電波面や料金面など何らかの理由でWiMAXを解約する時に発生する解約金。
できるだけ解約金をゼロに近づけたいですよね。
この記事では、WiMAXを解約時に発生する費用、解約金を安く済ませるためのコツなどを解説します。
「解約したいけど、解約金が高いと支払いがキツイ」
「ゼロ円で解約する方法はないの？」
と、解約金に関して悩んでいる場合はぜひ参考にしてみてくださいね。
・代表的なWiMAX回線の解約金
・解約時にかかる費用全般
・解約金を減らすコツ
・解約金に関する知識
・おすすめ乗り換え先
・よくある質問と答え
＼当サイトおすすめのプロバイダ 3選／
サービス名
| GMOとくとくBB
| Broad WiMAX
| カシモWiMAX
|
| 月額料金（税込） | ・初月～2ヶ月目：1,474円 ・3ヶ月目～35ヶ月目：3,784円 | ・初月：1,397円 ・2ヶ月目～：3,883円 | ・初月：1,408円 ・2ヶ月目～：4,378円 |
| 端末代金 | 550円/月（36回） | 一括払い：21,780円(税込) 分割払い：605円(税込)×36回 | 605円/月（36回） |
| 契約期間 | なし | なし | なし |
| 詳細 | GMOとくとくBBの詳細を見る | Broad WiMAXの詳細を見る | カシモWiMAXの詳細を見る |
WiMAXの解約金はいくら？代表WiMAX回線の解約金一覧表
WiMAXには様々なプロバイダーが存在します。
どのプロバイダーを契約したかによって解約金が異なるため、各プロバイダーの代表的なプランの解約金を一覧表でまとめました。
| プロバイダー | 解約金 | 更新月 | 解約金以外にかかる その他の費用 |
UQ WiMAX | 【ギガ放題】 1,100円（税込） 【UQ Flatツープラス】 1年目：20,900円（税込） 2年目：15,400円（税込） 3年目以降：10,450円(税込） | 【2年契約の場合】 更新月： 課金開始月から起算した25ヶ月間目 更新期間： 課金開始月から24ヶ月目・25ヶ月目・26ヶ月目 | 本体の分割金 最終月の利用料金 |
GMOとくとくBB | 24ヶ月目まで：20,900円or27,280円（税込） 25ヶ月目以降：10,450円（税込） ※キャンペーンによって2年未満の解約金に変動あり | 【3年契約の場合】 更新月： 契約翌月（端末発送月）を1ヶ月目とし、37ヶ月目 更新期間： 更新月の前月21日から当月20 日まで | 最終月の利用料金 SIMカード未返却の場合は損害金3,300円 |
Broad WiMAX | 12ヶ月目まで：20,900円（税込） 24ヶ月目まで：15,400円（税込） 25ヶ月目以降：10,450円（税込） | 【3年契約の場合】 更新月： 契約翌月を1ヶ月目とし、37ヶ月目 更新期間：更新月の当月1日～月末 | 最終月の利用料金 |
カシモWiMAX | 12ヶ月目まで：20,900円（税込） 24ヶ月目まで：15,400円（税込） 25ヶ月目以降：10,450円（税込） | 【3年契約の場合】 更新月： 契約翌月を1ヶ月目とし、37ヶ月目 更新期間：更新月の当月1日～月末 ※更新月の20日までに申し出が必要 | 最終月の利用料金 |
Vision WiMAX | 【3年プラン】 12ヶ月目まで：28,050円（税込） 24ヶ月目まで：21,450円（税込） 25ヶ月目以降：14.300円（税込） 【1年プラン】 12ヶ月目まで：35,200円（税込） 13ヶ月目以降：0円 | 【3年契約の場合】 更新月： 契約翌月を1ヶ月目とし、37ヶ月目 更新期間：更新月の当月1日～月末 【1年契約の場合】 更新月の設定なし | 最終月の利用料金 |
どのプロバイダーにも言えますが、速く解約するほど解約金が高くつく傾向があります。
プランによって解約金が異なるため、契約中がどのプランなのかをしっかりと認識しておく必要がありますね。
WiMAXを解約した時にかかるのは解約金だけじゃない｜解約時に発生する費用一覧
WiMAXの解約時にかかる費用は解約金だけと思いがちですが、そうではありません。
分割残債金や機器返送料金などが発生する場合があります。
具体的にどのような費用が発生するかをまとめました。
契約解除の手数料（解約金）
更新月以外に解約した場合、解約金（解除手数料）が発生します。
これはどのプロバイダーから契約しても同じですね。
解約金ですが、短期解約になるほど高額になる傾向があります。
1年未満に解約すると、20,000円超えの解約金が発生するプロバイダーが多いため、損をしてしまいますね。
また、プロバイダーやプラン、適用キャンペーンによって解約金の金額が変わります。
例えば、契約時に多額のキャッシュバックを受けると解約金が高めに設定されている場合がありますね。
