近年、通信費を下げたいと考えている人から人気が出てきた格安SIM。
いろいろな事業者があって、どこが良いのか気になりますよね。
「結局どこの格安SIM事業者が良いの?」
「おすすめの機種が気になる」
「安いから何かデメリットがあるのでは?」
と、格安SIMが気になっている人のために、格安SIMに関するあらゆる内容をまとめました。
格安SIMに興味があるものの、契約するか悩んでいる人は、本記事を読んで挑戦してみてくださいね。
・おすすめ格安SIM事業者
・おすすめスマホ機種
・格安SIMのメリット、デメリット
・格安SIMの選ぶポイント
・ドコモ、au、SoftBankから乗り換える方法
・よくある質問と答え
【2022年最新】本当に使える格安SIM事業者ランキングTop5
たくさんある格安SIM事業者。中でも評判の良い格安SIM事業者を5社選びました。
どの事業者を選んでもおすすめできるので、自分にあった事業者を見つけてくださいね。
月額料金 | 通信速度 | データ容量 | 端末費用 | オプション | キャンペーン | |
Y!mobile | シンプルSプラン:2,178円 シンプルMプラン:3,278円 シンプルLプラン:4,158円 | 平均実測値 下り:65.46Mbps 上り:15.14Mbps | シンプルSプラン:3GB シンプルMプラン:15GB シンプルLプラン:25GB | 1円~ | ・通話オプション(770円~) ・Enjoyパック(550円) ・故障安心パック(759円) | ・1年間データ増量オプション無料 Sプラン:3→5GB Mプラン:15→25GB Lプラン:25GB→30GB ・事務手数料無料(オンラインショップのみ) ・SIM契約で最大15,000円キャッシュバック |
UQmobile | くりこしプランS:1,628円 くりこしプランM:2,728円 くりこしプランL:3,828円 | 平均実測値 下り: 60.67Mbps 上り:12.04Mbps | くりこしプランS:3GB くりこしプランM:15GB くりこしプランL:25GB | 550円~ | ・通話オプション(550円~) ・安心サポートパック(android:1,012円 iPhone:1,099円) ・auスマートパスプレミアム(548円) | ・SIM契約で最大15,000円分au Payにチャージ ・指定機種契約で5,000円分au Payにチャージ ・1年間データ増量無料 くりこしプランS:3→5GB くりこしプランM:15→25GB くりこしプランL:25GB→30GB |
BIGLOBEモバイル | プランS:1,078円 プランR:1,320円 プランM:1,870円 12ギガ:3,740円 20ギガ:5,720円 30ギガ:8,195円 | 平均実測値 下り:19.72Mbps 上り:9.71Mbps | プランS:1GB プランM:3GB プランR:6GB 12ギガ:12GB 20ギガ:20GB 30ギガ:30GB | 18,691円~ (月額778円~) | ・エンタメフリー・オプション(308円) ・通話オプション(660円~) ・BIGLOBE端末あんしんサービス(418円) ・セキュリティセット・プレミアム(418円) | ・エンタメフリー・オプション最大2ヶ月無料 |
mineo | 【マイピタ】 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 【マイそく】 スタンダード(最大1.5Mbps):990円 プレミアム(最大3Mbps):2,200円 | 平均実測値 下り:50.31Mbps 上り:9.12Mbps ※マイピタプランの場合 | 【マイピタ】 1GB 5GB 10GB 20GB 【マイそく】 上限なし | 3,300円~ | ・通話オプション(550円~) ・mineo端末安心保証(605円~) ・パケット放題Plus(385円) | ・3ヶ月間1,188円基本料から割引 |
OCNモバイルONE | 500MB/月コース:550円 1GB/月コース:770円 3GB/月コース:990円 6GB/月コース:1,320円 10GB/月コース:1,760円 | 平均実測値 下り:72.21Mbps 上り:12.14Mbps | 500MB 1GB 3GB 6GB 10GB | 1円~ ※中古端末含む | ・通話オプション(935円~) ・あんしん補償(550円) ・あんしんモバイルパック(704円) | 端末セットで使える15,000円分クーポンプレゼント ※スマホ下取りが条件 |
※キャンペーン情報は2022年3月時点です。
※料金は税込表記
