのみで、契約期間の縛りのないフリープランには適用されません。そのため、契約期間の縛りがあってもいいから安い料金で利用したいという方が利用するのが望ましいです。
THE WiFi:固定料金制か従量課金制か選べる
THE WiFiは固定料金制と従量課金制の好きなほうの料金プランが選べるポケット型Wi-Fiです。 THE WiFiは100GBが3,828円で使える固定料金制のプランと100GBまで段階的に料金が上がる従量課金制のプランが用意されています。 たとえば、仕事柄繁忙期と閑散期がはっきり分かれているような方だと、どうしても毎月使うデータ容量にバラつきが生じてしまいます。そういった方が100GB使えるプランを契約していても、使えなかった分支払った料金が無駄になってしまいます。 しかし、THE WiFiならそういった方でも従量課金制のプランにすることで、あまり使わなかった月の料金を抑えることが可能です。 そして、初めから従量課金制のみのプランに絞らないで、固定料金制のプランも用意している分、多くのユーザーにとって契約しやすい料金形態になっています。 従量課金制の料金プランのほうで40GBを超えると3,960円となり、3,828円で100GBが使える固定料金制のプランより高くなってしまいます。その点を考慮した上で、自分に合ったプランで契約してみてください。
どこよりもWiFi:料金プランがシンプルで月額料金が安い
どこよりもWiFiは料金プランがシンプルで月額料金が安いポケット型Wi-Fiです。 どこよりもWiFiはキャッシュバックキャンペーンや月額料金割引キャンペーンを実施しているわけではありません。そのため、契約してすぐの頃は他の契約先のほうがお得に感じるでしょう。 ですが、100GBが3,000円程度の料金で使えるところは他になく、他のところだと通常料金で4,000円程度かかってしまうところが多いです。 実際、2年間の総額料金を比較するとキャンペーンを適用したポケット型Wi-Fiとキャンペーンなどが適用されていないどこよりもWiFiが同じくらいお得であることがわかります。 段々とキャンペーンの効果が薄くなってくることを考えると、3年目はどこよりもWiFiのほうが安くなってきます。そして、その差はどんどん広がってきます。 もし3年以上ポケット型Wi-Fiサービスを使い続けていくなら、どこよりもWiFiが一番安くなってお得です。
AiR WiFi:30日間お試しモニターが実施できる
AiR WiFiは30日間のお試しモニターが実施できるポケット型Wi-Fiです。 たいていのポケット型Wi-Fiサービスはお試し利用ができず、契約が始まってからサービスに不満を感じても、解約時に高い違約金が取られてしまいます。 しかし、AiR WiFiなら30日間のお試し利用ができるため、サービスのミスマッチで生じてしまうリスクを減らすことが可能です。直接的な料金のお得さもありますが、そういった間接的な料金のお得さを持っているのがAiR WiFiの強みです。 直接的な料金のお得さとしては、100GBが3,000円程度で利用できる月額料金の安さが見られます。どこよりもWiFiよりかは若干高いですが、それでも他のポケット型Wi-Fiよりかは安いです。 少しでもリスクを減らしつつお得な料金でポケット型Wi-Fiを利用したいという方は視野に入れてみてください。
人気の高いポケット型Wi-Fi(WiMAX)を徹底比較|料金の安い端末はこの5つ
ここまで紹介したポケット型Wi-Fiはいわゆるクラウド型Wi-Fiと呼ばれるもので、複数回線が利用できるポケット型Wi-Fiとなっています。複数の回線が利用できることで通信の安定化を図るのが特徴的なポケット型Wi-Fiですが、通信速度が遅いというデメリットがあります。 一方で、通信速度が速くて料金の安い端末としてWiMAXというサービスがポケット型Wi-Fiの中で最も注目を集めています。
これらのWiMAXサービスの料金などを以下の表にまとめました。
GMOとくとくBB | Vision WiMAX | Broad WiMAX | カシモWiMAX | DTI WiMAX | |
月額料金 | <ギガ放題プラン> ・1~2カ月目:1,474円 ・3~35カ月目:3,784円 ・36カ月目以降:4,444円 (端末割賦代金込) | <ギガ放題プラス> ・初月:2,970円 ・1~24カ月目:4,103円 ・25か月目以降:4,785円 | <ギガ放題バリュープラン> ・初月1,397円 ・以降:3,883円 <ギガ放題フリープラン> ・初月1,397円 ・以降:4,070円 | <縛りなしプラン> ・初月:1,280円 ・以降:4,378円 (端末割賦代金込) | <+5G対応プラン> ・1~25カ月目:4,180円 ・26カ月目以降:4,730円 |
端末代金 | 21,780円 | 21,780円 | 20,743円 (実質無料) | 21,780円 | 21,780円 |