プロバイダーの立場で考えると、特典を渡してすぐに解約されると困りますよね。
解約時に避けては通れない解約金。
こんなはずではなかった、を防ぐためにも契約前に調べておく必要がありますね。
端末費用の分割残債金
端末費用の分割残債金が発生するプロバイダーがあります。
プロバイダーによっては、端末代が月々の利用料金に含まれている場合があります。
利用料金の中に含まれていると、割引が入って実質分割金0円で使用できる契約が多いですね。
そのようなプロバイダーから契約すると、解約すると割引が無くなるので端末費用だけが残ります。
携帯電話の分割金と同じ考えで、残りの分割金を支払う必要がありますね。
分割年数：36回払い
1ヶ月あたりの分割金：605円
残りの分割払い回数が13回の場合：7,865円
また、分割残債金の支払い方法ですが、プロバイダーによって分割か一括かの選択可否が異なります。
一括でしか払えないとなると、解約金も含めると痛い出費になってしまいますよね。
そのため、解約時に分割金が残っている場合は、必ず分割残債金の支払い方法を調べておきましょう。
最終月の利用料金
どのプロバイダーでも発生するのが、最終月の利用料金です。
最終月の利用料金は、一部のプロバイダー以外日割り計算されません。
日割り計算されない場合、月初めで解約しようが、月末に解約しようが利用料金は変わらないので、解約する場合は月末がおすすめです。
同じ料金を払うなら、ギリギリまで使いたいですよね。
しかし、プロバイダーによっては解約の申し出を指定された日までにする必要があります。
当月中にすればいいと月末までに放置してしまうと、解約締め日を過ぎてしまう場合も。
特に、書面での解約の場合はインターネットや電話での解約より日数がかかるので注意が必要です。
その場合は一ヶ月ずれての解約になってしまうため、解約の申し出をいつまでにすれば良いのかを調べておきましょう。
レンタルしていた物の返送料金
端末を購入ではなく、プロバイダーからレンタルしている場合は返送する料金が発生します。
あるいは、年間契約ではなく短期的にレンタルした場合も返却費用が発生しますね。
かかる費用としては主に送料です。
また、プロバイダーが返送用キットを用意するパターンがあります。
その場合はキットの中にレンタル品を梱包して送るだけなので費用は特に発生しません。
送料がプロバイダー持ちか、ユーザー持ちかは契約時にきちんとチェックしておきましょう。
レンタルしていた物品の故障・破損損害金
レンタルしていた物を壊した場合は損害金が請求される可能性があります。
プロバイダーによっては端末だけではなく、SIMカードを返却しなかった場合に損害金として請求されるケースもあります。
また、レンタルとは少し違いますが、本契約の前に解約手続きができる『初期契約解除』といわれる制度があります。
・端末到着後（プロバイダーにより異なる場合あり）8日以内に解約申請する
初期契約解除を適用して解約すると、解約金がかからず解約できます。
しかし、プロバイダーから指定された日までに返送されなかった場合、損害金が発生します。
プロバイダーにもよりますが、20,000円以上の損害金が請求される場合が多いですね。
レンタルした物を壊してしまった、指定の日までに返却しなかった場合は損害金が請求される可能性があるので覚えておきましょう。
WiMAXの解約金を限りなく少なくするために｜今すぐできる3つの方法
WiMAXの解約金は決して安い金額といえないため、限りなく少なくしたいですよね。
更新月に解約したり、キャッシュバック利用したりとコツはいくつかあるので、少なくするためのコツを紹介します。
ポイントを押さえて、少しでも負担を減らしましょう。
更新月を狙って解約する
更新月は、解約金がかからない月です。
携帯電話を契約しても、更新月という単語は出てきますよね。
反対に更新月以外の月に解約すると、解約金が発生してしまうので、解約を決めたなら更新月を狙っての解約がおすすめです。
しかし、もうインターネット自体を使用しなかったり、もっと安い回線に乗り換えたりするケースがありますよね。
その場合は、解約金を払ってでも解約したい時に解約する方が長い目で見るとオトクな可能性がありますよ。
といっても一時的な負担は更新月に解約する方が圧倒的に少ないので、解約金を少なくしたければ更新月のタイミングで解約しましょう。
キャッシュバック利用で解約する
プロバイダーによっては、一定の期間を契約するとキャッシュバックを受けられるケースがあります。
その場合は、キャッシュバックを受け取った後に解約しましょう。
高額なキャッシュバックの場合、貰わずに解約してしまうより、貰ってから解約した方がオトクになりますよ。
20,000円以上のキャッシュバック特典があるプロバイダーも存在するので、解約金と相殺できますね。