※オプションは各社主要オプションのみ記載
・UQmobile:安定した通信速度を求めている人におすすめ
・BIGLOBEモバイル:エンタメを楽しみたい人におすすめ
・mineo:コスパ最強の格安SIMを探している人におすすめ
・OCNモバイルONE:安くスマホ本体を買いたい人におすすめ
Y!mobile:Yahoo!で買い物する人は特におすすめ
Y!mobile(ワイモバイル)は“Yahoo!ショッピングで買い物する人”には特におすすめです。
SoftBankのサブブランドであるY!mobile。格安SIM並の料金の安さなのに、SoftBankと同じ回線を使っているので通信品質が良いのが特徴です。
月額料金は他社格安SIMより高いように思えますが、SoftBankの固定回線を契約、複数台契約すると割引が入るので安くなります。
Y!mobileを契約し、YahooIDと契約電話番号を紐づけると紐づけたYahooIDは『Yahoo!プレミアム会員』に自動的になります。本来は508円の月額料金がかかりますが、Y!mobile契約者は無料です。
Yahoo!プレミアム会員は、Yahoo!ショッピングでポイントが2%分還元されます。
また、『Enjoyパック』という有料オプションに加入すると、下記特典が付与されます。
・毎月Yahoo!ショッピングで使える500円クーポン
・Yahoo!ショッピングで最大8%還元
・データ通信量0.5GBプレゼント
Enjoyパックの月額料金は550円なので、毎月何かしら買い物をすると元が取れるといっても良いですね。
通信品質は安定さを重視する、家族でまとめて契約する、Yahoo!ショッピングでよく買い物する人におすすめです。
UQmobile:安定した通信速度を求めている人におすすめ
UQmobile(UQモバイル)は、安定した通信速度を求めている人におすすめです。
auのサブブランドであるUQmobile。料金体系はY!mobileと似たようなプランになっていますが、1人で持つ場合はUQmobileの方が安く持てます。
UQmobileも格安SIM並の月額料金で使え、au LTE回線なので繋がりやすいです。
auのサブブランドなので、au PAYやau PAY カードとの相性がバツグンです。
中でもau PAYカードはUQmobileユーザーなら年会費が無料になり、Pontaポイントが貯まります。
Pontaポイントはあらゆるお店で使えるポイントなので、オトクですよね。
UQmobileは回線が安定しているので、安定した速さの格安SIMを探している人におすすめです。
BIGLOBEモバイル:エンタメを楽しみたい人におすすめ
BIGLOBEモバイルは動画や音楽などのエンタメを楽しみたい人におすすめです。
プロバイダのBIGLOBEが運営しているBIGLOBEモバイル。プロバイダとしては古くからサービス提供されているので、信頼度が高い会社ですね。
BIGLOBEモバイルの1番の特徴が『エンタメフリー・オプション』です。
YouTube、AbemaTV、U-NEXT、Apple Musicなど指定のアプリのデータ通信量がカウントされないオプションです。
つまり、うまく使えば一番少ない容量のプランでも動画や音楽アプリを使い放題で使えます。
動画視聴している時に、Wi-Fi接続が切れてしまって意図せずデータ量をたくさん消費してしまった経験はありませんか?
エンタメフリー・オプションに加入していると、そのような事故を防げるので安心ですよね。
データ容量を気にせず、エンタメを楽しみたい人にBIGLOBEモバイルはおすすめです。
mineo:コスパ最強の格安SIMを探している人におすすめ
mineoは3大キャリアすべての回線に対応している、コスパ最強の格安SIMです。
3大キャリアの回線すべてに対応している格安SIMはあまりないので貴重ですね。SIMロック解除しなくても、契約中のキャリアと同じ回線を選べば良いので格安SIMデビューにもおすすめです。
『パケット放題Plus(月額385円)』に加入すると、契約しているデータ容量を使い切ったあとも最大1.5Mbpsの通信速度で使えます。未加入の場合、データ容量を使い切ると最大200kbpsになります。
一番安い1GBプランが1,298円、385円追加すると1,683円ですよね。つまり、約1,700円で月間データ容量上限なしと等しいです。(ただし3日で10GB制限あり)
1.5Mbpsは高速通信ではありませんが、インターネット検索やSNS閲覧程度なら問題ない速度です。
速度にこだわりなく、コスパ最強の格安SIMを探しているならmineoはおすすめです。
OCNモバイルONE:安くスマホ本体を買いたい人におすすめ
