「WiMAX+5Gって実際どうなの?」
「光回線との差はどれくらいあるの?」
ポケット型Wi-Fiの中でも代表的な存在である『WiMAX』。
このWiMAXから、5G対応プランである『WiMAX+5G』という最新回線が現在提供されています。
最大通信速度下り2.7Gbpsと公表されている回線ですが、実際はどうなのでしょうか。
この記事では、WiMAX+5Gについて各プロバイダのプラン内容や、基礎情報からおすすめポイントまで詳しく解説していきます。
WiMAXを検討している方は、この記事をぜひ参考にしてください。
・WiMAXプロバイダの料金などの比較
・WiMAX+5Gの基礎情報
・WiMAX+5Gのメリット、デメリット
・WiMAX+5Gの評判、口コミ
\当サイトおすすめのプロバイダ 3選/
サービス名
| GMOとくとくBB | Broad WiMAX | カシモWiMAX |
月額料金(税込) | ・初月~2ヶ月目:1,474円 ・3ヶ月目~35ヶ月目:3,784円 | ・初月:1,397円 ・2ヶ月目~:3,883円 | ・初月:1,408円 ・2ヶ月目~:4,378円 |
端末代金 | 550円/月(36回) | 一括払い:21,780円(税込) 分割払い:605円(税込)×36回 | 605円/月(36回) |
契約期間 | なし | なし | なし |
詳細 | GMOとくとくBBの詳細を見る | Broad WiMAXの詳細を見る | カシモWiMAXの詳細を見る |
5G回線が使えるWiMAXはどこ?おすすめWiMAXプロバイダの比較表
それではまず、WiMAXプロバイダをそれぞれ比較していきます。
項目の中にある『実質速度』については、端末名『Galaxy 5G Mobile Wi-Fi』での通信速度を記載しています。
ここで紹介するプロバイダは以下のとおりです。
通信速度参照サイト:みんなのネット回線速度
GMOとくとくBB:高額キャッシュバックで実質最安価
GMOとくとくBBでは、最大20,000円キャッシュバックキャンペーンを展開しています。
こちらのキャンペーンを受けることで、3年間実質月額で計算すると他社プロバイダに比べて再安価でWiMAXを使うことができます。
5G対応端末がすべて選択可能で、端末代金も0円となっています。
注意点としては、選択できるプランが3年契約プランのみとなっています。3年以内に解約してしまうと違約金が発生してしまいます。
もう一点は、キャッシュバックの受け取り方法が難しいことです。GMOとくとくBBでのキャッシュバック受け取りの流れは以下のとおりです。
2.そのメールを確認次第、必要情報を入力する
3.入力送信から翌月末に振込
上記のように、実際にキャッシュバックを受け取れるのは約1年後です。さらに普段使わないであろうGMO発行のメールをチェックしなければならないことが難しいといわれる要因です。
このことから手続き忘れをしてしまうユーザーが少なくないようなので、注意してください。
Broad WiMAX:月額割引キャンペーンで確実にお得に
Broad WiMAXは、月額料金から割引される『WiMAXスタートキャンペーン』を行っています。
このキャンペーンが適用することで、上記比較表からもわかるように他社プロバイダよりもお得にWiMAXが使えます。
GMOとくとくBBのようにキャッシュバックのもらい忘れなどの心配もいらないので、確実に安く使いたいという方はBroad WiMAXがおすすめです。
初期費用として、端末代が必要となってしまうため他社よりも高くなっていますが、こちらについても『初期費用0円Web割キャンペーン』を使えば無料にすることができます。
契約プランについても、3年と2年プランが選べるので利用予定期間に合わせた契約が可能となっています。
確実に安くお得にWiMAXが使いたい方には、Broad WiMAXがおすすめです。
カシモWiMAX:長期利用ならおすすめ
カシモWiMAXは、キャッシュバックなどの際立ったキャンペーンは無いものの、月額料金が永年固定で割安に設定されています。
月数や年数によって金額が変わることがないので、管理がしやすくわかりやすいプロバイダとして定評があります。
端末代についても0円で取り扱いをしており、契約プランも3年と2年が選択可能です。
わかりやすくシンプルに、でもお得に使いたいという方にはカシモWiMAXがおすすめです。