特典受け取りの手続きするためには、決められた手順通りに行わなければ受け取り自体不可の場合があります。
公式サイトやプロバイダーからのメールなどで、受け取り方法や条件などをチェックしておきましょう。
まだ受け取っていないキャッシュバックがあれば、利用してからの解約をおすすめします。
乗り換えキャンペーンを利用して解約する
インターネット自体の利用は継続する場合は、乗り換えキャンペーンを利用するのもおすすめです。
WiMAXの別プロバイダーへの乗り換えでも、実施しているプロバイダーがあります。
例えば『Broad WiMAX』だと、最大19,000円（非課税）の解約金を負担してもらえます。
乗り換え前の解約金を負担してもらえるのは非常にありがたいですね。
Broad WiMAXの解約金負担キャンペーンですが、契約6か月後にキャッシュバックされるため、すぐに負担してもらえるわけではありません。
その点は注意が必要ですね。
ちなみにWiMAXだけでなく、光回線へ乗り換えの場合も乗り換えキャンペーンを実施している場合があります。
SoftBank光の『あんしん乗り換えキャンペーン』が一例ですね。
というように、他社の解約金を負担するプロバイダーや回線業者のキャンペーンを利用するのも一つの手です。
WiMAXの解約金を減らすときに知っておきたい3つのこと
WiMAXの解約金を減らすときに知っておきたい事前知識をまとめました。
更新月の数え方や確認方法、実際に解約する場合はどのように手続きをすれば良いかなど、いざ解約する時に知っておくと役立ちますよ。
更新月の数え方・確認方法
更新月の数え方は、表記方法が少し異なるくらいで概ねどのプロバイダーでも同じです。
契約翌月を1ヶ月目とし、25ヶ月目が更新月
（2022年3月に契約した場合、2024年4月が更新月）
端末発送月の翌月を1ヶ月目とし、37ヶ月目が更新月
契約期間によって、更新月も異なりますね。
ほとんどのプロバイダーが、契約当月ではなく”契約翌月”を1ヶ月目に設定しているため注意が必要です。
確認方法は、会員専用のマイページにログインすると調べられます。
電話でのサポート窓口でも確認ができますよ。
また、プロバイダーによっては更新月が近づくとメールでお知らせが届く場合もあります。
いずれにしても自分で簡単に調べられるので、気になる場合は調べてみましょう。
解約する際の手順
解約の受付方法は、電話か郵送の2種類のプロバイダーが多いですね。
基本的にメールやウェブで解約できません。
郵送だと日数がかかってしまうので、電話での解約がおすすめです。
解約する際、氏名や生年月日、連絡先電話番号などの契約者情報が必要です。
オペレーターに契約者情報を伝えて、本人確認が取れたらあとはオペレーターが解約処理するので契約者側が何かする必要はありません。
解約金や返却有無など注意事項の説明があるので、トラブル防止のためにも必ず聞いておきましょう。
キャッシュバックには受け取り条件がある
WiMAX契約時の特典でキャッシュバックを受け取る場合、条件があります。
例えば、GMOとくとくBBのキャッシュバックの受け取りの流れは下記の通りです。
2．翌月末までに、キャッシュバックの振り込み口座を登録する
まず、前提としてキャッシュバックを契約してすぐに受け取るケースは、ほとんどありません。
受け取りまでの期間はプロバイダーによって異なりますが、大体1年ほどは契約する必要があるといえますね。
また、自動的に振込がされるのではないので、自分で手続きをしないといけません。
プロバイダーから届くメールをきちんと確かめて手続きをし、キャッシュバックの受け取り漏れがないようにしましょう。
WiMAXから乗り換えるのにおすすめの回線は？回線種別で解説
何らかの理由でWiMAXを解約するものの、今後もインターネットを使い続ける場合におすすめの回線を紹介します。
ポケット型Wi-Fi、光回線、ホームルーターからそれぞれ1つずつ選定したので、参考にしてみてくださいね。
ポケット型Wi-FiならどこよりもWiFi
WiMAXと同様、持ち運びで使えるポケット型Wi-Fiなら『どこよりもWiFi』をおすすめします。
どこよりもWiFiは、2年契約と契約期間なしの2つのプランがあります。
月額料金は2年契約が3,400円、契約期間なしが3,900円です。
どこよりもWiFiは、下記の特徴があります。
・従量制を採用しており、使わなかった月の請求は安くなる（最安900円）
・最大通信速度下り150Mbps、上り50Mbps
・月間の上限制限なし
※1日に4GB以上使用すると翌日0時まで速度制限される場合あり
・エリアはドコモと同じ
・端末はレンタル品
ポケット型Wi-Fiではあまり見かけない“従量制”を採用している点が特徴ですね。
そのため、月によって使用する通信量が異なる場合も損しません。