月額料金割引 キャンペーンの有無 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
キャッシュバックの有無 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
2年間の合計総額 (100GBプランの場合) | 63,196円 | 96,772円 | 93,192円 | 103,372円 | 103,620円 |
これらの比較表を基に、それぞれのポケット型Wi-Fiサービスの特徴について解説していきます。
GMOとくとくBB:キャッシュバックが手厚い
GMOとくとくBBはキャッシュバックが手厚いWiMAXプロバイダです。 他のWiMAXプロバイダだとキャッシュバックされるとしても、数千円から1万円程度のところが多いです。しかし、GMOとくとくBBなら23,000円ものキャッシュバックがもらえます。そのため、キャッシュバック金額を含めた2年間の合計総額が他のところよりも頭一個分安くなっています。 さらに、料金プランが変わってから初めの2カ月の月額料金が1,474円で利用でき、初月の日割り計算にも対応してもらうことが可能です。こういった点から、気軽に始めやすいWiMAXプロバイダとしても注目を集め始めています。 ただ、GMOとくとくBBのキャッシュバックはサービスを利用してから11カ月目になって申請案内のメールが届くものとなっています。その案内に従って申請しないと適用されないため、申請を忘れないように注意してください。
Vision WiMAX:契約期間なしで利用できる
Vision WiMAXは契約期間なしで利用できるWiMAXプロバイダです。 最近では他のWiMAXプロバイダと比べるとそこまで大きな差のあるサービス内容ではありませんでした。 しかし、プランが一新されてからWiMAXプロバイダでは珍しい契約期間の縛りがないサービスとなりました。Vision WiMAXは5,000円のキャッシュバックなどのキャンペーンはあっても、かなりお得になるキャンペーンはありません。 ただ、契約期間の縛りがないわりには月額料金が他のWiMAXプロバイダと遜色ない料金となっています。違約金の負担の大きさを考えると、かなりお得な仕組みとなっていると言えるでしょう。 こちらも先ほど紹介したAiR WiFiと似たリスクヘッジのお得さがあるサービスです。そのため、リスクを減らせるWiMAXプロバイダで契約したい方におすすめです。
Broad WiMAX:乗り換え契約時の負担を減らせる
Broad WiMAXは乗り換え契約時の負担を減らせるWiMAXプロバイダです。 他社から別の回線に乗り換える場合、それまで使っている回線の契約期間更新時期でないと違約金が発生してしまいます。 中には、違約金の高さからなかなか解約に踏み切れないと悩んでいる方もいるでしょう。 そういった方は、Broad WiMAXに乗り換えることで、最大19,000円まで解約にかかる費用を負担してくれます。 ポケット型Wi-Fiからの乗り換えとなると、それだけの金額を負担してくれるなら、たいていの契約先で負担なしに解約できるようになります。 また、Broad WiMAXに乗り換えてサービスに不満を感じて解約したいという場合は、Broad WiMAXでの違約金負担も行ってくれます。Broad WiMAXに乗り換える時の負担と乗り換えてからの解約時の負担もしてくれるなら、かなり安心感を持って乗り換えやすいですね。 他社からの乗り換えでの契約を検討している方は、Broad WiMAXをチェックしてみてください。
カシモWiMAX:シンプルに安い料金プランで利用できる
カシモWiMAXはシンプルに安い料金プランで利用できるWiMAXプロバイダです。 かつては2つの料金プランが用意されていましたが、現在は縛りなしプランに一本化しています。そして、毎月4,000円程度の料金で契約期間に縛りのないプランが利用できます。 それだけでなく、初月は1,408円で利用することも可能です。 そのため、まずは1ヵ月お得な料金で試してみて、イマイチであればすぐに違約金を気にせず解約するといった利用の仕方ができます。 シンプルかつ安い料金プランで、お試し利用してみたいという方におすすめできるWiMAXプロバイダです。 また、カシモWiMAXでは解約した際に端末を返却すると、Amazonギフト券5,000円分がもらえるキャンペーンを実施しています。Amazonを普段からよく利用しているという方は押さえておいてください。
DTI WiMAX:端末代金分をキャッシュバックしてくれる