通常のWiMAXと5GWiMAXは何が違う?知っておきたい基礎情報
それでは通常のWiMAXと5G対応WiMAXとでは何が変わっているのでしょうか。
下記の基礎情報をここでは解説していきます。
5GWiMAX普及に伴いWiMAX2+の受付は停止
旧タイプのプランである『WiMAX2+』については、2022年3月末で受付中止となる予定です。
新プランである『WiMAX+5G』が登場しているので、基本的にこれからはこちらを選択することになります。
2022年2月より3日の速度制限が撤廃
WiMAX+5Gプランでは、2022年2月から『データ通信3日で合計15GB以上使用で速度制限』が撤廃されました。
これにより、実質データ通信無制限となったので使い放題のポケット型Wi-Fiとなっています。
速度制限について、『一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合に制限することがある』とありますが、下記のようなユーザーもいるので、現在具体的な数値は不明です。
#WiMAX 制限緩和後初、1日で100GB以上使ったが制限かからず、良し確認とれた。
— yankichi (@yankichi_info) March 4, 2022
下りは最高2.7Gbpsと光回線並以上の速度
WiMAX+5Gの最大通信速度は端末『Speed Wi-Fi 5G X11』を使用した場合、下りが2.7Gbpsと光回線以上の理論値となっています。
ポケット型Wi-Fiとしては、とても速い通信速度ですが5G対応エリアでしか使えない速度なので、使う予定のエリアが対応エリアであるか確認しておきましょう。
au回線利用でエリアが広い
WiMAX+5Gでは、旧プランとは違い標準モードでau4GLTE回線が利用可能となっています。
そのため広範囲でWiMAX端末を使って、通信をすることができるようになりました、
プラスエリアモードを使えば、さらに高速のau回線が使えるため状況に応じて使い分けることができます。
WiMAXの5G回線のメリット|利用する時のおすすめポイントは?
それではWiMAX+5Gのメリットについていくつか紹介していきます。
主な内容は以下のとおりです。
工事不要で高速通信が可能
WiMAXは工事不要、端末が届いたその日からインターネットに接続することができます。
光回線などの固定回線では、どうしても開通工事が必要なので申し込みから実際に使えるようになるまで、最低1ヶ月以上はかかってしまいます。
急ぎでWi-Fi環境が必要になった場合などにおすすめです。
光回線が使えない場合でも同等の速度で利用できる
WiMAXなら光回線を使いたかったけど、工事ができなかったり許可が取れずに使えないといった場合でも、同等の最大通信速度のWi-Fiを使うことができます。
WiMAX+5G対応エリアであれば、最大2.7Gbpsの通信が利用できるので光回線が使えない場所でも高速通信でWi-Fiを使うことができます。
光回線並の速度を屋外でも使える
WiMAXでは、モバイル型のルーターを使ってWi-Fi接続することができるので、屋外でも高速通信が利用可能となっています。
5G対応端末は最大下り通信速度2Gbps以上なので、外でもどこでも光回線並みの回線を使ってWi-Fiを繋げることができます。
制限緩和により無制限で利用することが可能
前の項目でも触れましたが、2022年2月より3日で合計15GBデータ通信で速度制限が撤廃されたので、月間データ容量は無制限で使うことができます。
以前までは、3日間で15GB以上使わないように調整する必要がありましたが、そういった心配もいらなくなったのは大きなポイントですよね。
具体的な数値についても、発表されていないので現状では無制限で利用できると考えて良いでしょう。
WiMAX5Gのデメリット|利用する際の意外な落とし穴
ここではWiMAX+5Gのデメリットについて解説していきます。
抑えておきたいポイントは以下のとおりです。
料金が複雑でわかりにくい
プロバイダによっては、月額料金が複雑でわかりにくいところがいくつかあります。
上記比較表では、GMOとくとくBBやBroad WiMAXがそれにあたります。
最初の数ヶ月から3年目まで、3年目以降と料金がバラバラなため3年間の総額で計算しないと実質的な差額がわかりません。
家計管理においても、支払金額が月によって違うと計算がややこしくなり管理しにくくなってしまいます。