OCNモバイルONEは安くスマホ本体を買いたい、高品質回線を探している人におすすめです。
NTTが運営しているドコモ回線のOCNモバイルONE。NTTブランドになるので信頼度はバツグンですね。
あまり速くないイメージを持たれがちの格安SIMですが、OCNモバイルONEは格安SIMの中でも非常に速いです。
ソフトバンク、auのサブブランドのY!mobileとUQmobileと同レベルの速度が出ています。
また、定期的にセールしているためスマホ本体が安く手に入り、オトクに買えますよ。
取り扱いの機種数も20種類以上と非常に豊富で、いろんな機種を見比べて安く買いたい人にもおすすめです。
高品質回線の格安SIMを探している、スマホを安く買いたい人はOCNモバイルONEを選ぶと良いですね。
格安SIMで携帯を使うのにおすすめの端末は?人気の端末はこの5つ
格安SIMで携帯を使うのにおすすめの端末を5機種はこちらです。今回は一括でも支払えそうな30,000~50,000円台の機種からチョイスしました。
少し前までは低価格、それなりの性能の端末が多かったですが、近年は性能、価格の幅が大きく、選択肢が増えています。
自分がスマホに何を求めているかを基準にして、選んでくださいね。
・OPPO Reno5 A:最大6,400万画素のカメラ搭載
・iPhone SE(第3世代):Touch ID×5G通信対応の最新iPhone
・Xperia 10 III Lite:日本メーカー製の軽量ミドルクラススマホ
・Motorola edge 20 fusion :大容量バッテリーで長時間の外出でも安心
Google Pixel 5a (5G):Google純正のピュアアンドロイドスマホ
Google Pixel 5a(5G)は、Google製の『ピュアアンドロイド』といわれるコスパ良しスマホです。
本体価格は51,700円ですが、Googleストアだとたまにセールで安くなっている時があるので、セールの時に購入すると安く買えますよ。
他社のAndroidスマホは、大抵メーカーアプリが入っています。メーカーアプリは意外に使う機会がありませんよね。
PixelシリーズはGoogle製、つまり“メーカーアプリが一切”入っていません。最初から入っているアプリは、GoogleマップやGmailのようなGoogleのアプリのみです。
また、PixelシリーズはAndroidのアップデートが優先的に配信されますよ。
また、物理SIMの他にeSIMに対応しているので、デュアルSIMが使えます。データSIMと通話SIMを別の事業者で契約もできますね。
Pixel 5a(5G)は性能としても普段使いをするには十分なスペックを持っており、高性能カメラが搭載されているのでコスパ良しスマホです。
OPPO Reno5 A:最大6,400万画素のカメラ搭載
OPPO Reno5 Aは、OPPO製のカメラがとにかく高性能なスマホです。本体価格は格安SIM事業者によって異なりますが、40,000円以下で買えますよ。
最大の特徴はカメラ機能です。4眼カメラでどんなシーンでも綺麗に撮影できます。超広角カメラやマクロカメラ、人物写真を自動で補正してくれる『AIビューティー』が搭載されています。
さらに、夜でも簡単にプロレベルの撮影ができる機能も搭載されており、綺麗な夜景もばっちり撮影できますよ。
夜景が綺麗に撮影できると嬉しいですよね。
高性能カメラが搭載されていて、40,000円以下で買えるのはコスパが非常に良いと思いませんか?
デジカメ代わりになり、そこまで機種代金が高くないスマホを探している人におすすめです。
iPhone SE(第3世代):Touch ID×5G通信対応の最新iPhone
3大キャリアでしか買えないと思われがちなApple製のiPhoneも格安SIMで使えます。2022年3月に発売されたiPhoneSE(第3世代)の本体価格はAppleストアで57,800円から販売されています。
iPhoneは高い機種だと10万円以上する高級機種ですよね。iPhoneSE(第3世代)は50,000円台から買えるのでiPhoneデビューの人にもおすすめです。
iPhone12や13は指紋認証の『Touch ID』が搭載されていません。根強い人気がありますが搭載されていないiPhoneがほとんどの中、iPhone SEは搭載されています。
また、性能面では“iPhone13シリーズと同じCPU”が搭載されています。iPhone13と同じ性能なのに50,000円台から手に入るのはコスパが良いですよね。
iPhoneが欲しいけどあまり高くない機種が欲しい場合、最新のiPhoneSEはいかがでしょうか?