DTI WiMAXは端末代金分をキャッシュバックしてくれるWiMAXプロバイダです。 WiMAXの端末は21,780円かかってしまうのですが、DTI WiMAXで契約すれば端末代金分の21,780円をキャッシュバックしてもらえます。キャンペーンを適用すれば実質端末無料購入となり、返却時の端末損害金などを気にする必要がなくなります。 もし返却時に端末に傷があると端末損害金がかかる場合もあるため、将来的に発生するかもしれない費用を抑えることが可能です。こちらもリスクヘッジしたい方におすすめです。 ただ、このキャッシュバックの受け取りが利用開始月から13カ月目まで利用しないと適用されない点に注意してください。
ポケット型Wi-Fiは料金以外も見るべき?選ぶときのポイントを5つ解説
ポケット型Wi-Fiは料金の安さばかり重視していると、実際にサービスを利用したら使い物にならなかったとなるケースも少なくありません。そのため、料金以外にもいくつか注目しておいたほうがよいこともあります。
通信速度の実測値
ポケット型Wi-Fiの料金と同じくらいチェックされる項目として通信速度の速さがあげられます。通信速度の仕組みについて知らない方は最大通信速度をチェックしがちですが、通信速度の実測値を調べておいたほうがよいです。 通信速度の最大値は理論値であり、実際の環境で使っても理論値はそうそう出ません。実際、5GのWiMAX端末は最大通信速度が光回線よりも速いですが、有線接続した際の光回線よりも速い速度が出ることはないです。 ポケット型Wi-Fiは無線接続であり、空気中を行き交う電波は周囲の環境に影響を大きく受け、通信速度が大きく落ちてしまいます。私たちは通信速度が落ちた状態のインターネット環境を利用することになるため、口コミやブラウザなどを使って通信速度の実測値を把握しておきましょう。
毎月使えるデータ容量
毎月使えるデータ容量がどのくらいなのかについてもチェックしておいたほうがよいです。 先ほど触れましたが、自分が使うデータ容量に見合ったプランを契約しないと無駄な料金が発生してしまいます。そのため、使えるデータ容量がどのくらいなのか把握することはもちろん、契約先ごとの料金プランを把握しておきましょう。 ちなみに、クラウド型のポケット型Wi-Fiは100GB程度までが3,000円台で利用できる仕組みとなっていることが多く、WiMAXは実質無制限で4,000円台で利用できる仕組みとなっていることが多いです。 少しでも安いほうがいいならクラウド型のポケット型Wi-Fi、100GBでは物足りないという方はWiMAXが望ましいです。
通信制限の有無
ポケット型Wi-Fiの通信制限の有無についても確認しておきましょう。 先ほど触れましたが、WiMAXはほとんど5G通信のサービスだけに変わっており、速度制限の明確な制限というのはなくなりました。そのため、通信速度の制限を気にせず利用したいならWiMAXがおすすめです。 一方で、クラウド型のポケット型Wi-Fiは使えるデータ容量が決まっており、一定以上のデータ容量を使うと1Mbpsあるいはそれ以下の速度しか出せなくなってしまいます。 契約先によって100GB以上使えるところもあれば、数十GBまでしか使えないところもあります。さらに、クラウド型のポケット型Wi-Fiの一部は追加のデータ容量の購入ができないため、諦めて速度制限を受けるしかなくなってしまいます。 クラウド型のポケット型Wi-Fiは通信制限の制約が厳しいということを押さえておいてください。
通信対応エリアの広さ
ポケット型Wi-Fiを選ぶ際には通信対応エリアの広さも押さえておいたほうがよいです。 WiMAXは大手のキャリア回線と比べると少し通信が安定しづらいエリアがあると言われています。そのため、WiMAXでは通信対応エリアを少しでも広くするために、auのLTE回線が利用できる仕組みを採用しています。 一方で、クラウド型のポケット型Wi-Fiはau、ドコモ、ソフトバンクの大手キャリアの回線のうち、最適な回線情報を自動で取得できる仕組みとなっています。そのため、WiMAXより安定した通信が実現しやすいです。 それだけでなく、クラウド型のポケット型Wi-Fiは海外の回線にも対応しており、海外でも最適な回線情報を自動で取得してくれます。本来ならレンタルWi-Fiなどの手続きを済ませないと海外でインターネットが使えませんが、クラウド型のポケット型Wi-Fiが1つあればそのまま海外でもインターネットが使えます。 通信対応エリアの広さを意識するなら、クラウド型のポケット型Wi-Fiのほうがよさそうです。
キャンペーン特典の充実度
料金面にかかってくる部分ではありますが、キャンペーン特典の充実度も意識しておいたほうがよいです。 ここまでいくつかのポケット型Wi-Fiのサービス内容や特徴について見ていきました。その中で、キャッシュバックや月額料金の割引が適用されている場合とそうでない場合の料金のお得さの違いが明らかになったと思われます。 特にキャッシュバックキャンペーンについては、きちんと受け取る場合と受け取り忘れをしてしまう場合とで、どこで契約したら一番お得になるかが変わってしまいます。 キャンペーンの与える影響は想像よりも大きいため、キャンペーン特典の充実度がどのくらいなのかチェックしておいてください。