なるべくシンプルにわかりやすく使いたいといった場合では、カシモWiMAXを選択するようにしましょう。
速度は理論値のため必ず実測値を確認
WiMAX+5Gでは、最大通信速度下り2.7Gbpsと謳っていますが、これは理論値と呼ばれる『技術規格上の最大通信速度』の数値を表しています。
実際の通信速度に関しては、通信環境や時間帯などによって大きく変動するため注意が必要です。
各端末、プロバイダについての実測値については『みんなのネット回線速度』というサイトで調べることができるので、参考にしてみてください。
使えないエリアもそれなりに広い
最大通信速度2.7Gbpsが使える5G対応エリアは、まだまだ拡大途中です。
上記公式サイトにて、詳細な対応エリアを調べることができるので事前に確認しておくことをおすすめします。
壁ごしや地下などでは電波の通りが悪い場合がある
WiMAXの電波は、壁ごしや地下などでは通信ができなかったり、速度が落ちてしまう場合があります。
そういった場所で通信が必要なときは、プラスエリアモードに切り替えてau4GLTEの電波を使うようにすれば安定した通信が期待できます。
WiMAX5Gの評判はどうなってる?ユーザーからの率直な口コミ
ここではWiMAX+5Gの実際の評判や口コミを紹介していきます。
参考にした口コミの内容は以下のとおりです。
トラブル無し
ちょうど契約月だから他社のWIMAX +5Gに乗り換えられるタイミングではあるのだが、面倒なのとここまで容量無制限を維持してくれた感謝も込めてGMO内で移行。
初期は速度低下・ネットワーク断がたまに起きたが、ここのところほぼトラブル無し。限界突破突然の制限で乗り換えて以来2年間ありがとう。— Hary☮ (@hary_en) March 11, 2022
WiMAXを数年使っているユーザーの口コミです。たまに遅くなることはあるものの、基本的には快適に使えているという内容です。
そのまま新しいプランに切り替えられているので、WiMAXの使い勝手に満足されていることがわかります。
通信速度が速い
上の娘、旅館の中でもswitchしながらボイチャしてる。
旅館にフリーWiFiはついてないけどWiMAXがゴキゲンな速さを出してるおかげだね。 pic.twitter.com/7Yg3M7MMLo— かじめ焼き (@kajime_yaki) January 8, 2022
速度を測ってみたところ下り84Mbps上り22Mbpsとまずまずの成績だ。少し使ってみたが速度は安定しているようだ。このアダプタにはLightning端子があり充電しながら使える所もポイント。WiMAX+5G(Speed Wi-Fi 5G X11)が遅いと思っている人はクレードルとLANアダプタ等を購入することを強くお勧めする。 pic.twitter.com/LiUQMidIsX
— カネ庄 (@okservice_) March 7, 2022
オンラインゲームをしながら、ボイスチャットをしていても問題ない通信ができているとのことです。
外出先でもそれくらい速い通信が利用できるのは助かりますね。
4Gと5Gが頻繁に切り替わってしまい通信が不安定
galaxy 5g mobile wi-fi っていうポケットwifi使ってるけど…
こいつ4Gと5Gを行ったり来たりするから、速度が不安定でホントやだ
もう使い始めて1年以上経つけど…良い点はバッテリーの保ちだけ。それ以外は前のWiMAXのほうが良かった#au#Galaxy
— アクア@FreeFSが止まらない← (@k0518a) March 8, 2022
こちらの口コミは、4Gと5G通信が頻繁に切り替わってしまい通信が不安定になってしまうという口コミです。
5Gエリアの境目などで使用すると、こういった症状がでてしまうことがあるようです。
通信が遅い
Wimax+5G遅すぎだろ
制限無くなったから変えたのに夜間の混雑時だとこんなに遅くなるの?
2+の制限掛かってるときより遅いやんか pic.twitter.com/Zv2IR3Deww— Pictmancer (@Pictmancer_) March 12, 2022
こちらの口コミは、WiMAX通信が遅いといった内容になっています。
時間帯が夜間ということもあり、使用しているユーザーが多いと回線が混雑してしまい遅くなってしまうことがよくあります。
【結論】WiMAX5Gはどんな人におすすめorおすすめじゃない?