Xperia 10 III Lite:日本メーカー製の軽量ミドルクラススマホ
Xperia 10 III LiteはSONY製のトリプルレンズを搭載しているミドルクラススマホです。本体価格は格安SIM事業者によって異なりますが、大体40,000円台ですね。
人気のスマホブランドである『Xperia』。実は格安SIMで使えます。
おサイフケータイや防水防塵、eSIM対応といった基本的な機能を搭載されていますが50,000円以下で購入できるのはコスパが良いですね。
本体価格はハイエンドモデルより安いにもかかわらず、オーディオ機能にSONYの技術がしっかりと生かされているのも特徴です。
日本メーカーのスマホで、主要機能がすべて揃っているスマホが欲しい人におすすめできますね。
Motorola edge 20 fusion :大容量バッテリーで長時間の外出でも安心
Motorola edge 20 fusionはMotorola製の5,000mAhの大容量バッテリーが特徴のスマホです。本体価格は格安SIM事業者によって異なりますが、30,000円台からで購入できます。
意外にすぐに減るスマホのバッテリー。大容量バッテリーが搭載されていると長時間の外出でも安心ですよね。
大容量バッテリーだと、スマホ自体も重たいのではと思われがちですが“185g”と、缶コーヒーと同じくらいの重さです。軽量なのに大容量バッテリーだと、携帯しやすいですね。
バッテリー以外にも『10,000超えの高画質のカメラ』『大型ディスプレイ』が特徴です。
“性能よりバッテリー持ち”を重視する人に向いているといえますね。
格安SIMで携帯電話を使う5つのメリット|乗り換えるのにおすすめなポイント
格安SIMは、“安い”の他にメリットが無いか気になりますよね。
携帯電話回線を格安SIMに変えると、たくさんのメリットがあります。
安いだけでなく、料金プランがわかりやすい、機種変更がしやすい、データ容量の変更やシェアが簡単などのメリットがありますよ。
格安SIMでおすすめポイントをまとめたので、参考にしてみてくださいね。
月々の料金が大手3社より安い
大手3キャリアは、『NTTドコモ』『au』『ソフトバンク』の3社ですね。
いずれかでスマホを契約していれば、プランによって金額は異なりますが、平均5,000~7,000円程度の月額料金がかかります。
毎月5,000円以上の月額料金を払い続けるのは、金銭的な負担が大きくなりますよね。
2021年3月から大手3社も、安いプランの提供を始めています。しかし、オンライン専用プランなのであまり詳しくない人からするとハードルが高くなっています。
格安SIMだと、毎月平均3,000円でスマホが使えます。安いプランだと1,000円以下で使える場合もありますよ。
どの格安SIM事業者も基本的に3大キャリアの回線を借りてサービス提供しているので、キャリアスマホが使えていればどこでも使えます。(MVNOといわれます)
また、オンラインだけでなく実店舗のサポートを受けられる事業者もあるので、安心ですね。
格安SIMだからといって、質に問題があるわけではないのに大手3社より月額料金が安く使えるのがポイントです。
いつでも簡単に機種変更が可能
大手3社に比べると、いつでも簡単に機種変更ができるのが格安SIMのポイントです。
ドコモ、au、ソフトバンクも機種変更自体はいつでもできますが、基本的に一定期間、本体代の分割を組んでいますよね。
そのため、分割金を払っている途中で機種変更してしまうと、残債を引き続き支払う必要があります。
格安SIMの場合は、基本的に端末を一括購入して月々は通信費のみ支払います。
本体代を分割で支払うケースもありますが、一括で支払う方が多い傾向がありますね。
一括で先に払っていると、毎月のランニングコストを安く済ませられるので月々の支払は楽になります。
最初に本体代金をすべて支払っているため、何らかの事情で新しいスマホが欲しくなっても残債を気にせず買えるのが格安SIMのメリットです。
料金プランがシンプルでわかりやすい
格安SIMは料金プランがシンプルでわかりやすいです。スマホ料金って複雑でわかりづらいですよね。
事業者にもよりますが、格安SIMの場合、“基本料金+オプション代”のみで構成されている事業者がほとんどです。
スマホ料金が複雑になる原因の1つが“多種多様な割引”です。
割引がたくさんあるのは嬉しいですが、割引によって最初の1年だけ、契約後3ヶ月目までなど複雑になってしまいます。
格安SIMでも割引がある事業者は存在しますが、あっても2台目から〇〇円の割引が永年続く、といったシンプルな内容がほとんどです。
料金プランがシンプルで単純明快なのも、格安SIMのメリットといえますね。
データ量の変更・シェアが簡単にできる
格安SIMでは、データ量の変更やデータシェアが簡単にできます。
家族で同じデータシェアに対応している事業者を契約すると、データ量を分け合えると無駄がなくなります。
そして、データ量を少ないプランから多いプランへの変更ができると、不要な出費がなくなりますよね。
まず、データ量の変更ですが、原則マイページから変更手続きをします。
変更後のデータ量が適用されるのは、翌月からの格安SIM事業者がほとんどです。
データシェアは一部の格安SIM事業者のみ対応しているので、データシェアサービスを提供している事業者をまとめました。
・IIJmio
・イオンモバイル
・BIGLOBEモバイル
・OCN モバイル ONE
・NifMo
・mineo
・NUROモバイル
・エキサイトモバイル
ある程度知名度がある格安SIM事業者は、基本的に対応していますね。
データ容量に関して調整しやすいのも格安SIMのメリットといえます。
契約期間に縛りが無いものが多い
格安SIMは契約期間に縛りが無い事業者が多いのが特徴です。
縛りがあってもそこまで厳しくありません。
参考までに、契約期間の設定がない格安SIM事業者をまとめました。