たくさん使っても3,400円もしくは3,900円ですので、コスパが良いといえます。
貸し出される端末はドコモSIMに対応していますので、エリア面でも安心ですね。
以上の点から、WiMAXからの乗り換え先候補として選択肢に入れるのもありですよ。
光回線なら＠スマート光
光回線を検討しているなら『＠スマート光』がおすすめです。
＠スマート光は、『通常プラン』と『格安プラン』の2種類のプランがあります。
通常プランの月額料金は、マンションが3,630円、戸建てが4,730円（税込）です。
格安プランの月額料金は、マンションが3,300円、戸建てが4,400円（税込）です。
格安プランは、通常プランより月々の料金が300円ほど安いですが、工事費が発生します。
＠スマート光は、下記の特徴があります。
・他社光回線より月額料金が安め
・キャンペーンで工事費が無料（通常プランのみ）
・フレッツ光の光コラボ
・IPv6に対応
・スマホセット割の設定なし
・短期解約金が他社より高めのため、長期利用者向け
月々の料金が安い分、短期解約金が高く設定されていたり、キャッシュバックがなかったり、スマホセット割がなかったりします。
コスパ重視の人は、乗り換え候補の1つとして検討しても良いといえますね。
ホームルーターならドコモ home5G
置くだけでWi-Fiが使えるホームルーターを検討中なら『ドコモ home5G』をおすすめします。
プランは1つだけで、月額料金は4,950円（税込）です。
ドコモ home5Gは、下記の特徴があります。
・ホームルーターの中の実測値は最速（平均値206.01Mbps）
・ドコモエリアに対応
・コンセントに差すだけで利用可能
・インターネットが使い放題
・ドコモスマホが安くなる
速度重視なら、ドコモ home5Gがおすすめです。
平均実測値が200Mbpsを超えているのは相当速いといえます。
また、ドコモスマホを使っていればスマホに割引が入るので、よりオトクになりますね。
WiMAXの解約金に関するよくある質問は？
WiMAXの解約金に関するよくある質問と答えをまとめました。
「最近、解約金のことに触れているニュースを見たけどどうなった？」
「違約金を払わなければどうなる？」
といった内容に回答しているので、気になっている人は参考にしてみてくださいね。
WiMAXの違約金は総務省指示で1000円になったって本当？
携帯電話の解約金（違約金）が、総務省の指示で安くなったのは記憶に新しいですよね。
2022年3月時点で違約金が1,000円（税抜）のプロバイダーとそうでないプロバイダーに分かれています。
2019年10月に施行された『改正電気通信事業法』。
WiMAXの運営元である『UQコミュニケーションズ株式会社』も対象です。
法律施行を受けて、『UQ WiMAX』や『BIGLOBE WiMAX』などの新プランの違約金は1,000円（税抜）になりました。
といっても、違約金1,000円に設定されていないプロバイダーも存在します。
違約金が安くなったプロバイダーも、昔のプランは以前と変わらない違約金を設定されている場合が多いですね。
しかし、違約金を1,000円に設定されていないプロバイダーも、新プランが登場するタイミングで違約金が下がる可能性もありますよ。
wimaxの解約の時に違約金を払わないとどうなる？
解約の際に違約金を払わなければ、督促状が自宅に届きます。
契約者とプロバイダーとの間で結んだ契約書や、規約の中に違約金の内容は含まれているため、支払う義務があります。
こちらの事情で払いたくない場合も、”義務”なので、支払いは逃れません。
悪質とプロバイダーが判断した場合、訴えられてしまう可能性があるため、必ず払いましょう。
wimaxの違約金は違法って聞いたけど本当？
WiMAXの違約金は違法かどうかですが、“違法”ではありません。
しかし、2021年7月に総務省の方針として“違約金は1カ月分のサービス利用料相当額を上限とする”と発表されています。
この方針が正式に法律で定められると、現行の10,000円超えの違約金が違反してしまう可能性がありますね。
1,000円の違約金だと、上限を下回っているため違法とはいえません。
違約金そのものは違法ではありませんが、上限を超えた金額だと違法と判断されてしまう可能性は今後高くなるといえます。
まとめ：WiMAXの解約金はタイミング次第でゼロにもできる
WiMAXの解約金は、タイミング次第でゼロに近づけるどころかゼロにできます。
何も考えずに解約手続きをしてしまうと、損してしまう可能性がありますよ。
解約する前に、契約中のプロバイダーからキャッシュバックの受け取り忘れや、更新月が近くないかなどを確認しておくと安心ですね。
解約金を少なくするためには、情報や知識を得るのが一番なので、事前に調べてから手続きするようにしましょう！