ポケット型Wi-Fiに申し込むには?利用開始までの流れを解説
手順①:公式サイトから申し込みボタンをタップする
ポケット型Wi-Fiの多くは公式サイトのWebからの申し込みとなります。そのため、まずは公式サイトを開き、それぞれのサービスの申し込みボタンをタップしてください。 中には電話での申し込みにも対応しているところもあります。しかし、電話だとなかなか出てもらえず、応答までに時間がかかってしまう場合が多いです。 できるならなるべくWebからの申し込みを進めましょう。
手順②:必要な情報を入力する
申し込みが完了したら、氏名や住所、電話番号などの個人情報を入力していきます。 その入力が完了したら、多くのポケット型Wi-Fiサービスでは決済方法がクレジットカードに限定されているため、クレジットカード情報を入力してください。クレジットカードならどのブランドかに関係なく利用できることが多いです。 また、契約先によっては念入りに個人情報を確認するために、身分証明書の提出を求めるところもあります。もし身分証明書の提出が求められている契約先で契約する場合は、できるだけ運転免許証やマイナンバーなどの顔写真入りの身分証明書を提出しましょう。 具体的に提出を求められる書類は契約先によって異なります。提出書類の条件をチェックしておいてください。
手順③:端末が届いたら利用開始
申し込みが完了したら端末が発送されます。端末を受け取り、接続するデバイス側のWi-Fi設定さえ完了すれば利用が開始できます。 ただ、端末の受け取りについて、申し込み時に入力した住所の情報に誤りがあると、スムーズに受け取ることが難しくなってしまいます。記入した住所に誤りがないかよく確認してから申し込みを完了するようにしてください。
ポケット型Wi-Fiの料金に関するよくある質問は?
ポケット型Wi-Fiはスマホと違って契約先ごとで料金プランが大きく異なり、実施しているキャンペーンなども多様性があります。そのため、お得に契約しようと思うと、しっかり情報をキャッチして自分に合うところで契約を進めるのが望ましいです。 実際、やや複雑になりがちなポケット型Wi-Fiの料金について質問している方が多く見られました。
本体のみ購入できるポケット型Wi-Fiはある?
スマホだとSIMフリー端末などの端末だけ購入して、インターネットはWi-Fiなどを通じて利用するといった使い方ができます。しかし、ポケット型Wi-Fiではそういったことはできません。 ポケット型Wi-FiはWi-Fiの電波を送るもので、インターネット通信を行うデバイスではありません。そのため、ポケット型Wi-Fiだけ持っていても何もできないです。 ポケット型Wi-Fiを利用する場合は、中古で売られている端末だけを購入せず、きちんとプロバイダを通じて回線ごと契約するようにしてください。
ポケット型Wi-Fiの仕組みはどんな感じなの?
ポケット型Wi-FiはLTE回線を利用したスマホと似たような仕組みとなっています。基地局から発せられている電波を取得し、それをWi-Fiという形でスマホなどのデバイスに接続することが可能です。 そのため、場所を選ばず外出先でもWi-Fi接続ができ、工事を行う必要がありません。そして、端末が手元に届き、端末の電源を入れるだけですぐにインターネットが利用できるようになります。 ただ、ポケット型Wi-Fiの端末は充電式となっており、充電が切れてしまうとWi-Fiに接続できなくなってしまいます。長くても10時間程度で充電が切れてしまうため、こまめに充電する習慣を付けておいたほうがよいです。
短期レンタルできるおすすめのポケット型Wi-Fiはどこ
普通にポケット型Wi-Fiを利用したくてポケット型Wi-Fiを契約する方が多いと思われます。しかしそれだけでなく、光回線の工事期間中の繋ぎとしてポケット型Wi-Fiを契約したいという方も多いです。 そういった方は短期レンタルに向いているポケット型Wi-Fiの契約が望ましいです。 短期レンタルできるポケット型Wi-Fiとしては以下のものがおすすめです。
短期レンタル利用を目的とするなら、初期費用がかからなくて契約期間がないもの、あるいはお試し利用できるものが望ましいです。それらに該当するポケット型Wi-Fiなら上記のもの以外でも問題ありません。
まとめ:ポケット型Wi-Fiを長期的に利用するなら料金の総額を計算しよう
ポケット型Wi-Fiにはさまざまな種類があり、料金のお得さはさまざまな要素によって変わってきます。そのため、基本月額料金だけを見て判断せず、総合的に見て料金の総額を計算して比較することが大事です。 たとえば、キャンペーン内容や利用するデータの容量の把握などによって変わってきます。それらは人によって求める基準が異なり、その人に合ったものを契約しないと大きく損してしまうこともあります。 また、料金面だけ見てしまうと、実際に使ってみたら通信速度が遅くて使えない、自分の住んでいるエリアでは使える場所が少ないといったこともあります。