・y.u mobile
・NifMo
・イオンモバイル
・mineo
・b-mobile
・QTモバイル
契約期間設定なしの格安SIM事業者は結構あります。
ちなみに、データ通信専用SIMだとほとんどの事業者が契約期間の設定がありません。音声通話不要の場合はデータ通信専用を選ぶと良いですね。
自分に合わないままずっと使い続けないといけないと不安になっている人も、契約期間の設定がない格安SIMを選べば気軽に試せますよ。
格安SIMで携帯電話を使うのはここがデメリット|こんな場合は乗り換えない方がいい
メリットばかりに思える格安SIMですが、デメリットもあります。
内容によっては大手キャリアのメリットが、格安SIMのデメリットともいえます。
格安SIMのデメリットが自分にとって気になってしまう場合は、乗り換えない方が良い可能性がありますね。
キャリアのサービスを受けることができない
まず、ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアのサービスを受けられません。
回線はキャリアのものを使っていますが、サービスは別です。
・携帯料金と合算支払い(ソフトバンクまとめて支払い、電話料金合算払いなど)
・キャリアメールアドレス(ezweb.ne.jp、au.com、docomo.ne.jpなど)
・ポイント制度(auポイント、dポイントなど)
合算支払いは、Y!mobileとUQmobileはそれぞれソフトバンク、auの”まとめて支払い”として利用できますが、基本的に格安SIMではできません。
キャリアメールアドレスは最近ではあまり使われるケースが減ってきたものの、キャリアメールしか対応していないサービスもまだまだあります。
特にキャリアメールをメインで使っていて、無くなると困る人は格安SIMにするとメールアドレスが使えなくなるので乗り換えない方が良いですね。
※2021年12月から有料でキャリアメールアドレスを引き継いで使えるサービスが提供されています。どうしても困る場合はサービス利用を検討しても良いですね。
利用環境によって通信速度が不安定になる可能性がある
利用環境によって、通信速度が不安定になる可能性があるのもデメリットです。
楽天モバイル以外の格安SIMは、ドコモかauかソフトバンクのいずれかの回線を使っています。
そのため、エリア面は問題ありませんが、通信速度が環境によって不安定になる可能性があるので注意が必要です。
例えば、たくさんの人が使うお昼休み時(12時~13時)や、夕方以降は混雑しますよね。混雑する時間帯は通信速度が低下する可能性があります。
通信速度が低下すると、動画視聴になると再生が止まってしまう、読み込みに時間がかかるなど何かしら支障が出る恐れがありますね。
3大キャリアレベルの安定さを求める場合、乗り換えない方がストレスを感じずに済みそうです。
家族割引や通話の割引が少ない
格安SIMは元々の基本料が安いため、家族で契約した場合やかけ放題といった割引が少ない傾向があります。
また、ドコモ、au、ソフトバンクだとおなじみの固定回線やでんきとのセット割引も、格安SIMだとない場合があります。
少ないとはいえ、家族割引やかけ放題、固定回線やでんきとのセット割がある格安SIM事業者も存在します。
・Y!mobile(2回線目から9回線まで1,188円割引)
・mineo(主回線を含む5回線まで55円割引)
・BIGLOBEモバイル(2回線目以降4回線まで220円割引)
・Y!mobile
・UQmobile
・OCNモバイルONE
・楽天モバイル(専用アプリでの通話)
・Y!mobile(インターネット、でんき)
・UQmobile(インターネット、でんき)
・BIGLOBEモバイル(インターネット)
・OCNモバイルONE(インターネット)
・DTI SIM(インターネット)
・IIJmio(インターネット)
auとソフトバンクのサブブランドであるUQmobileとY!mobileは、割引の種類が豊富ですね。
固定回線とセット割引は何社かありますが、完全かけ放題や家族割引が提供されている格安SIM事業者は少ないといえます。
店舗でのサービスを受けにくい
専門の店舗が用意されていない格安SIM事業者が多く、店舗でスタッフからのサービスを受けづらいです。
格安SIMが安い理由の一つに“実店舗を持たない”点があげられます。
そのため、スタッフに直接質問しづらいのがデメリットですね。
専門ショップが展開されている格安SIM事業者は限られています。
・Y!mobile
・UQmobile
・楽天モバイル
・mineo
専門ショップは展開されていないものの、大型家電量販店で専門スタッフが常駐している場合があります。
しかし、大型家電量販店があるのは都心部がメインです。都心部以外に住んでいると行くにもハードルが上がりますよね。
ドコモ、au、ソフトバンクみたいにすぐ近くに店舗がなく、サービスを受けづらい点がデメリットの1つです。
初期設定を自分で行わなければならない
格安SIMは基本的に初期設定は自分でする必要があります。携帯ショップで契約すると、初期設定は店舗スタッフがしてくれますよね。
オンラインでの契約が基本の格安SIMは、自分で初期設定する必要があります。機械に詳しくない人からすると、少しハードルが上がってしまいますね。
「どうしても設定して欲しい!」という声に応えて、有償で代わりに初期設定してくれるサービスがある事業者は存在します。しかし、3大キャリアのように無料で1から全部設定してもらえるのは難しいです。
ちなみに、初期設定だけでなくデータ移行も自分でする必要があります。データ移行は無料でしてもらえるサービスはほぼありませんので、自分でするか有償で頼むかのどちらかで対応します。
初期設定を自分でしなければならないのが、格安SIMの気を付けるべきポイントといえますね。
格安SIMで携帯を使う際の事業者の選び方|チェックしたいポイントはどこ?