それでは結論として、WiMAX+5Gはどういった人におすすめなのか、おすすめでない人はどういうパータンであるかについて解説していきます。
主な内容は以下のとおりです。
・無制限で使えるポケット型Wi-Fiを検討しているならおすすめ
・安くてわかりやすい料金で使いたいならおすすめしない
・提供エリア内に住んでいないならおすすめしない
出先でも高速通信を行いたい人にはおすすめ
口コミにもあったように、外出先でも高速通信が行いたい人にはWiMAXがおすすめです。
外出先でも問題なくオンラインゲームをして、ボイスチャットができる通信速度であれば十分速いといえるのではないでしょうか。
無制限で使えるポケット型Wi-Fiを検討しているならおすすめ
データ通信が日間、月間無制限で使えるポケット型Wi-Fiを、探している場合にもおすすめです。
2022年2月からWiMAXは3日で15GBの速度制限を撤廃しています。
速度制限がないWi-Fiを探している場合にも、WiMAXがおすすめといえます。
安くてわかりやすい料金で使いたいならおすすめしない
安くてわかりやすい料金でWi-Fiが使いたい場合は、WiMAXはおすすめできません。
カシモWiMAXのように一部のプロバイダであれば、シンプルな料金設定ですが他社プロバイダに比べて少し割高になってしまいます。
割安なプロバイダは、月数によって月額料金が変わってきたりなど細かい料金設定となっています。
提供エリア内に住んでいないならおすすめしない
WiMAX5Gが提供エリアでない地域にお住まいの場合は、あまりおすすめはできません。
最大通信速度下り2.7Gbpsの回線が使えないエリアだと、WiMAX+5Gの強みが最大限活かせません。
4Gだけでも問題ないという場合以外は、他社回線を検討することをおすすめします。
WiMAX5Gに関するよくある質問は?
ここではWiMAX+5Gに関するよくある質問をまとめていきます。
主な質問内容は以下のとおりです。
・WiMAX5Gはエリア外だと使えないの?
・WiMAX5Gのエリア拡大情報はある?
・WiMAX5Gのプラスエリアモードとはどのようなもの?
・WiMAX5Gとホームルーターどちらがおすすめ?
・WiMAXを機種変更するときはどうすればいい?
wimax5gのエリア検索方法が知りたい
WiMAXのエリア検索については、下記のページで行うことができます。
wimax5gはエリア外だと使えないの?
WiMAX5Gは、5G提供エリア外だと最大通信速度下り2.7Gbpsの5G回線の利用ができません。
4Gエリアについては、au回線も利用できるので幅広くカバーしており通信はできますが速度に関しては保証できません。
wimax5gのエリア拡大情報はある?
下記のページからエリア拡大の要望を出すことが可能です。
wimax5gのプラスエリアモードとはどのようなもの?
WiMAX5Gのプラスエリアモードとは、au4GLTEの高速回線が利用可能になりますが月間データ通信量は15GBと制限があります。
地下など繋がりにくい場所で通信を行いたい場合などに使用するなど、使い分けることでさらに快適にWiMAXが利用できるモードです。
wimax5gとホームルーターはどちらがおすすめ?
Wi-Fiルーターを持ち運ぶ予定が全く無い場合は、ホームルーターを選択してもいいでしょう。
ホームルーターの方が、常時電源につないでおり同時接続端末数も多いので安定した通信ができる可能性が高いです。
光回線の代わりなどで考えている場合でも、ホームルーターを選択することをおすすめします。
wimax5gを機種変更するときはどうすればいい?
WiMAXで機種変更したい場合は、それぞれ利用しているプロバイダに確認してみましょう。
プロバイダによって機種変更用のキャンペーンなどを行っている場合があり、それらを利用することでお得に機種変更ができることがあるためです。
まとめ:WiMAX5Gはエリア内に住んでいるなら検討の余地あり
この記事では、WiMAX+5Gについて紹介、解説しました。
全体を通して抑えておきたいポイントは以下のとおりです。
・WiMAX+5Gは下り最大通信速度2.7Gbpsと光回線並み
・標準モードでau回線が利用可能
・2022年2月から速度制限が撤廃され、無制限で利用可能
WiMAXは、各プロバイダによって月額料金やキャンペーン内容が大きく変わっています。
それぞれニーズに合ったものを選択することで、安くお得にWiMAXを使うことができます。
WiMAX+5G対応エリアであれば、最大通信速度下り2.7Gbpsと高速回線が利用できますが、エリアがまだまだ限定的なので事前に確認しておくことをおすすめします。
2022年2月から『3日で15GB』の速度制限も撤廃されたので、完全無制限で使えるようになりさらに使いやすいポケット型Wi-Fiとなりました。
WiMAXをお得に使って、家でも外でも快適にインターネットを利用しましょう。