格安SIM事業者の選び方のポイントはいくつかあります。
使っているスマホの利用状況と検討中の格安SIM事業者のプランを照らし合わせて判断するのが確実でおすすめですよ。
例えば、ドコモユーザーで毎月5GB程度使っているなら”ドコモ回線が利用可能で、5GBプランがある事業者”を選ぶと失敗する可能性が減ります。
ポイントをしっかりと押さえて、最適な格安SIM事業者を選びましょう。
・利用するデータ量:使用量と同じくらいのプランがある事業者を選ぼう
・月額でかかる実質料金:各種割引を考慮して比較しよう
・利用想定エリアの実質速度:時間帯によってばらつきがないか確認しよう
通信回線の種類:契約中のキャリア回線が利用可能な事業者を選ぼう
いくら安くても繋がらなければ意味がありませんよね。まずは契約中のキャリア回線が利用できる事業者を選びましょう。
ドコモを契約していればドコモ回線を使っている格安SIM事業者を、auを契約していればau回線を使っている格安SIM事業者を選ぶと良いですね。
また、使っているスマホをそのまま使いたい場合も、契約中のキャリア回線が利用できる事業者を選ぶと良いですよ。
キャリアから購入しているスマホは“SIMロック”がかかっている場合があります。
SIMロックがかかっていると、“契約したキャリアのSIMしか使えない”ため、他社回線のSIMカードを入れても通信できません。
・UQmobileのSIMカード→au回線のため使用不可
・mineoのDプラン→ドコモ回線のため使用不可
もちろん、SIMロックを解除してどこの回線も使えるSIMフリー状態にすると、上記の問題は解消されますよ。
しかし、SIMロックに対応していない古い機種でSIMを挿したい場合は、注意する必要がありますね。
エリアに不満がある、他社回線を使ってみたいなどの理由が無い限り、契約中のキャリア回線が使える格安SIMの契約をおすすめします。
利用するデータ量:使用量と同じくらいのプランがある事業者を選ぼう
契約中の携帯会社と同じくらいの使用量のプランがある事業者を選びましょう。
例えば、10GBプランを契約している場合、5GBプランまでしかない事業者を契約してしまうとデータ容量が足りず不便ですよね。
また、全然使っていないのに大容量プランしか選べない事業者もアンマッチですね。
自分が使っているデータ使用量をあらかじめ把握しておくと、プラン選びが楽になりますよ。
月額でかかる実質料金:各種割引を考慮して比較しよう
月額料金ですが、そもそもの基本料が安い事業者もありますし、割引が豊富な事業者もいくつか存在します。
基本料が安い事業者を選ぶのも1つの方法ですが、インターネットやでんきとまとめると格安SIM料金から割引が入る場合がありますよ。
例として、Y!mobileの例をあげます。
・シンプルSプラン(3GB):2,178円
・シンプルMプラン(15GB):3,278円
・シンプルLプラン(25GB):4,158円
・シンプルSプラン(3GB):880円
・シンプルMプラン(15GB):1,980円
・シンプルLプラン(25GB):2,860円
インターネットとセットで1,188円、でんきとセットで110円(2年間)の割引が入り、かなりの金額が割引されていますね。
インターネットやでんきとまとめると、最安水準まで月額料金が下がる場合があります。
割引を適用させるために格安SIMを申し込むタイミングで、スマホとインターネットやでんきの会社をまとめても良いですね。
利用想定エリアの実質速度:時間帯によってばらつきがないか確認しよう
利用想定エリアの実質速度の口コミを調べるのもポイントです。
まず、格安SIM事業者は3大キャリアから回線を借りているため、どうしても3大キャリアより速度が劣ってしまいます。
前提として、3大キャリアより実質速度は低下する傾向があるのは理解しておきましょう。
中には、お昼や夕方以降の混雑している時間帯で、極端に速度が低下する格安SIM事業者が存在します。
気になる格安SIMがあれば、SNSや速度まとめサイトなどで口コミを調べると参考になりますよ。
ちなみに、『みんなのネット回線速度』というサイトでは、“格安SIM名 エリア名”で検索すると、情報があれば実質速度が表示されます。
エリアの実測値がわかると、判断しやすいですよね。
格安SIMで携帯電話を使うまでの手順|3大キャリアからの乗り換え方法
ドコモ、au、SoftBankの3大キャリアから格安SIMに乗り換える方法をまとめました。
どのキャリアも共通しているのは電話やオンライン上で『MNP予約番号』を取得する必要があります。
MNP予約番号は、携帯会社を変えても、電話番号をそのまま使うために必要な番号ですね。
基本的に3大キャリアの予約番号の取得方法は同じですが、注意すべき点が少し異なります。
docomoから乗り換える方法
ドコモ(docomo)から乗り換える方法はまず、『電話』『オンライン』『ショップ』のいずれかで予約番号を取得しましょう。
①ドコモインフォメーションセンターへ電話します。(0120-800-000)※ドコモ携帯からは151
②音声ガイダンスが流れたら4番、2番の順番にプッシュします。
③オペレーターに繋がったら、「MNP予約番号の発行お願いします」と伝えてください。
④本人確認後、MNPに関する注意事項の説明を受けます。
⑤終了後、SNSで予約番号が送られてきます。
①My docomoにログインします。
②『お手続き(お申込み・解約)』を選択し、キーワードから検索で『MNP』と入力します。
③『携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)』の『お手続きする』を選択しましょう。
④注意事項が表示されるので、内容を確認して画面を進めます。
⑤最後の画面まで進むと、予約番号がメールで送られてきます。
ショップスタッフに「MNP予約番号を発行したい」と伝えましょう。
あとはスタッフから注意事項が説明され、最終的に予約番号が発行されます。
■ドコモからのMNPで注意する点
・docomo.ne.jpのキャリアメールは使えなくなります。ドコモのメールアドレスを登録しているサービスがあれば他のアドレスに変更しておきましょう。
※有料のメールアドレス持ち運びサービスを申し込むと引き継げます。
・dポイントを継続して使う場合、MNP(解約)後、dアカウントの継続手続きをする必要があります。
・ドコモのキャリア決済を使っている場合、事前に支払い方法を変更しておきましょう。
auから乗り換える方法
auから乗り換える方法は初めに、『電話』『オンライン』『ショップ』のいずれかで予約番号を取得しましょう。
①MNP予約受付センターへ電話します。(0077-75470)
②音声ガイダンスが流れたら1番をプッシュします。
③オペレーターに繋がったら、「MNP予約番号の発行お願いします」と伝えてください。
④本人確認後、MNPに関する注意事項の説明を受けます。
⑤説明を受けた後、口頭で予約番号を教えてもらえるので控えておきましょう。
①My auにログインします。
②『スマートフォン・携帯電話』を選択し、『ご契約内容/手続き』、『お問い合わせ/お手続き』、『MNPご予約』と進みます。
③画面の指示に従い、注意事項の確認、発行手続きを行います。
④手続き後、SMSに予約番号が届くので確認しましょう。
ショップスタッフに「MNP予約番号を発行したい」と伝えましょう。
あとはスタッフから注意事項が説明され、最終的に予約番号が発行されます。
■auからのMNPで注意する点
・ezweb.ne.jpやau.comのキャリアメールは使えなくなります。auのメールアドレスを登録しているサービスがあれば他のアドレスに変更しておきましょう。
※有料のメールアドレス持ち運びサービスを申し込むと引き継げます。
・au解約に伴い、auポイントが無効になるため、MNP前にWALLETポイントへ交換しておく必要があります。
・auかんたん決済を使っている場合、事前に支払い方法を変更しておきましょう。
SoftBankから乗り換える方法
SoftBank(ソフトバンク)から乗り換える方法ですが、まずは『電話』『オンライン』『ショップ』のいずれかで予約番号を取得します。
①携帯電話ポータビリティ問い合わせ窓口へ電話します。(0800-100-5533)※SoftBank携帯電話からは*5533
②音声ガイダンスが流れたら1番をプッシュし、契約時に設定した暗証番号を入力します。
③オペレーターに繋がったら、「MNP予約番号の発行お願いします」と伝えてください。
④本人確認後、MNPに関する注意事項の説明を受けます。
⑤説明を受けた後、SNSで予約番号が送られてきますので確認しましょう。
①My SoftBankにログインします。
②『設定・申込』を選択し、『契約者情報の変更』、『番号ポータビリティ予約関連手続き』、『番号ポータビリティ予約』と進みます。
③画面の指示に従い、注意事項の確認、発行手続きを行います。
④手続き後、SMSに予約番号が届くので確認しましょう。
ショップスタッフに「MNP予約番号を発行したい」と伝えましょう。
あとはスタッフから注意事項が説明され、最終的に予約番号が発行されます。
■SoftBankからのMNPで注意する点
・softbank.ne.jpのキャリアメールは使えなくなります。SoftBankのメールアドレスを登録しているサービスがあれば他のアドレスに変更しておきましょう。
※有料のメールアドレス持ち運びサービスを申し込むと引き継げます。
・Yahoo!ショッピングを使っている場合、PayPayボーナスの付与率が低下します。
・ソフトバンクまとめて支払いを使っている場合、事前に支払い方法を変更しておきましょう。
・貯まったソフトバンクポイントは解約すると無くなるので、乗り換え前に使い切っておきましょう。
格安SIMで携帯電話を使うことに関するよくある質問は?
格安SIMで携帯電話を使うにあたってのよくある質問と答えをまとめました。
格安スマホがやめとけと言われる原因や、格安スマホにしない理由などに答えています。
気になる質問があれば、参考にしてみてくださいね。
格安スマホがやめとけと言われる原因には何がある?
格安スマホ、SIMを調べていると「格安スマホはやめとけ」という内容が出てきませんか?
3大キャリアのメリットが、裏を返せば格安スマホのデメリットです。デメリットこそが「やめとけ」と言われる理由ですね。
3大キャリアは通信速度が安定していますし、専門のショップがあってスタッフに相談できますよね。
格安スマホ(SIM)事業者は基本的に3大キャリアより速度は落ちますし、対面でサポートを受けづらいです。
3大キャリアのメリットを受けている人は、乗り換えた後に不満を感じやすいといえますね。
格安スマホにしない理由にはどのようなものがある?
格安スマホが安いのは知っているものの、あえて格安スマホにしていない人もいます。
速度や通話品質などに不安を感じ、格安スマホにしていない人が多い印象がありますね。
また、ネットでしか格安スマホの情報を得られず、身近な人からの情報が無いため乗り換える勇気が出ない声もありました。
LINEモバイルってどうなんだろ?
SNSデータフリーは魅力的だよなぁ…
周りに格安スマホ使ってる人いないから良く分からない— みく (@onakasuita0309) March 22, 2020
確かに、周りに使っている人がいなければ、実際どうなのかがわからないので不安ですよね。
安いという最大のメリットは理解していても、乗り換えない理由は様々です。
格安スマホにしたら後悔するって本当?
「格安スマホにしたら後悔する」と聞いたことありませんか?デメリットを理解していない、自分にあったプランで契約していなければ後悔する可能性はあります。
デメリットをしっかりと理解し、プランの契約内容を確認すれば後悔する可能性は下がります。
特に“通話オプション”は、完全かけ放題の格安SIM事業者が意外に少ないので、時間制限があるのかを念入りにチェックしておくと良いですね。
まとめ:格安SIMで携帯電話を使うときは用途をしっかり定めて選ぼう
格安SIMはデメリットもありますが、用途をしっかり定めてうまく使えば節約に繋がるのでおすすめです。
毎月支払う携帯電話代だからこそ、賢く節約して使いたいですよね。
自分がスマホに何を求めているのか、何を重視しているのかをしっかりと考えて選ぶと、失敗せずにすみますよ。
格安SIMに乗り換えると、キャリアで契約している時に比べるとスマホ料金がグッと安くなります。
自分にあったプラン、事業者を選び、後悔のない選択をしましょう!
・仕事で通話を頻繁にするから格安スマホだと不安
・欲しい機種がキャリア限定
・ずっと同じキャリアを使い続けているからタイミングがわからない
・通信速度が低下するのは嫌
・身近に格安スマホを使っている人がいなくて、リアルな情報がない